長Y〖彼女の恋〗パート24
長Y〖彼女の恋〗パート24
「・・って感じで七海の話しで盛り上がったんだ。」
『何それぇ!わたしのイメージどんなのぉ!でも、そんなに話しに出してくれるなんて嬉しいね・・今から行っちゃおっかな♪』
「・・本当に!!!」
『明日お休みだし・・孝信くんがいいならだけど・・お友達とか大丈夫?』
「大丈夫、大丈夫・・逆に喜ぶよ・・夜遅いけど大丈夫?」
『大丈夫よ!すぐ行くね。で・・なんか買っていく物ある?』
それから1時間もしないうちに七海が僕(柴崎孝信)の部屋へ来ます。彼女はピンクのキャップに黒縁メガネ。白のTシャツに緑の七分丈パンツをサスペンダーで吊って、カラフルなスニーカーで片手にビールの入ったコンビニ袋をさげていました。
ニコニコ笑顔で入ってきた七海は友人の大塚と今成に挨拶をしてから僕の隣に座ります。大塚と今成は最初ポカンとした表情で新島七海(にいじま・ななみ)を観て、
[えぇ!!柴崎の彼女?あの時の?]
〚高校の後輩の?めっちゃ綺麗になったねぇ!!〛
酔っ払い2人のテンションが一気にあがり、僕も2人の反応に嬉しくなります。七海はというと、酔っ払い2人を見事に笑顔でさばいていました。4人の飲み会は進み、夜も更けていつの間にか僕は酔っ払い、寝てしまいます。
・・・・・・ハハハ・・ハハハ・・ウソダァ・・
遠くで声が聞こえました。
・・・・オオツカ?・・・・ネチャッタヨコイツ・・・・
・・・・・・・・ナナミチャン・・・・ヨッテル?・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
声が途絶えました・・。
《みんな寝ちゃったのかな?》僕は寝ぼけながら寝るか起きるか迷います。《ここはどこかな?》どうやら僕は誰かが掛けてくれた毛布と暗い部屋の感じから居間の隣の寝室にいる
ようでした。
・・・・・・・・・・・・・・アッ・・・・ハアッ・・
『ん?』
・・・・ダメ・・・・イイジャン・・ヤメテクダ・・オキナイヨ・・アアッ・・
『んん?』
・・スゴイヨ・・・・イヤラシ・・・・・キレイダ・・・
僕(柴崎孝信)の頭はだんだん醒めてきて、スリ硝子の引き戸の向こう側で何が始まっているのか理解できてきました・・。(この声は今成に違いない)グツグツと暗い嫉妬が僕に湧き上がってきました・・。
大塚雅一と今成和巳は地元の友人で、2人とも僕と同歳でした。大塚は坊主頭にヒゲ、ガタイの良さから怖いイメージを持たれますが、涙もろい優しいヤツで、僕と小・中・高と一緒で親友です。
今成は大塚の紹介で高校から知り合い、明るくて気さくな性格で誰ともすぐ仲良くなれるヤツで、僕達ともすぐ仲良くなって今ではグループの中で目立つ存在でした。長身・長髪・知的な会話に知的なメガネ・・今成はモテるのです。そして、いつもグループの下ネタの中心にいます。
そんな今成と七海が・・スリ硝子の向こうで・・僕はグツグツと暗い嫉妬をハッキリ感じていました。
・・・・ヤダ・・ウソ・・・・・・ダメ・・・・チョットダケ・・
・・聴こえて来るのは・・・テレビの音の中・・・微かな2人の押し問答・・・。
七海が辛うじて小さな抵抗をしているように聴こえたのがせめてもの救いでした・・。
僕はお酒のせいで天井がグルグル回っています。それでも、スリ硝子の方へ、のそのそ這って行きました。テレビのチカチカする光を見ながら、引き戸に近づくといくぶん良く聴
こえてくる2人の声・・。
『・・ンッ・・やめて下さい。大塚さんが・・ンッ・・起きちゃいますよ・・。』
[・・大丈夫、大丈夫。コイツ(大塚)酒が入ると全然起きないから・・・七海ちゃんの肌は本当に気持ちいいや♪]
『ほんとうに・・・やめ・・・。』
[綺麗だなぁ・・。スベスベだわ。柴崎としかエッチしてないの?もったいないよ♪七海ちゃん・・もっと楽しんだらどうかなぁ?]
『・・・・・・・・・・』
[あれれ・・否定しないの・・脈あり?・・・オレはいつでも準備OKだからね。]
僕はゆっくり引き戸を開け、2人の見える位置にカラダを動かします。それで今成の背中が見えてくる。その背中の肩辺りに七海の後頭部が・・どうやら今成は七海を後ろから抱え込んでいるようだった。
『・・本当に・・やめましょう・・孝信くんも隣に居るし・・。』
[柴崎が居なかったらいいの?じゃあ、今度デートしてくれる?]
