長Ⅱ16〖崩壊の予感〗第4回
長Ⅱ16〖崩壊の予感〗第4回
『お願い・・・。・・もう一度・・長谷川(雄一:はせがわ・ゆういち:42歳)さんと・・セックスさせて~・・・。』っていう妻(君原小百合:きみはら・さゆり:33歳)の言葉の意味を私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)は計りかねていた。単なる肉体的欲求なのか・・それは圧倒的なペニスの威力に人格的なものまで変えさせられたのか?・・・。プレイを含めて今まで体験してきたセックスの中で完全に次元の違うモノだったらしい。
夫婦間での刺激的な遊びの一環だったプレイの本質が崩れかかっている。当然、私はストップすることを考えた。これ以上、深入りしたら・・・。最悪の場合、家庭崩壊・・・。もし、長谷川が強引に小百合を犯したのなら裏から手を廻し、止めさせるくらいの付き合いは私にもある。しかし、こちら側から仕掛けている以上、そんなことは出来ない。
さらに、私が直接見たり聞いたりしていないので、その衝撃は日が経つにつれ急速に薄れつつあった。そのことが小百合との温度差を感じている原因だと思う。表面上、妻との生活は元に戻っていたが、私に遠慮してか、その後、小百合から『抱かれたい!』との言葉は出なかった。
もともと妻は私より忍耐強いし、決断も早い。4年前、私の父が脳梗塞で倒れた時、当時
の仕事をさっと止め、1年以上父の看病を家でした。この当時は刺激的なプレイの楽しさを享受していて、小百合の身体もエロく成熟し始めた時期。にもかかわらず、すべてを捨て去り看病に当たる。そういう性格なので、『もう一度!』と思わなくもなかった。小百合は目に見えない身体の変化を封印している。たが、夫の私にはそれが逆にかわいそうでもあった。
それから5月の連休明け、夜のべッドの中で何気なく口を滑らかしてしまう。「なぁ~! 小百合! もう一度、長谷川としてみるか・・・。」すると妻の目が光り表情が一変した。顔を上気させながら、『したいけど・・貴方・・イヤでしょう・・・。また、あの夜みたいに・・・。』
「そりゃ厭だけど、小百合が感じているところ・・知りたい気もする・・・。矛盾しているけどな・・・。」
『でも・・・貴方・・もし抱かれるにしても・・・。わたし・・次で終わりにするわ・・・。』
「身体が覚えてしまったら・・・。どうする・・・。」
『そのことは・・わかっているから・・・。そうするの! 私には貴方や家族が一番なの! 例え身体がどんなに感じても・・気持は貴方から絶対に離れない! それだけは信じて・・・。』
「しかし、長谷川と会う機会もそうないだろう・・・?」
『この前、名刺をいただいたの・・・。でもわたしの連絡先は教えていないわよ!』
「小百合! そんなに汗をかいて・・・。あの夜を・・思い出したのか・・・。」 第5回へ続く
2017/02/10
『お願い・・・。・・もう一度・・長谷川(雄一:はせがわ・ゆういち:42歳)さんと・・セックスさせて~・・・。』っていう妻(君原小百合:きみはら・さゆり:33歳)の言葉の意味を私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)は計りかねていた。単なる肉体的欲求なのか・・それは圧倒的なペニスの威力に人格的なものまで変えさせられたのか?・・・。プレイを含めて今まで体験してきたセックスの中で完全に次元の違うモノだったらしい。
夫婦間での刺激的な遊びの一環だったプレイの本質が崩れかかっている。当然、私はストップすることを考えた。これ以上、深入りしたら・・・。最悪の場合、家庭崩壊・・・。もし、長谷川が強引に小百合を犯したのなら裏から手を廻し、止めさせるくらいの付き合いは私にもある。しかし、こちら側から仕掛けている以上、そんなことは出来ない。
さらに、私が直接見たり聞いたりしていないので、その衝撃は日が経つにつれ急速に薄れつつあった。そのことが小百合との温度差を感じている原因だと思う。表面上、妻との生活は元に戻っていたが、私に遠慮してか、その後、小百合から『抱かれたい!』との言葉は出なかった。
もともと妻は私より忍耐強いし、決断も早い。4年前、私の父が脳梗塞で倒れた時、当時
の仕事をさっと止め、1年以上父の看病を家でした。この当時は刺激的なプレイの楽しさを享受していて、小百合の身体もエロく成熟し始めた時期。にもかかわらず、すべてを捨て去り看病に当たる。そういう性格なので、『もう一度!』と思わなくもなかった。小百合は目に見えない身体の変化を封印している。たが、夫の私にはそれが逆にかわいそうでもあった。
それから5月の連休明け、夜のべッドの中で何気なく口を滑らかしてしまう。「なぁ~! 小百合! もう一度、長谷川としてみるか・・・。」すると妻の目が光り表情が一変した。顔を上気させながら、『したいけど・・貴方・・イヤでしょう・・・。また、あの夜みたいに・・・。』
「そりゃ厭だけど、小百合が感じているところ・・知りたい気もする・・・。矛盾しているけどな・・・。」
『でも・・・貴方・・もし抱かれるにしても・・・。わたし・・次で終わりにするわ・・・。』
「身体が覚えてしまったら・・・。どうする・・・。」
『そのことは・・わかっているから・・・。そうするの! 私には貴方や家族が一番なの! 例え身体がどんなに感じても・・気持は貴方から絶対に離れない! それだけは信じて・・・。』
「しかし、長谷川と会う機会もそうないだろう・・・?」
『この前、名刺をいただいたの・・・。でもわたしの連絡先は教えていないわよ!』
「小百合! そんなに汗をかいて・・・。あの夜を・・思い出したのか・・・。」 第5回へ続く
2017/02/10
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