中P〖妻と部長〗第15話
中P〖妻と部長〗第15話
私達は呼吸が整うまでに時間が掛かった。こんなに激しいセックスはおそらく初めてだ。呼吸が整うとお互いにそんな事を言い合った。腕の中の涼子には先程までのいやらしさはなくなり、どこかサッパリとした感じと言うか吹っ切れたような感じがする。涼子はポツポツと自分の事を話し始めた。
浮気は私(伊勢重隆)が初めてらしい。発端は旦那の浮気。別れる気はなく、麻紀に相談したところ、「涼子も浮気をしたら。」と言われた。散々悩んだが踏み切れず、紹介されたのがパーティーに同席したパートナーだった。
しかし、受け入れられずにパーティー当日の今日、部屋を別々にしてもらった。私が選ばれた理由はタイプだったのは言うまでもないが何かに悩んでいてどこか寂しげで、助けてあげたいとか守ってあげたいとかそんな感情からだそうだ。
涼子に初めての浮気について感想を聞いてみた。〚こんなに気持ちいいセックスは初めてなので、またしてみたいけど、仕返しは一度で十分でもう浮気はしないだろう。〛と言う。その後に〚でも伊勢さんとなら考えてもいいけど。〛と付け加えてくれた。
涼子の言葉は嬉しかったが、私は急に不安になった。《今頃、妻の愛美(まなみ)はどうしているだろうか?あのまま寝ただろうか?知らないはずだが私の腹いせに…。そして、真田部長は約束を守ってくれただろうか?》
私の微妙な心の変化に気づいたのか涼子が私の上に乗ってきて、優しくキスをしてきた。それから全身を舌で愛撫し始める。気分は乗らなかったが涼子の献身的な奉仕で私もその気になり、二回戦へと突入した。先程の獣の交尾のような激しさはなく、お互いがお互いを慰めあい、愛しむようなまったりとした行為であった。涼子は何度も気を遣り、最後には涙を流しながら逝ってしまった。
二回戦終了後、そのまま泊まろうかと思いながら睦みあっていたところに麻紀が戻ってきた。仕方がないので、服を着て部屋を後にした。部屋に戻ると、涼子に≪また逢いたい。≫とメールを送った。返事は勿論OKだった。ひとりになり、最初は涼子との行為を思い出しニヤニヤしていたがそんな気分も長くは続かず、愛美の事を考えるようになっていた。
時計は午前3時を回っている。朝食まで時間はある。私は少しでも寝ようと努めるが色々な事が頭をよぎりなかなか寝付けない。兎に角、目を瞑り寝ようとする。知らないうちにウトウトと眠りに落ちた。
朝は8時前に目が覚める。私は睡眠不足で体がダルいがシャワーを浴びてレストランに向かった。レストランに向かったものの、愛美と真田部長にどんな顔をして会えば良いのかわからず、入り口の手前で足取りが重くなる。考えていても仕方ないので腹を括って入ることにした。
レストランの中に入り、さらっと見回す。愛美達はいないようだ。じっくりと見たかったが怪しまれるのも嫌だったのでトレイを手に取り、バイキングの料理を取り始めた。デザートのところで涼子が〚おはようございます。〛と声を掛けてきたが例のパートナーも来ているようなので会話は挨拶だけに留めた。Sかし、涼子に会えた事で少し気分が良くなる。
私は窓側のテーブルに座った。部屋全体がほぼ見渡せる場所だった。涼子達は入り口に近いテーブルにいる。パートナー達は背中を向けているのでこちらから顔は見えない。やはり、愛美達は見当たらない。時計を見てみると八時半を回っている。10時のチェックアウトなのでそろそろ食事に来ても良い頃だが…。愛美の化粧に時間が掛かっているのだろうか。ゆっくりと食事をしていた。涼子達がレストランを出ていく時、パートナーの顔がチラリと見えた。不思議と優越感が湧いてきた。《あなたのパートナーを昨夜頂きました。》と心の中で呟き、ニヤリとした。
私は食後のコーヒーを飲みながら、愛美達が来るのを待っていたが、午前九時の朝食バイキング終了の時間が近づいてきた。流石にこの時間から朝食に来ないだろう。昨夜、愛美はあのまま寝てしまい、今朝は、きっと早く目覚めたのだ。朝食も早く済ませ、私が来る頃には部屋に戻ったのだと結論付ける。自分の推測に納得したところで席を立った。
2015/06/18
