長Ⅱ16〖崩壊の予感〗第5回
長Ⅱ16〖崩壊の予感〗第5回
5月末の土曜日がついにきてしまう。それまで私達のセックスは激しさを増していったが、ここ1週間はあえて禁欲を貫き、妻(君原小百合:きみはら・さゆり:33歳)の身体の悪魔を焦らすのと同時に私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)の心も自分で苛めていた。小百合はだんだん口数も減り、高揚したタメ息を吐くことが多くなっている。
そして夕方6時前、待ち合わせ場所の近くに小百合を降ろすと
『・・・。行ってきます・・貴方! ワ・タ・シを待っててね・・・。』
「あ~ぁ! 最後だから・・思い切り抱かれて来いよ! 気をつけてな・・・。」
薄いサテン系のワンピースに隠された引き締まった尻をまるで貝を擦り合わせるようにクネクネと揺らせながら去って行く小百合。逆光で形の良い足のシルエットが見え隠れしているのを眺めていると急にドキドキしてくる。今回はレコーダーのホールドも間違いなく設定。前回より幾分落ち着いていた私は子供達の待つ自宅へ車を向けた。
1時間後に、妻の小百合が
『今、食事中・・・。ごめんね・・・。もう濡れ始めているの・・・。』
そのラインを見て、あの熱い高まりが甦ってくる。しかし、その後40分後のラインを見て
仰天した。
『怒らないでね・・・。お店でしゃぶらされた・・・。挿入も・・・。わたし逝ってしまった・・・。』
で訊くとレストランは個室であったことがわかった。その30分後。
『ラウンジで飲んでいる。パンティを取られて・・・。恥ずかしい・・・。』
それから9時前のライン。
『ホテルに入ったわ・・・。同じところよ。ラウンジで、指で逝かされた・・・。ごめんなさい・・ 帰ったら 悪い女だと言って、イジメテ・・ください・・・。』
私は子供達の相手をしていたからそれ程の臨場感はなかったが、心臓の鼓動は確かに早くなっている。午後11時、子供達から解放されべッドに横たわり携帯が鳴るのを今か今かと待っていた。しかし、午前1時、2時過ぎても携帯は光らない。
《幾らなんでも遅すぎる! ホテルに入って5時間も経っている!》
イライラしながら午前3時を過ぎた頃、ようやく携帯が光った。
『遅くなって・・ごめんなさい・・・。もう少しで着きます。』
それから15分くらいしてから車の止まる音がした。ヨロヨロと玄関に現れた小百合は前回以上の妖艶な顔つきで、『はい! これ・・・。』って言いいながらボイスレコーダーを手渡し玄関先に座り込んでしまう。まだ、録音の赤ランプがついていた。
「シャワーは・・・?」
『うん浴びてきたわ・・でも、まだ彼のが中に残っているの・・・。』
私が手を引いて2階へ上がろうとするのだが、小百合の足が動かない。
『あなた・・・。助けて・・・。腰が抜けているの・・・。』
妻を抱き上げてようやくべッドに腰かけさせ着替えさせる。
「遅かったね~。また激しくやられた・・・?」
『ごめんなさい・・・。気を失って・・・。気が付いたけど、起き上がれなかったの・・・。』
「・・・・・そんなになるまで何をされたんだ・・・。」
『あなた・・・。やっぱり・・録音を聞くの・・・?』
「あ~聞きたいよ! 小百合の本当の姿・・聞いてみたい!」
『でも・・・。わたし聞かれたくない・・・。きっと・・ショックで・・・。貴方、わたしをきっと嫌いになる・・・。物凄く狂っているから・・・。いやらしい言葉もいっぱい・・・。』
「大丈夫だよ・・どんなことになっていても俺の大事な奥さんなんだから・・・。」
『貴方・・・。ごめんなさい・・こんないやらしい女で・・・。』
小百合は目にいっぱい涙を溜め、私に抱き付いて泣き始めた。 第6回へ続く
