長Ⅱ3『わたしを守って』第20話
長Ⅱ3『わたしを守って』第20話
川岸で3人を迎えると、藤森真一(ふじもり・しんいち:36才)は妻(司文乃:つかさ・ふみの:33才)から離れていました。やはり藤森の体の密着により、妻の頬は火照っています。娘の佳奈(かな:7才)を下ろして妻の手をとると、妻の手はジワッと濡れていました。私(司道孝:つかさ・みちたか:36才)は、なんともいえない火照りをからだからも、潤んだような目からも感じて驚きます。
帰りの車中は意外にも妻の文乃が助手席にいち早く座ってしまいました。佳奈は散々抗議していましたが、ボートでの妻の体への密着をこころよく思わなかったと解釈したのか、藤森はあからさまに落ち込んだ表情になります。
私も最初はそう思いましたが、車中で藤森に手を出されたときに私に発見されるのを恐れての行為ではないかと、私らしからぬ積極思考(ポジティブ・シンキング)に走っていました。勿論、藤森の性的な責めに、揺れ動く妻の心情を想像すると、最高に興奮してきます。
途中、ガソリンスタンドで妻と娘がトイレに行った時、急いで走って戻ってきた佳奈が助手席に座ってしまいました。戻った妻は驚いて、ちょっと躊躇していましたが、あきらめて後ろにすわります。
それから、妻はドアにもたれて眠って(?)しまいました。万が一を期待して、ルームミラーを下げて二人の間に藤森の手が出てこないかとワクワクします。しかし、ついに何も起こらず、私の目を二人は恐れているんだとこれまたプラス思考で帰途に着きました。
家に帰り、二日、三日と経つうちに、どんどん日常の感覚が戻ってくる。親友の藤森に妻を犯させる計画も、休み明けの調子の出ない仕事のストレスで、余裕がなく、中断せざるをえなくなりました。約1週間が経過して、ようやく仕事も調子が戻ってくる。それで少し頭にゆとりが出てきた頃、仕事が終えて帰り支度をしていた時に、ふと妻を寝取らせる事が頭によぎりました。しかし、ひどく現実離れした計画で(具体策は思いついていませんでしたが)ハードルがひどく高く見えて、焦ります。
いつの間にか、頭の中がまるでキャンプ場に行く前の感覚になっていて、キャンプ場での出来事が、ひどく遠い記憶のような気がしました。仕事が億劫(おっく)でなくなった代わりに、妻を犯させる事がひどく大変な事に思えてしまいます。
しかし家に帰り、妻を見たとき、私のスイッチが又入れられた事がわかりました。妻の動きに、キッチンの後姿に、文乃の肉体を生々しく感じてきて、どんどんとキャンプ場での興奮が鮮明によみがえってきました。《妻は今、キャンプ場の記憶をどう思っているんだろうか? 藤森の事を今、どう思っているんだろうか?》と、考え始めます。でも見た目は全く何事も無かったかのような普段の妻に戻っていました。 第21話に続く
2017/01/31
川岸で3人を迎えると、藤森真一(ふじもり・しんいち:36才)は妻(司文乃:つかさ・ふみの:33才)から離れていました。やはり藤森の体の密着により、妻の頬は火照っています。娘の佳奈(かな:7才)を下ろして妻の手をとると、妻の手はジワッと濡れていました。私(司道孝:つかさ・みちたか:36才)は、なんともいえない火照りをからだからも、潤んだような目からも感じて驚きます。
帰りの車中は意外にも妻の文乃が助手席にいち早く座ってしまいました。佳奈は散々抗議していましたが、ボートでの妻の体への密着をこころよく思わなかったと解釈したのか、藤森はあからさまに落ち込んだ表情になります。
私も最初はそう思いましたが、車中で藤森に手を出されたときに私に発見されるのを恐れての行為ではないかと、私らしからぬ積極思考(ポジティブ・シンキング)に走っていました。勿論、藤森の性的な責めに、揺れ動く妻の心情を想像すると、最高に興奮してきます。
途中、ガソリンスタンドで妻と娘がトイレに行った時、急いで走って戻ってきた佳奈が助手席に座ってしまいました。戻った妻は驚いて、ちょっと躊躇していましたが、あきらめて後ろにすわります。
それから、妻はドアにもたれて眠って(?)しまいました。万が一を期待して、ルームミラーを下げて二人の間に藤森の手が出てこないかとワクワクします。しかし、ついに何も起こらず、私の目を二人は恐れているんだとこれまたプラス思考で帰途に着きました。
家に帰り、二日、三日と経つうちに、どんどん日常の感覚が戻ってくる。親友の藤森に妻を犯させる計画も、休み明けの調子の出ない仕事のストレスで、余裕がなく、中断せざるをえなくなりました。約1週間が経過して、ようやく仕事も調子が戻ってくる。それで少し頭にゆとりが出てきた頃、仕事が終えて帰り支度をしていた時に、ふと妻を寝取らせる事が頭によぎりました。しかし、ひどく現実離れした計画で(具体策は思いついていませんでしたが)ハードルがひどく高く見えて、焦ります。
いつの間にか、頭の中がまるでキャンプ場に行く前の感覚になっていて、キャンプ場での出来事が、ひどく遠い記憶のような気がしました。仕事が億劫(おっく)でなくなった代わりに、妻を犯させる事がひどく大変な事に思えてしまいます。
しかし家に帰り、妻を見たとき、私のスイッチが又入れられた事がわかりました。妻の動きに、キッチンの後姿に、文乃の肉体を生々しく感じてきて、どんどんとキャンプ場での興奮が鮮明によみがえってきました。《妻は今、キャンプ場の記憶をどう思っているんだろうか? 藤森の事を今、どう思っているんだろうか?》と、考え始めます。でも見た目は全く何事も無かったかのような普段の妻に戻っていました。 第21話に続く
2017/01/31
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