『・・しません・・。』
[じゃあ、今夜エッチしようよ♪・・七海ちゃんのブラ、さっきからすこぉし透けていてエロかったんだよねぇ♪]
『アアンッ!・・ダメ・・ダメ・・』
それを聞いた僕は怒りの余り、立ち上がって飛び出してやろうとしましたが・・酔いがひどく、周りがグルグル回るせいで立ち上がるのに失敗したあげく・・・・急に喉の奥からこみ上げてきた・・つまり、酔っ払って吐いちゃいました。
2016/02/27
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長Y〖彼女の恋〗パート01から読みたい方は ⇒ こちら
「・・って感じで七海の話しで盛り上がったんだ。」
『何それぇ!わたしのイメージどんなのぉ!でも、そんなに話しに出してくれるなんて嬉しいね・・今から行っちゃおっかな♪』
「・・本当に!!!」
『明日お休みだし・・孝信くんがいいならだけど・・お友達とか大丈夫?』
「大丈夫、大丈夫・・逆に喜ぶよ・・夜遅いけど大丈夫?」
『大丈夫よ!すぐ行くね。で・・なんか買っていく物ある?』
それから1時間もしないうちに七海が僕(柴崎孝信)の部屋へ来ます。彼女はピンクのキャップに黒縁メガネ。白のTシャツに緑の七分丈パンツをサスペンダーで吊って、カラフルなスニーカーで片手にビールの入ったコンビニ袋をさげていました。
ニコニコ笑顔で入ってきた七海は友人の大塚と今成に挨拶をしてから僕の隣に座ります。大塚と今成は最初ポカンとした表情で新島七海(にいじま・ななみ)を観て、
[えぇ!!柴崎の彼女?あの時の?]
〚高校の後輩の?めっちゃ綺麗になったねぇ!!〛
酔っ払い2人のテンションが一気にあがり、僕も2人の反応に嬉しくなります。七海はというと、酔っ払い2人を見事に笑顔でさばいていました。4人の飲み会は進み、夜も更けていつの間にか僕は酔っ払い、寝てしまいます。
・・・・・・ハハハ・・ハハハ・・ウソダァ・・
遠くで声が聞こえました。
・・・・オオツカ?・・・・ネチャッタヨコイツ・・・・
・・・・・・・・ナナミチャン・・・・ヨッテル?・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
声が途絶えました・・。
《みんな寝ちゃったのかな?》僕は寝ぼけながら寝るか起きるか迷います。《ここはどこかな?》どうやら僕は誰かが掛けてくれた毛布と暗い部屋の感じから居間の隣の寝室にいる
ようでした。
・・・・・・・・・・・・・・アッ・・・・ハアッ・・
『ん?』
・・・・ダメ・・・・イイジャン・・ヤメテクダ・・オキナイヨ・・アアッ・・
『んん?』
・・スゴイヨ・・・・イヤラシ・・・・・キレイダ・・・
僕(柴崎孝信)の頭はだんだん醒めてきて、スリ硝子の引き戸の向こう側で何が始まっているのか理解できてきました・・。(この声は今成に違いない)グツグツと暗い嫉妬が僕に湧き上がってきました・・。
大塚雅一と今成和巳は地元の友人で、2人とも僕と同歳でした。大塚は坊主頭にヒゲ、ガタイの良さから怖いイメージを持たれますが、涙もろい優しいヤツで、僕と小・中・高と一緒で親友です。
今成は大塚の紹介で高校から知り合い、明るくて気さくな性格で誰ともすぐ仲良くなれるヤツで、僕達ともすぐ仲良くなって今ではグループの中で目立つ存在でした。長身・長髪・知的な会話に知的なメガネ・・今成はモテるのです。そして、いつもグループの下ネタの中心にいます。
そんな今成と七海が・・スリ硝子の向こうで・・僕はグツグツと暗い嫉妬をハッキリ感じていました。
・・・・ヤダ・・ウソ・・・・・・ダメ・・・・チョットダケ・・
・・聴こえて来るのは・・・テレビの音の中・・・微かな2人の押し問答・・・。
七海が辛うじて小さな抵抗をしているように聴こえたのがせめてもの救いでした・・。
僕はお酒のせいで天井がグルグル回っています。それでも、スリ硝子の方へ、のそのそ這って行きました。テレビのチカチカする光を見ながら、引き戸に近づくといくぶん良く聴
こえてくる2人の声・・。
『・・ンッ・・やめて下さい。大塚さんが・・ンッ・・起きちゃいますよ・・。』
[・・大丈夫、大丈夫。コイツ(大塚)酒が入ると全然起きないから・・・七海ちゃんの肌は本当に気持ちいいや♪]
『ほんとうに・・・やめ・・・。』
[綺麗だなぁ・・。スベスベだわ。柴崎としかエッチしてないの?もったいないよ♪七海ちゃん・・もっと楽しんだらどうかなぁ?]
『・・・・・・・・・・』
[あれれ・・否定しないの・・脈あり?・・・オレはいつでも準備OKだからね。]
僕はゆっくり引き戸を開け、2人の見える位置にカラダを動かします。それで今成の背中が見えてくる。その背中の肩辺りに七海の後頭部が・・どうやら今成は七海を後ろから抱え込んでいるようだった。
『・・本当に・・やめましょう・・孝信くんも隣に居るし・・。』
[柴崎が居なかったらいいの?じゃあ、今度デートしてくれる?]
『・・しません・・。』
[じゃあ、今夜エッチしようよ♪・・七海ちゃんのブラ、さっきからすこぉし透けていてエロかったんだよねぇ♪]
『アアンッ!・・ダメ・・ダメ・・』
それを聞いた僕は怒りの余り、立ち上がって飛び出してやろうとしましたが・・酔いがひどく、周りがグルグル回るせいで立ち上がるのに失敗したあげく・・・・急に喉の奥からこみ上げてきた・・つまり、酔っ払って吐いちゃいました。
2016/02/27
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