特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節5章 26
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節5章 26
〖無理!無理!〗
葵の『なんで、え?、大輔君がなんでいるの?え!、なんで?どうして?』と慌てた声の後、向井さんがゆっくり前後に腰を動かすようにした。その動きに合わせて明らかに向井さんと繋がった感じで葵の上半身が揺れる。(葵としては裸を見られるのは初回の時もあったが、セックスを見られるのは全っく別次元の事だったそうだ。)
葵が歯を食いしばって俯いた後、『向井さんだめっ!・・動かないで・・・お願い・・・・。』って声。でも明らかに喘ぎ声交じり。何より葵の顔が融けていた。顔が真っ赤でエロの表情。いつもは猫目っていうかちょっと強気な顔つきなのだけど完全にエロい顔になっている。
葵は少し背が低いのとちょっと痩せ気味だからか、向井さんが葵の全身を軽々と動かせる感じで、そういう体勢なのに腰を動かした瞬間も葵はなんだか向井さんの上で動かされていた。
その葵の反応で、向井さんが大丈夫(最悪の事態にはならない。)って判断をしたのだと思う。葵の顎の先端を持って葵の顔を自分のほうに向けて、向井さん自身は俺の方見ながら、〔なあ大輔、葵ちゃんに腰使わせちゃっていいよな?〕っていきなり喋ってきた。
俺はこの事態にぼうっとしていたけれど、「構わないよ。それでいいよ。」って掠(かす)れた声で答えた。前もそうだけど向井さんと葵の絡みの時の間に声を掛けられると、興奮している真っ最中なので、どうしても喉がカラカラになって声は掠れちゃうし、良く頭が廻らず的確な言葉が出てこない。(M体質のせいなのか、凄く興奮すると自然にそうなる。)
葵はアッパーシーツで下半身から自分の乳房までを隠すようにしていた。俺が「それでいいよ。」って言った後、向井さんが葵に、〔ほら、大輔の許可もでたし、葵ちゃんさっきみたいに腰使わなきゃ。〕って命令する。しかもSモードの有無を言わさない口調だった。
葵が『無理!無理!無理!無理!なんで、なんでえ?』って超焦っている。ここから後は不思議な時間と空間だった。向井さんが場をリードするのだけれど、向井さんは俺に声を掛けるがらも、実は葵にも言って聞かせているようなのだ。
葵の『無理!無理!』も、半分は俺に向けて言っているのだけれど、半分は向井さんに向けてだった気がする。〔無理じゃないだろ、さっきまで出来ていたんだから。〕と向井さんが低い声で言う。
それから向井さんが俺に〔なぁ大輔、おれが葵ちゃんを逝かせちゃっていい?〕と、いかにも大学の友達っぽい(葵だけがそう思っている。)口調で冗談っぽく言う。
葵がそれに対して、『無理!駄目!やだぁっ!』って答えると、俺が答える前に向井さんが〔無理じゃないよ。〕って葵の方向いて言う。なんだか向井さんが葵に俺と会話をさせないように雰囲気を作っている。この後もそうだったのだけど、向井さんが会話の中心となって、向井さんと葵、向井さんと俺という風に壁を作っていた。
葵が俺に何かを言おうとしたり、顔色をみようとしたりするとわざと会話を中断するように喋る。だから、葵は俺に訴えているつもりなのかもしれないけど、いつのまにか向井さんにそれを言っている事になっている。
俺は完全な第3者じゃないのだけれどいつのまにか向井さんと葵、向井さんと俺で、俺からすると、セックスをしている向井さんと俺が話しているような錯覚を覚えた。
2015/02/12
〖無理!無理!〗
葵の『なんで、え?、大輔君がなんでいるの?え!、なんで?どうして?』と慌てた声の後、向井さんがゆっくり前後に腰を動かすようにした。その動きに合わせて明らかに向井さんと繋がった感じで葵の上半身が揺れる。(葵としては裸を見られるのは初回の時もあったが、セックスを見られるのは全っく別次元の事だったそうだ。)
葵が歯を食いしばって俯いた後、『向井さんだめっ!・・動かないで・・・お願い・・・・。』って声。でも明らかに喘ぎ声交じり。何より葵の顔が融けていた。顔が真っ赤でエロの表情。いつもは猫目っていうかちょっと強気な顔つきなのだけど完全にエロい顔になっている。
葵は少し背が低いのとちょっと痩せ気味だからか、向井さんが葵の全身を軽々と動かせる感じで、そういう体勢なのに腰を動かした瞬間も葵はなんだか向井さんの上で動かされていた。
その葵の反応で、向井さんが大丈夫(最悪の事態にはならない。)って判断をしたのだと思う。葵の顎の先端を持って葵の顔を自分のほうに向けて、向井さん自身は俺の方見ながら、〔なあ大輔、葵ちゃんに腰使わせちゃっていいよな?〕っていきなり喋ってきた。
