中Ⅱ17[自己犠牲と長続き]第四章その2(18)
中Ⅱ17[自己犠牲と長続き]第四章その2(18)
第四章その1(17)
長い間待ち望んでいたことがもうすぐ我が身に施され、先程をはるかに凌ぐ悦びを期待しているのか・・・そのぷっくりした切れ込みが息づいて、嬉々としているように見えてしまう。黒沢雅之(くろさわ・まさゆき:45歳)さんのペニスを手にした妻(山下芳恵:やました・よしえ:45歳)が、緩やかな上下の動きを加え始めました。それはまるで、これから自分の中に押し入ってくるものを愛おしむように・・・。
愛しい男に言われたことともなると、夢中になってしまうのか?後ろにいる私(山下一雄:やました・かずお:49歳)のことなど、全く思いの中に入っていないようです。もし何か、妻が思い浮かべるものがあるとすれば、それは・・・今、手にしているものを我が身に迎え入れ、体をくねらせている自分の姿だけなのでしょう。
丸めた手指を動かす度に、次第に硬さを増す肉茎と、妖しい艶を帯び、赤黒く張り詰めていく亀頭・・・・。
《あぁ・・・もうすぐ、あれが芳恵の中に・・・・・・》
次第に猛々しくなっていく他人の勃起が私の目の先で誇示されると、流石に胸が押し潰されそうな気持ちになってきます。
やがて、黒沢さんが膝を折り曲げ、股間を目いっぱいに開きながら、下腹部を陰所に近づけていきました。自分の方へ覆いかぶさってくる黒沢さんを下から見上げる妻の視線も、心もち潤んでいる。
〔挿れますよ。いいですか?〕
『いいゎ・・・・。』
芳恵が、ぽっつりとつぶやいた。二人の恥態を眺めている私の位置は、ベッドのやや斜め後ろ・・・この位置からでは、黒沢さんが上体を起こしている限り、逞しい上半身だけが際立って殆んど何も見えません。
それでも、黒沢さんが妻の腰脇に手をついて上体を前に傾けていくと、股間の隙間から、膨れあがった睾丸とそこに根を張る陰茎、それに女陰の一部が見えてきます。黒沢さんが、片手で肉茎(ペニス)の角度を整えながら、大きく張り詰めた亀頭をゆっくりと秘口に宛がっていきました。
すると、妻もその緩慢な動きに応え、膣口で感じるものを迎え入れようと僅かに腰を浮かせる・・・傍で佇む私に、『しっかり、手を握っていて・・・。』って囁いたのは、かなり以前のことだ。潤んだような眼差しで、私の許しを求めてきた姿も今は無い。《愛しい男に抱かれ、ましてや、夫がそのことを望んでいるとなると、すべての恥じらいが消えてしまって、夫への背徳を自責する気持ちなんて、これっぽっちも残っていないのだろう》 第四章その3(19)に続く
2018/02/06
第四章その1(17)
長い間待ち望んでいたことがもうすぐ我が身に施され、先程をはるかに凌ぐ悦びを期待しているのか・・・そのぷっくりした切れ込みが息づいて、嬉々としているように見えてしまう。黒沢雅之(くろさわ・まさゆき:45歳)さんのペニスを手にした妻(山下芳恵:やました・よしえ:45歳)が、緩やかな上下の動きを加え始めました。それはまるで、これから自分の中に押し入ってくるものを愛おしむように・・・。
愛しい男に言われたことともなると、夢中になってしまうのか?後ろにいる私(山下一雄:やました・かずお:49歳)のことなど、全く思いの中に入っていないようです。もし何か、妻が思い浮かべるものがあるとすれば、それは・・・今、手にしているものを我が身に迎え入れ、体をくねらせている自分の姿だけなのでしょう。
丸めた手指を動かす度に、次第に硬さを増す肉茎と、妖しい艶を帯び、赤黒く張り詰めていく亀頭・・・・。
《あぁ・・・もうすぐ、あれが芳恵の中に・・・・・・》
次第に猛々しくなっていく他人の勃起が私の目の先で誇示されると、流石に胸が押し潰されそうな気持ちになってきます。
やがて、黒沢さんが膝を折り曲げ、股間を目いっぱいに開きながら、下腹部を陰所に近づけていきました。自分の方へ覆いかぶさってくる黒沢さんを下から見上げる妻の視線も、心もち潤んでいる。
〔挿れますよ。いいですか?〕
『いいゎ・・・・。』
芳恵が、ぽっつりとつぶやいた。二人の恥態を眺めている私の位置は、ベッドのやや斜め後ろ・・・この位置からでは、黒沢さんが上体を起こしている限り、逞しい上半身だけが際立って殆んど何も見えません。
それでも、黒沢さんが妻の腰脇に手をついて上体を前に傾けていくと、股間の隙間から、膨れあがった睾丸とそこに根を張る陰茎、それに女陰の一部が見えてきます。黒沢さんが、片手で肉茎(ペニス)の角度を整えながら、大きく張り詰めた亀頭をゆっくりと秘口に宛がっていきました。
すると、妻もその緩慢な動きに応え、膣口で感じるものを迎え入れようと僅かに腰を浮かせる・・・傍で佇む私に、『しっかり、手を握っていて・・・。』って囁いたのは、かなり以前のことだ。潤んだような眼差しで、私の許しを求めてきた姿も今は無い。《愛しい男に抱かれ、ましてや、夫がそのことを望んでいるとなると、すべての恥じらいが消えてしまって、夫への背徳を自責する気持ちなんて、これっぽっちも残っていないのだろう》 第四章その3(19)に続く
2018/02/06
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