短15『陽菜子の恋』その2話
短15『陽菜子の恋』その2話
僕は「破談になるリスクがあり彼女に対して責任を取れない。公彦に対しても同様。」そして「女性を玩具にしているようで気分が悪い。」と断りました。公彦は〔彼女に関しての責任は俺が全部取るから。気にしなくても良い。だから陽菜子の身体を自由にしてくれ。智也の好きにしてくれ。それが俺の喜びなんだ。〕
僕には家庭がありましたが、浮気相手もいましたから公彦にこれ以上は倫理を説く事は出来ませんでした。それで、「今の時点では承諾は出来ない。彼女と話をさせて欲しいし公彦と三人でゆっくり話もしたい。」と伝えました。その結果、次の週の週末にホテルの部屋を取り、三人でじっくり話をする事にしました。そこで無意味な事は止めようと提案し、二人をホテルに残して帰る算段です。次の日に公彦からメールが来ました。
≪恵比寿のウェスティンホテル東京を予約したよ。その前にイル・ボッカローネ(イタリア料理)で食事しよう。8時に予約したから、よろしく。≫僕がそこのリゾットが好きな事や恵比寿ならオフィスに近いので、次の日に仕事があっても大丈夫なように気を使ったみたいでした。
二日後、木曜日の朝に陽菜子からオフィスに電話がありました。僕は出勤前でメモに残された番号に掛け直すと、『少し話がしたいの。』って事でしたので、午後7時に約束をします。もちろんすぐに公彦の携帯に電話をしましたが、留守番電話に《彼女から連絡があったので話を聞きに行く。》と残しました。
午後7時になり待ち合わせの喫茶店に行くと陽菜子は既に着いていました。挨拶を簡単に済ませると彼女が話を切り出すのを待ちました。それは僕自身…この件の話を納得していませんでしたし、彼女が知らない所で話が進行していたら僕が笑い者です。暫くして彼女が、『公彦さんから聞いていますか?』と訊ねてきたので、僕は、「正直びっくりしたけどね。」と返事をしました。
彼女は、『あの時はどうかしていました。どうにもならないのはわかっていたのに偶然を装ったり…彼もショックだったと思います。』『公彦さんにプロポーズされた時は嬉しかったし、名和さん(僕)の事は頭に浮かびませんでした。』
そして公彦から“鬱勃起”の話をされた時に彼女自身が僕に性的な興味がある事を告白した事も聞かされました。だから今回の事は『強制でもありません。玩具にされてもいい。名和さんの気分を害さない程度で楽しんで欲しい。』との事でした。
僕は「言葉に困るよ。もし僕が君に惚れたらどうする?君が僕に惚れない保証だってない。公彦が嫉妬から狂ったようになるかも知れないし、ね。」と陽菜子に伝える。彼女は暫くの沈黙の後…『もしかしたら、…名和さんの事も好きかも知れません!でも、名和さんには奥さんも居ますし…。それに公彦さんの事を愛しているのも事実です。』そういうと陽菜子は瞬きと同時に目に溜めていた涙を零(こぼ)しました。僕は話を切替え、しばしの会話の後彼女と別れました。
僕は結構、遊んでいたので知人や友人の彼女を寝取った経験もありましたので、その愉しみも知っています。同時に寝取った瞬間からバレないか、バレたら…と悩んだのも事実で、愉しみと苦痛の両方を知っていました。ただ、本音で言えば彼氏公認で彼女と割切った肉体関係になれるのはラッキーです。しかし、僕の中では断るつもりになっていました…。
2015/01/25
僕は「破談になるリスクがあり彼女に対して責任を取れない。公彦に対しても同様。」そして「女性を玩具にしているようで気分が悪い。」と断りました。公彦は〔彼女に関しての責任は俺が全部取るから。気にしなくても良い。だから陽菜子の身体を自由にしてくれ。智也の好きにしてくれ。それが俺の喜びなんだ。〕
