中P〖妻と部長〗第3話
中P〖妻と部長〗第3話
その日が近付くにつれて、少し不安になってきた。真田部長のプライベートの集まりという事だがどんな人達の集まりなのだろうか?聞く機会を逃してしまった為、今更聞くに聞けない。私も同席出来るだろうから、滅多な事は起こらないだろう。一人で納得した。妻の愛美(まなみ)は最初は渋々だったが今はその日が楽しみでしょうがないといった感じだ。何を着て行こうかと毎日頭を悩ませている。
そして、その日がやってくる。食事会は夜なのだが真田部長がランチをご馳走してくれる事になり、昼間から出掛けていった。愛美はこの日のために購入したオフホワイトのスーツを着ていた。ブラウスは胸のあたり強調されている感じで谷間がチラチラと見える。スカートは短めで自慢の脚をさらけ出している。改めて、妻を美しく愛おしいと思った。
ランチは和食で真田部長の行きつけの小料理屋だった。雑誌などにも取り上げられることもあるお店で限定ランチが人気である。真田部長は愛美を和ませるため、色々と気を使って話している。愛美が打ち解けていく内に私は不安になっていく。
真田部長は愛美の服装を誉めてくれたが、〔パーティードレスの方がいいと思う。〕と言い出し、〔これから買いに行こう。〕と言う。今夜の食事会に愛美を代理妻として参加するから、〔自分で愛美をプロデュースしたいのだ。〕とも言ってきた。そして、私には〔(真田部長の)車の給油と洗車をしてきて欲しい。〕と云ってきた。
私の答えを待つ前に真田部長は席を立ち、会計に向かう。会計を済ませると真田部長は車の鍵を私に渡し、替わりに私の車の鍵を受け取った。真田部長は愛美をエスコートして、私の車に乗ると午後6時に迎えに来て欲しいとだけといい、車を走らせた。
私は呆然と立ち尽くし、2人を見送った後も立ち尽くしていた。なぜだか自分の考えていた方向と違う方向に向かっている気がしている。そんな事を考えているとふいに怖くなり、何かから逃げるように真田部長の車に乗り込み、ガソリンスタンドに向かった。
午後6時になるまでかなり時間がある。何かをしていないと落ち着かない為、洗車機を使わずに手洗いで洗車する事にした。久しぶりにした手洗いでの洗車に多少手間取ったが余計な事も考えずに集中出来た。それでも時間が余ってしまい、ネットカフェで時間を潰した。そして、いよいよ6時が近付いてきた。少し早かったが真田部長の家に向かった。
真田部長の家には待ち合わせの10分前に到着した。車を停車させ、インターホンを押して待つ。『はい、どちら様。』と愛美の声が返ってきた。「愛美、俺だよ。重隆だ。」と返すと『伊勢さんね。主人と出て行くから、少し待っていてくださいね。』と返してきた。『あなた』ではなく『伊勢さん』と呼ばれたこと、真田部長を『主人』と呼んだに腹が立ったが言い返しもせずに車で待つことにした。
少しして玄関が開き、タキシードを着た真田部長が出てくる。私は車から降りた。「どんな食事会なんだ?」そして、真田部長の後にブルーのドレスで着飾った愛美が出てきた。“我が目を疑った。”それは、つい先程まで腹を立てていた事を忘れるくらいの衝撃であった。
ブルーのドレスの上に薄いラベンダー色のショールを掛けている。ショールで判り難いがドレスの胸元は谷間が見えるくらい深い切り込みが入っているようだ。体のラインがはっきりと分かるくらいタイトで愛美の大きなお尻が強調されている。下半身を見ると右側にスリットが太ももの辺りまで入っている。髪もメイクもプロにしてもらったのだろう。いつも以上に綺麗に見えた。もし愛美を知っている人が見てもほとんどの人が別人だと思うだろう。
愛美の変貌振りを呆然として見ていると急に股間がムクムクと違和感を覚えた。平静を装うように真田部長を後部座席に導いた。真田部長はドアの手前で立ち止まると愛美を誘導して後部座席に先に入れてから、自分が座った。私は愛美が隣に座ると思っていた為、肩透かしをくった形になった。納得はしていないが運転席に座って、エンジンをかけた。
2015/01/31
その日が近付くにつれて、少し不安になってきた。真田部長のプライベートの集まりという事だがどんな人達の集まりなのだろうか?聞く機会を逃してしまった為、今更聞くに聞けない。私も同席出来るだろうから、滅多な事は起こらないだろう。一人で納得した。妻の愛美(まなみ)は最初は渋々だったが今はその日が楽しみでしょうがないといった感じだ。何を着て行こうかと毎日頭を悩ませている。
