中P〖妻と部長〗第10話
中P〖妻と部長〗第10話
部屋の真ん中にダブルベッドが置いてある。キングサイズだろうか?ベッドの対面に60インチのテレビ。窓側にソファとテーブルがあった。テーブルにはウィスキーと氷が置いてある。この部屋で妻の愛美(まなみ)は泊まるのだろうか?真田部長と…。何も起きないといいが…。いや、すでに何か起きた後かもしれない。
パーティーが終了した後の空白の時間。本当にお茶をしていたのだろうか?すでにここで抱かれていたのではないか?なぜ2人ともシャワー浴びたのか?疑惑がどんどん膨らんでいく。そんなことを考えながらベッドを見る。別段、乱れは感じられない。ベッドメイキングされたままの状態だ。やはり、本当にお茶をしていたのだろうと勝手に納得する事にした。
部屋を見回していると浴室からガチャリとノブの回る音がしてバスローブを羽織り、バスタオルで髪を拭きながら真田部長が出てくる。〔伊勢君もう来ていたんだ。〕、「今来たところです。」真田部長はベッドの方に向かい、枕を取るとソファに座った。そして、愛美がその隣に座る。
真田部長は私にベッドに座るように奨めてきた。なぜ愛美は真田部長の隣に座るのかが理解が出来なかった。もうパーティーは終了したのに。それに私の妻なのに。私は渋々ベッドの端に腰掛けた。私は不満げな顔をしているのだろう。先程から気分を抑えきれない。
私のせいで変な空気が流れているのが分かる。何とか気分を変えないといけないと思っていると真田部長の方から話しかけてきた。愛美は三人分の水割りを作り始めている。真田部長は姿勢を改めると、
〔伊勢君、今日は愛美さんを貸してくれて本当にありがとう。君が提案してくれたお陰ですごく気分が良かったよ。〕
「いえいえ。喜んで頂けたなら私もうれしいです。愛美も楽しんだんだろ?」
『料理も美味しかったし、良い人ばかりだったわ。』
と言って愛美は真田部長と目を合わせて笑った。それを見て、また嫌な気分になった。
〔伊勢君、愛美ちゃんは大人気だったんだぞ。綺麗でスタイルも良いし。鼻が高かったよ。君が自慢するだけあったよ。本当に・・。〕
『嘘ぉ!いつも褒めてくれないよね。』と私の方を見ながら、愛美は言った。
〔本当だよ、愛美ちゃん。私が典子の方が良い女だって言うと皆が愛美ちゃんの方が遥かに良い女だって言うんだよ。〕
『そんなぁ!典子さんにはかないませんよ。憧れの女性だし。でも、憧れの典子さんの旦那さまから直接言われるとお世辞でも嬉しいです。』
〔愛美ちゃん、お世辞じゃないよ。本当にそう思うよ。典子も良い女。けれど今は出て行ってるけど…。〕と言って悲しそうな顔をした。愛美が手を真田部長の手の上に置いた。誉める真田部長、喜ぶ愛美に苛立っていたが同情からと言っても旦那の目の前で他の男の手の上に手を奥なんて…。怒りがこみ上げてくるが典子さんの話を出されると後ろめたくなってしまう。
典子さんが出て行ったのは私が発端だと思っているからだ。私は真田部長の浮気のアリバイ作りをよく手伝っていた。典子さんには私とゴルフに行くとか何かと私の名前を使っていた。私も不倫相手の友達を紹介されるなど得することもあった。
その日、典子さんには部長と私が泊まりのゴルフと言うことになっており、私は不倫旅行に同行ではなかったので愛美と出掛ける事にしていた。注意を払って隣県に行ったのだが何故かそこで典子さんに会ってしまう。その日、典子さんは何も言わなかったが後日、連絡が文字色あった。
2015/04/20
部屋の真ん中にダブルベッドが置いてある。キングサイズだろうか?ベッドの対面に60インチのテレビ。窓側にソファとテーブルがあった。テーブルにはウィスキーと氷が置いてある。この部屋で妻の愛美(まなみ)は泊まるのだろうか?真田部長と…。何も起きないといいが…。いや、すでに何か起きた後かもしれない。
パーティーが終了した後の空白の時間。本当にお茶をしていたのだろうか?すでにここで抱かれていたのではないか?なぜ2人ともシャワー浴びたのか?疑惑がどんどん膨らんでいく。そんなことを考えながらベッドを見る。別段、乱れは感じられない。ベッドメイキングされたままの状態だ。やはり、本当にお茶をしていたのだろうと勝手に納得する事にした。
部屋を見回していると浴室からガチャリとノブの回る音がしてバスローブを羽織り、バスタオルで髪を拭きながら真田部長が出てくる。〔伊勢君もう来ていたんだ。〕、「今来たところです。」真田部長はベッドの方に向かい、枕を取るとソファに座った。そして、愛美がその隣に座る。
真田部長は私にベッドに座るように奨めてきた。なぜ愛美は真田部長の隣に座るのかが理解が出来なかった。もうパーティーは終了したのに。それに私の妻なのに。私は渋々ベッドの端に腰掛けた。私は不満げな顔をしているのだろう。先程から気分を抑えきれない。
私のせいで変な空気が流れているのが分かる。何とか気分を変えないといけないと思っていると真田部長の方から話しかけてきた。愛美は三人分の水割りを作り始めている。真田部長は姿勢を改めると、
〔伊勢君、今日は愛美さんを貸してくれて本当にありがとう。君が提案してくれたお陰ですごく気分が良かったよ。〕
「いえいえ。喜んで頂けたなら私もうれしいです。愛美も楽しんだんだろ?」
『料理も美味しかったし、良い人ばかりだったわ。』
と言って愛美は真田部長と目を合わせて笑った。それを見て、また嫌な気分になった。
〔伊勢君、愛美ちゃんは大人気だったんだぞ。綺麗でスタイルも良いし。鼻が高かったよ。君が自慢するだけあったよ。本当に・・。〕
『嘘ぉ!いつも褒めてくれないよね。』と私の方を見ながら、愛美は言った。
〔本当だよ、愛美ちゃん。私が典子の方が良い女だって言うと皆が愛美ちゃんの方が遥かに良い女だって言うんだよ。〕
『そんなぁ!典子さんにはかないませんよ。憧れの女性だし。でも、憧れの典子さんの旦那さまから直接言われるとお世辞でも嬉しいです。』
〔愛美ちゃん、お世辞じゃないよ。本当にそう思うよ。典子も良い女。けれど今は出て行ってるけど…。〕と言って悲しそうな顔をした。愛美が手を真田部長の手の上に置いた。誉める真田部長、喜ぶ愛美に苛立っていたが同情からと言っても旦那の目の前で他の男の手の上に手を奥なんて…。怒りがこみ上げてくるが典子さんの話を出されると後ろめたくなってしまう。
典子さんが出て行ったのは私が発端だと思っているからだ。私は真田部長の浮気のアリバイ作りをよく手伝っていた。典子さんには私とゴルフに行くとか何かと私の名前を使っていた。私も不倫相手の友達を紹介されるなど得することもあった。
その日、典子さんには部長と私が泊まりのゴルフと言うことになっており、私は不倫旅行に同行ではなかったので愛美と出掛ける事にしていた。注意を払って隣県に行ったのだが何故かそこで典子さんに会ってしまう。その日、典子さんは何も言わなかったが後日、連絡が文字色あった。
2015/04/20
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