僕には家庭がありましたが、浮気相手もいましたから公彦にこれ以上は倫理を説く事は出来ませんでした。それで、「今の時点では承諾は出来ない。彼女と話をさせて欲しいし公彦と三人でゆっくり話もしたい。」と伝えました。その結果、次の週の週末にホテルの部屋を取り、三人でじっくり話をする事にしました。そこで無意味な事は止めようと提案し、二人をホテルに残して帰る算段です。次の日に公彦からメールが来ました。
≪恵比寿のウェスティンホテル東京を予約したよ。その前にイル・ボッカローネ(イタリア料理)で食事しよう。8時に予約したから、よろしく。≫僕がそこのリゾットが好きな事や恵比寿ならオフィスに近いので、次の日に仕事があっても大丈夫なように気を使ったみたいでした。
二日後、木曜日の朝に陽菜子からオフィスに電話がありました。僕は出勤前でメモに残された番号に掛け直すと、『少し話がしたいの。』って事でしたので、午後7時に約束をします。もちろんすぐに公彦の携帯に電話をしましたが、留守番電話に《彼女から連絡があったので話を聞きに行く。》と残しました。
午後7時になり待ち合わせの喫茶店に行くと陽菜子は既に着いていました。挨拶を簡単に済ませると彼女が話を切り出すのを待ちました。それは僕自身…この件の話を納得していませんでしたし、彼女が知らない所で話が進行していたら僕が笑い者です。暫くして彼女が、『公彦さんから聞いていますか?』と訊ねてきたので、僕は、「正直びっくりしたけどね。」と返事をしました。
彼女は、『あの時はどうかしていました。どうにもならないのはわかっていたのに偶然を装ったり…彼もショックだったと思います。』『公彦さんにプロポーズされた時は嬉しかったし、名和さん(僕)の事は頭に浮かびませんでした。』
そして公彦から“鬱勃起”の話をされた時に彼女自身が僕に性的な興味がある事を告白した事も聞かされました。だから今回の事は『強制でもありません。玩具にされてもいい。名和さんの気分を害さない程度で楽しんで欲しい。』との事でした。
僕は「言葉に困るよ。もし僕が君に惚れたらどうする?君が僕に惚れない保証だってない。公彦が嫉妬から狂ったようになるかも知れないし、ね。」と陽菜子に伝える。彼女は暫くの沈黙の後…『もしかしたら、…名和さんの事も好きかも知れません!でも、名和さんには奥さんも居ますし…。それに公彦さんの事を愛しているのも事実です。』そういうと陽菜子は瞬きと同時に目に溜めていた涙を零(こぼ)しました。僕は話を切替え、しばしの会話の後彼女と別れました。
僕は結構、遊んでいたので知人や友人の彼女を寝取った経験もありましたので、その愉しみも知っています。同時に寝取った瞬間からバレないか、バレたら…と悩んだのも事実で、愉しみと苦痛の両方を知っていました。ただ、本音で言えば彼氏公認で彼女と割切った肉体関係になれるのはラッキーです。しかし、僕の中では断るつもりになっていました…。
2015/01/25
- 関連記事
-
- 〔夫婦の妄想ゲーム〕その1 (2015/01/11)
- 〘可愛い妻/誕生日プレゼント〙vol5 (2015/01/12)
- 〔夫婦の妄想ゲーム〕その2 (2015/01/13)
- 《快楽の虜(とりこ)》VOL3 (2015/01/14)
- 短13〔夫婦の妄想ゲーム〕その3 (2015/01/17)
- 短15『陽菜子の恋』その1話 (2015/01/22)
- 短5【妻が愛人に改造された】第5話 〖完〗 (2015/01/23)
- 短15『陽菜子の恋』その2話 (2015/01/25)
- 短10〘可愛い妻/誕生日プレゼント〙vol6 (2015/01/27)
- 短15『陽菜子の恋』その3話 (2015/01/29)
- 短16『彼女?』第1話 (2015/01/30)
- 短3《音葉 その4》 (2015/01/31)
- 短17《妻は上司に抱かれる?》Vol.1 (2015/02/02)
- 短18『香織(かおり)と僕』1話 (2015/02/03)
- 短19『あなた、ごめんなさい。』 《読み切り》 (2015/02/05)
コメント
コメントの投稿