そして、その日がやってくる。食事会は夜なのだが真田部長がランチをご馳走してくれる事になり、昼間から出掛けていった。愛美はこの日のために購入したオフホワイトのスーツを着ていた。ブラウスは胸のあたり強調されている感じで谷間がチラチラと見える。スカートは短めで自慢の脚をさらけ出している。改めて、妻を美しく愛おしいと思った。
ランチは和食で真田部長の行きつけの小料理屋だった。雑誌などにも取り上げられることもあるお店で限定ランチが人気である。真田部長は愛美を和ませるため、色々と気を使って話している。愛美が打ち解けていく内に私は不安になっていく。
真田部長は愛美の服装を誉めてくれたが、〔パーティードレスの方がいいと思う。〕と言い出し、〔これから買いに行こう。〕と言う。今夜の食事会に愛美を代理妻として参加するから、〔自分で愛美をプロデュースしたいのだ。〕とも言ってきた。そして、私には〔(真田部長の)車の給油と洗車をしてきて欲しい。〕と云ってきた。
私の答えを待つ前に真田部長は席を立ち、会計に向かう。会計を済ませると真田部長は車の鍵を私に渡し、替わりに私の車の鍵を受け取った。真田部長は愛美をエスコートして、私の車に乗ると午後6時に迎えに来て欲しいとだけといい、車を走らせた。
私は呆然と立ち尽くし、2人を見送った後も立ち尽くしていた。なぜだか自分の考えていた方向と違う方向に向かっている気がしている。そんな事を考えているとふいに怖くなり、何かから逃げるように真田部長の車に乗り込み、ガソリンスタンドに向かった。
午後6時になるまでかなり時間がある。何かをしていないと落ち着かない為、洗車機を使わずに手洗いで洗車する事にした。久しぶりにした手洗いでの洗車に多少手間取ったが余計な事も考えずに集中出来た。それでも時間が余ってしまい、ネットカフェで時間を潰した。そして、いよいよ6時が近付いてきた。少し早かったが真田部長の家に向かった。
真田部長の家には待ち合わせの10分前に到着した。車を停車させ、インターホンを押して待つ。『はい、どちら様。』と愛美の声が返ってきた。「愛美、俺だよ。重隆だ。」と返すと『伊勢さんね。主人と出て行くから、少し待っていてくださいね。』と返してきた。『あなた』ではなく『伊勢さん』と呼ばれたこと、真田部長を『主人』と呼んだに腹が立ったが言い返しもせずに車で待つことにした。
少しして玄関が開き、タキシードを着た真田部長が出てくる。私は車から降りた。「どんな食事会なんだ?」そして、真田部長の後にブルーのドレスで着飾った愛美が出てきた。“我が目を疑った。”それは、つい先程まで腹を立てていた事を忘れるくらいの衝撃であった。
ブルーのドレスの上に薄いラベンダー色のショールを掛けている。ショールで判り難いがドレスの胸元は谷間が見えるくらい深い切り込みが入っているようだ。体のラインがはっきりと分かるくらいタイトで愛美の大きなお尻が強調されている。下半身を見ると右側にスリットが太ももの辺りまで入っている。髪もメイクもプロにしてもらったのだろう。いつも以上に綺麗に見えた。もし愛美を知っている人が見てもほとんどの人が別人だと思うだろう。
愛美の変貌振りを呆然として見ていると急に股間がムクムクと違和感を覚えた。平静を装うように真田部長を後部座席に導いた。真田部長はドアの手前で立ち止まると愛美を誘導して後部座席に先に入れてから、自分が座った。私は愛美が隣に座ると思っていた為、肩透かしをくった形になった。納得はしていないが運転席に座って、エンジンをかけた。
2015/01/31
- 関連記事
-
- 中P〖妻と部長〗第1話 (2015/01/13)
- 中P〖妻と部長〗第2話 (2015/01/27)
- 中P〖妻と部長〗第3話 (2015/01/31)
- 中P〖妻と部長〗第4話 (2015/02/18)
- 中P〖妻と部長〗第5話 (2015/02/22)
- 中P〖妻と部長〗第6話 (2015/04/02)
- 中P〖妻と部長〗第7話 (2015/04/07)
- 中P〖妻と部長〗第8話 (2015/04/09)
- 中P〖妻と部長〗第9話 (2015/04/15)
- 中P〖妻と部長〗第10話 (2015/04/20)
- 中P〖妻と部長〗第11話 (2015/04/24)
- 中P〖妻と部長〗第12話 (2015/04/27)
- 中P〖妻と部長〗第13話 (2015/05/14)
- 中P〖妻と部長〗第14話 (2015/06/01)
- 中P〖妻と部長〗第15話 (2015/06/18)
コメント
コメントの投稿