短18『香織(かおり)と僕』1話
短18『香織(かおり)と僕』1話
(原題:山梨旅館 投稿者:不明 投稿日:2004/01/26)
僕(村越尚貴)が会社に入社して5年目の時、大学を卒業したばかりの佐々木香織がうちの課に配属されてきた。22歳の香織は、男ばかりの職場にとって花のような存在になる。顔は普通よりちょっとかわいいくらいだったが、スタイルが抜群に良く。特に大きい胸と、くびれたウエストのギャップがたまらなかった。
当然、彼女はチヤホヤされる。その競争率は高かったが、僕は猛烈にアタックした。その甲斐があって、2カ月ほどして僕と香織は付き合うことになった。ただ、一つだけ僕には心配な事があった。というのは、香織が酔うと場の雰囲気に流されやすくなる性質だったことです。彼女も『ごめんね。飲むとHな気分になるの。』と告白していた。もちろん香織もこれじゃいけないと自覚しているらしく『だから信用できる人以外とは飲まないようにする。』と言っている。実際会社の飲み会でも、酒は一切口にしていなかった。
そう言えば、初めて香織を抱いた時も、二人で飲みに行った帰りだった。(その時は香織の体質を全然知らなかった。)余談ですが香織の体は想像以上だった。若くて白い肌、仰向けにしても形の崩れない乳房。しかも香織は感度もよかった。まあ酒の力もあったとは思うが・・・。
しばらくすると、僕と香織は社内で公認の仲となった。隠す必要もなかったし、なによりも僕が安心したかったのです。お互いに結婚を意識していた。仕事も顧客がついてきたし、「公私共に順調にいっている。」と、思っていたが違っていた。
というのも、この頃からうちの課の水本課長が、香織に対してセクハラに近い行為をしていたのだ。水本はがっちりとした体躯に浅黒い肌をしていた。昔、柔道をしていたらしい。そして、34歳という若さにして課長職に就くほどのやり手だった。
僕は営業で、香織は総務だったので当然この事が僕の耳に入らなかった。ただし、セクハラと言っても、せいぜい肩に手を置いたりする程度で、あとは〔食事にでも行かないか?〕程度のことだったから、香織も僕には言わずにいたらしい。
香織が入社して、半年がたった初秋。その事件が起きた。それは社員旅行で山梨の温泉旅館に行った時のことです。旅行当日は2台の観光バスで現地に向かった。旅館に行くまでの名所巡りを終えると、旅館で恒例の宴会が待っていた。総勢70人ほどの宴会だったので、場も騒がしい。僕は宴会場に入ると、香織の姿をさがしてみた。(僕と香織は別々のバスに乗り込んでいたから、出発の際に話をしただけだった。)
僕は末席にいる香織を見つける。遠目でも浴衣姿が色っぽかった。しかし彼女は困ったような顔をしていた。周りで騒ぐ男連中が原因だろう。それを見て一瞬胸騒ぎを覚えるが、その連中も、香織と僕が付き合っている事、そして彼女が酒を飲めない事を知っていたので、無理に勧める者はいないだろうと思っていた。僕も次々に酒を注がれて自分の席を離れることが出来ず、香織の方には行けなかった。2時間もすると旅の疲れも手伝い、あっという間に酔いがまわってつぶれてしまった。
2015/02/03
(原題:山梨旅館 投稿者:不明 投稿日:2004/01/26)
僕(村越尚貴)が会社に入社して5年目の時、大学を卒業したばかりの佐々木香織がうちの課に配属されてきた。22歳の香織は、男ばかりの職場にとって花のような存在になる。顔は普通よりちょっとかわいいくらいだったが、スタイルが抜群に良く。特に大きい胸と、くびれたウエストのギャップがたまらなかった。
当然、彼女はチヤホヤされる。その競争率は高かったが、僕は猛烈にアタックした。その甲斐があって、2カ月ほどして僕と香織は付き合うことになった。ただ、一つだけ僕には心配な事があった。というのは、香織が酔うと場の雰囲気に流されやすくなる性質だったことです。彼女も『ごめんね。飲むとHな気分になるの。』と告白していた。もちろん香織もこれじゃいけないと自覚しているらしく『だから信用できる人以外とは飲まないようにする。』と言っている。実際会社の飲み会でも、酒は一切口にしていなかった。
そう言えば、初めて香織を抱いた時も、二人で飲みに行った帰りだった。(その時は香織の体質を全然知らなかった。)余談ですが香織の体は想像以上だった。若くて白い肌、仰向けにしても形の崩れない乳房。しかも香織は感度もよかった。まあ酒の力もあったとは思うが・・・。
しばらくすると、僕と香織は社内で公認の仲となった。隠す必要もなかったし、なによりも僕が安心したかったのです。お互いに結婚を意識していた。仕事も顧客がついてきたし、「公私共に順調にいっている。」と、思っていたが違っていた。
というのも、この頃からうちの課の水本課長が、香織に対してセクハラに近い行為をしていたのだ。水本はがっちりとした体躯に浅黒い肌をしていた。昔、柔道をしていたらしい。そして、34歳という若さにして課長職に就くほどのやり手だった。
僕は営業で、香織は総務だったので当然この事が僕の耳に入らなかった。ただし、セクハラと言っても、せいぜい肩に手を置いたりする程度で、あとは〔食事にでも行かないか?〕程度のことだったから、香織も僕には言わずにいたらしい。
香織が入社して、半年がたった初秋。その事件が起きた。それは社員旅行で山梨の温泉旅館に行った時のことです。旅行当日は2台の観光バスで現地に向かった。旅館に行くまでの名所巡りを終えると、旅館で恒例の宴会が待っていた。総勢70人ほどの宴会だったので、場も騒がしい。僕は宴会場に入ると、香織の姿をさがしてみた。(僕と香織は別々のバスに乗り込んでいたから、出発の際に話をしただけだった。)
僕は末席にいる香織を見つける。遠目でも浴衣姿が色っぽかった。しかし彼女は困ったような顔をしていた。周りで騒ぐ男連中が原因だろう。それを見て一瞬胸騒ぎを覚えるが、その連中も、香織と僕が付き合っている事、そして彼女が酒を飲めない事を知っていたので、無理に勧める者はいないだろうと思っていた。僕も次々に酒を注がれて自分の席を離れることが出来ず、香織の方には行けなかった。2時間もすると旅の疲れも手伝い、あっという間に酔いがまわってつぶれてしまった。
2015/02/03
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