2017/02/16
5月末の土曜日がついにきてしまう。それまで私達のセックスは激しさを増していったが、ここ1週間はあえて禁欲を貫き、妻(君原小百合:きみはら・さゆり:33歳)の身体の悪魔を焦らすのと同時に私(君原真一:きみはら・しんいち:38歳)の心も自分で苛めていた。小百合はだんだん口数も減り、高揚したタメ息を吐くことが多くなっている。
そして夕方6時前、待ち合わせ場所の近くに小百合を降ろすと
『・・・。行ってきます・・貴方! ワ・タ・シを待っててね・・・。』
「あ~ぁ! 最後だから・・思い切り抱かれて来いよ! 気をつけてな・・・。」
薄いサテン系のワンピースに隠された引き締まった尻をまるで貝を擦り合わせるようにクネクネと揺らせながら去って行く小百合。逆光で形の良い足のシルエットが見え隠れしているのを眺めていると急にドキドキしてくる。今回はレコーダーのホールドも間違いなく設定。前回より幾分落ち着いていた私は子供達の待つ自宅へ車を向けた。
1時間後に、妻の小百合が
『今、食事中・・・。ごめんね・・・。もう濡れ始めているの・・・。』
そのラインを見て、あの熱い高まりが甦ってくる。しかし、その後40分後のラインを見て
仰天した。
『怒らないでね・・・。お店でしゃぶらされた・・・。挿入も・・・。わたし逝ってしまった・・・。』
で訊くとレストランは個室であったことがわかった。その30分後。
『ラウンジで飲んでいる。パンティを取られて・・・。恥ずかしい・・・。』
それから9時前のライン。
『ホテルに入ったわ・・・。同じところよ。ラウンジで、指で逝かされた・・・。ごめんなさい・・ 帰ったら 悪い女だと言って、イジメテ・・ください・・・。』
私は子供達の相手をしていたからそれ程の臨場感はなかったが、心臓の鼓動は確かに早くなっている。午後11時、子供達から解放されべッドに横たわり携帯が鳴るのを今か今かと待っていた。しかし、午前1時、2時過ぎても携帯は光らない。
《幾らなんでも遅すぎる! ホテルに入って5時間も経っている!》
イライラしながら午前3時を過ぎた頃、ようやく携帯が光った。
『遅くなって・・ごめんなさい・・・。もう少しで着きます。』
それから15分くらいしてから車の止まる音がした。ヨロヨロと玄関に現れた小百合は前回以上の妖艶な顔つきで、『はい! これ・・・。』って言いいながらボイスレコーダーを手渡し玄関先に座り込んでしまう。まだ、録音の赤ランプがついていた。
「シャワーは・・・?」
『うん浴びてきたわ・・でも、まだ彼のが中に残っているの・・・。』
私が手を引いて2階へ上がろうとするのだが、小百合の足が動かない。
『あなた・・・。助けて・・・。腰が抜けているの・・・。』
妻を抱き上げてようやくべッドに腰かけさせ着替えさせる。
「遅かったね~。また激しくやられた・・・?」
『ごめんなさい・・・。気を失って・・・。気が付いたけど、起き上がれなかったの・・・。』
「・・・・・そんなになるまで何をされたんだ・・・。」
『あなた・・・。やっぱり・・録音を聞くの・・・?』
「あ~聞きたいよ! 小百合の本当の姿・・聞いてみたい!」
『でも・・・。わたし聞かれたくない・・・。きっと・・ショックで・・・。貴方、わたしをきっと嫌いになる・・・。物凄く狂っているから・・・。いやらしい言葉もいっぱい・・・。』
「大丈夫だよ・・どんなことになっていても俺の大事な奥さんなんだから・・・。」
『貴方・・・。ごめんなさい・・こんないやらしい女で・・・。』
小百合は目にいっぱい涙を溜め、私に抱き付いて泣き始めた。 第6回へ続く
2017/02/16
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