俺はこの事態にぼうっとしていたけれど、「構わないよ。それでいいよ。」って掠(かす)れた声で答えた。前もそうだけど向井さんと葵の絡みの時の間に声を掛けられると、興奮している真っ最中なので、どうしても喉がカラカラになって声は掠れちゃうし、良く頭が廻らず的確な言葉が出てこない。(M体質のせいなのか、凄く興奮すると自然にそうなる。)
葵はアッパーシーツで下半身から自分の乳房までを隠すようにしていた。俺が「それでいいよ。」って言った後、向井さんが葵に、〔ほら、大輔の許可もでたし、葵ちゃんさっきみたいに腰使わなきゃ。〕って命令する。しかもSモードの有無を言わさない口調だった。
葵が『無理!無理!無理!無理!なんで、なんでえ?』って超焦っている。ここから後は不思議な時間と空間だった。向井さんが場をリードするのだけれど、向井さんは俺に声を掛けるがらも、実は葵にも言って聞かせているようなのだ。
葵の『無理!無理!』も、半分は俺に向けて言っているのだけれど、半分は向井さんに向けてだった気がする。〔無理じゃないだろ、さっきまで出来ていたんだから。〕と向井さんが低い声で言う。
それから向井さんが俺に〔なぁ大輔、おれが葵ちゃんを逝かせちゃっていい?〕と、いかにも大学の友達っぽい(葵だけがそう思っている。)口調で冗談っぽく言う。
葵がそれに対して、『無理!駄目!やだぁっ!』って答えると、俺が答える前に向井さんが〔無理じゃないよ。〕って葵の方向いて言う。なんだか向井さんが葵に俺と会話をさせないように雰囲気を作っている。この後もそうだったのだけど、向井さんが会話の中心となって、向井さんと葵、向井さんと俺という風に壁を作っていた。
葵が俺に何かを言おうとしたり、顔色をみようとしたりするとわざと会話を中断するように喋る。だから、葵は俺に訴えているつもりなのかもしれないけど、いつのまにか向井さんにそれを言っている事になっている。
俺は完全な第3者じゃないのだけれどいつのまにか向井さんと葵、向井さんと俺で、俺からすると、セックスをしている向井さんと俺が話しているような錯覚を覚えた。
2015/02/12
- 関連記事
-
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第2節7章 (2015/01/27)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第2節8章 (2015/01/30)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第2節9章 (2015/02/02)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節1章 (2015/02/04)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節2章 (2015/02/06)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節3章 24 (2015/02/08)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節4章 25 (2015/02/10)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節5章 26 (2015/02/12)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節6章 27 (2015/02/16)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節7章 28 (2015/02/18)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節8章 29 (2015/02/20)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節9章 30 (2015/02/22)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節10章 31 (2015/02/24)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第4節1章 32 (2015/02/26)
- 特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第4節2章 33 (2015/02/27)
コメント
コメントの投稿