私達は呼吸が整うまでに時間が掛かった。こんなに激しいセックスはおそらく初めてだ。呼吸が整うとお互いにそんな事を言い合った。腕の中の涼子には先程までのいやらしさはなくなり、どこかサッパリとした感じと言うか吹っ切れたような感じがする。涼子はポツポツと自分の事を話し始めた。
浮気は私(伊勢重隆)が初めてらしい。発端は旦那の浮気。別れる気はなく、麻紀に相談したところ、「涼子も浮気をしたら。」と言われた。散々悩んだが踏み切れず、紹介されたのがパーティーに同席したパートナーだった。
しかし、受け入れられずにパーティー当日の今日、部屋を別々にしてもらった。私が選ばれた理由はタイプだったのは言うまでもないが何かに悩んでいてどこか寂しげで、助けてあげたいとか守ってあげたいとかそんな感情からだそうだ。
涼子に初めての浮気について感想を聞いてみた。〚こんなに気持ちいいセックスは初めてなので、またしてみたいけど、仕返しは一度で十分でもう浮気はしないだろう。〛と言う。その後に〚でも伊勢さんとなら考えてもいいけど。〛と付け加えてくれた。
涼子の言葉は嬉しかったが、私は急に不安になった。《今頃、妻の愛美(まなみ)はどうしているだろうか?あのまま寝ただろうか?知らないはずだが私の腹いせに…。そして、真田部長は約束を守ってくれただろうか?》
私の微妙な心の変化に気づいたのか涼子が私の上に乗ってきて、優しくキスをしてきた。それから全身を舌で愛撫し始める。気分は乗らなかったが涼子の献身的な奉仕で私もその気になり、二回戦へと突入した。先程の獣の交尾のような激しさはなく、お互いがお互いを慰めあい、愛しむようなまったりとした行為であった。涼子は何度も気を遣り、最後には涙を流しながら逝ってしまった。
二回戦終了後、そのまま泊まろうかと思いながら睦みあっていたところに麻紀が戻ってきた。仕方がないので、服を着て部屋を後にした。部屋に戻ると、涼子に≪また逢いたい。≫とメールを送った。返事は勿論OKだった。ひとりになり、最初は涼子との行為を思い出しニヤニヤしていたがそんな気分も長くは続かず、愛美の事を考えるようになっていた。
時計は午前3時を回っている。朝食まで時間はある。私は少しでも寝ようと努めるが色々な事が頭をよぎりなかなか寝付けない。兎に角、目を瞑り寝ようとする。知らないうちにウトウトと眠りに落ちた。
朝は8時前に目が覚める。私は睡眠不足で体がダルいがシャワーを浴びてレストランに向かった。レストランに向かったものの、愛美と真田部長にどんな顔をして会えば良いのかわからず、入り口の手前で足取りが重くなる。考えていても仕方ないので腹を括って入ることにした。
レストランの中に入り、さらっと見回す。愛美達はいないようだ。じっくりと見たかったが怪しまれるのも嫌だったのでトレイを手に取り、バイキングの料理を取り始めた。デザートのところで涼子が〚おはようございます。〛と声を掛けてきたが例のパートナーも来ているようなので会話は挨拶だけに留めた。Sかし、涼子に会えた事で少し気分が良くなる。
私は窓側のテーブルに座った。部屋全体がほぼ見渡せる場所だった。涼子達は入り口に近いテーブルにいる。パートナー達は背中を向けているのでこちらから顔は見えない。やはり、愛美達は見当たらない。時計を見てみると八時半を回っている。10時のチェックアウトなのでそろそろ食事に来ても良い頃だが…。愛美の化粧に時間が掛かっているのだろうか。ゆっくりと食事をしていた。涼子達がレストランを出ていく時、パートナーの顔がチラリと見えた。不思議と優越感が湧いてきた。《あなたのパートナーを昨夜頂きました。》と心の中で呟き、ニヤリとした。
私は食後のコーヒーを飲みながら、愛美達が来るのを待っていたが、午前九時の朝食バイキング終了の時間が近づいてきた。流石にこの時間から朝食に来ないだろう。昨夜、愛美はあのまま寝てしまい、今朝は、きっと早く目覚めたのだ。朝食も早く済ませ、私が来る頃には部屋に戻ったのだと結論付ける。自分の推測に納得したところで席を立った。
2015/06/18
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