特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節8章 29
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗 第3節8章 29
〖告白①〗
妻の葵(あおい)は上半身をちょっと引いて、向井さんの首に手を巻いて腰前後に動かされる度に喘いでいる。その喘ぎ声もさっきまでの我慢していた感じじゃなくて、一応まだ歯は喰いしばるみたいにしていた。
けれど、明らかにかなり気が逝っている声だった。向井さんは葵が俯いたりする度に片手で葵の顔を持ち上げて向井さんの顔を見るようにさせていた。
セックスシーンを見ながら、向井さんと前に飲んでいた時、〔女にもよるけどマゾっぽい子は別にイジめるとか滅茶苦茶に突くとかじゃなくて、自分以外の力で自分の腰を強引に動かされちゃうってだけでも女にとってはかなり恥ずかしいから充分感じるよ。〕って言っていたのを俺は思い出した。
まさにそんな感じだった。わざと向井さんは前後のタイミングを明らかにずらしながら、両手で葵の腰を動かして、それもわざと誇示するように手に力を入れて1秒で前後、次はゆっくり2秒で前後みたいにしていた。その度に葵が向井さんの顔を見つめながら顔真っ赤にしている。
俺は凄く嫉妬はしていたけれど、そうしている葵がかなり可愛かった。書くとすぐだけどこの時点で、〔大輔、今日俺、マッサージして無いんだよ。〕って向井さんが言ってから5分以上は経っていたと思う。
そうやってかなり葵が感じている気配になってから、向井さんが今度は腰を動かしながら俺に聞こえるように、〔葵ちゃんの中がほんと気持ちいいよ。4月の時もずっと挿入れてあげたもんな。〕って話し始めた。
葵が、『・・・っ・・・やだぁ。』『・・言わないで・・・。』と言っても向井さんは止めない。さらに、意地悪感を加速させて、〔大輔から聞いたよ。5日は1回だけしかセックスしなかった(第3節1章)って言ったんだって?〕って言ってから葵の腰を捏(こ)ね繰るみたいに激しく“ぐいぐい”前後をさせる。
ちょっと芝居がかっているのだけど、葵には効いたみたいだった。もちろん、俺にも効いた。葵が『あっ!』って高い声を上げた後にちょっと俯(うつむ)いて、向井さんの胸におでこを当てる。口を開けて本気の感じた声で向井さんの腕の動きにあわせて『ああっ!あっ!』って声を上げた。
なんだろう?周りとか意識して無い葵の本当の本気の声に俺もやられた。逝く直前とか本当に絶頂を迎える時に、葵が時々こうした声を出す。俺とのセックスのときは正常位で奥まで突いてもうすぐ逝くって時に出す声です。
そこで向井さんが両手の動きを止めて、
〔なんで大輔に嘘ついたんだよ!〕
『・・・嘘じゃ、あっあんっあっ!』
〔駄目だろ葵!〕
向井さんが叱るように言うと葵の顔が真っ赤になり、はぁはぁと息も絶え絶えになった。
続けて、〔ちゃんと言ってみな。何回やった?〕と詰問。
『・・・わかんない、覚えてないです・・・っあっあぁっ!』
暫く葵の腰を動かしてから、また向井さんが葵を抱えながらキスをした。
不思議なことだけど、やはり〖キス〗が一番嫉妬をするのが分かった。向井さんはキスするときに葵の乳房を揉み上げるのだけれど、その度に首筋まで真っ赤にした葵の喉が動いて、向井さんに吸われた舌を動かしているのが分かった。
「何回したっけ?」と、質問を再開した。
『・・・なんで?なんで?・・・』
〔シーツ全部取っちゃおうか?ほら取っちゃうよ。〕
『あっあん駄目・・・。』
雰囲気もそうだけど、“向井さんは押し引きが上手いなあ”と思った。これも今考えると結局それが一番恥ずかしいのかって感じだけど場の雰囲気で引き出すのが上手い。
結局は向井さんの一緒に順番に言ってみようかっていう言葉に葵が頷いて、
〔まずホテルへ着いてからだろ?〕
『うん・・・・ホテル着いてからね・・・。』と、葵は渋々答える。
〔夕食もその後だったんだよな・・・。〕
『・・・・。』
葵は都合が悪くなると黙ってしまう。それは、〖葵的に言えばかなり俺を気にしている〗のがありありと見えた。しかし、かなり向井さんに心も体も溶かされていた。〔大丈夫だよ。大輔は怒らないから。本当の事言った方がいいよ。〕との言葉に葵があっさり陥落をする。
2015/02/20
〖告白①〗
妻の葵(あおい)は上半身をちょっと引いて、向井さんの首に手を巻いて腰前後に動かされる度に喘いでいる。その喘ぎ声もさっきまでの我慢していた感じじゃなくて、一応まだ歯は喰いしばるみたいにしていた。
けれど、明らかにかなり気が逝っている声だった。向井さんは葵が俯いたりする度に片手で葵の顔を持ち上げて向井さんの顔を見るようにさせていた。
セックスシーンを見ながら、向井さんと前に飲んでいた時、〔女にもよるけどマゾっぽい子は別にイジめるとか滅茶苦茶に突くとかじゃなくて、自分以外の力で自分の腰を強引に動かされちゃうってだけでも女にとってはかなり恥ずかしいから充分感じるよ。〕って言っていたのを俺は思い出した。
まさにそんな感じだった。わざと向井さんは前後のタイミングを明らかにずらしながら、両手で葵の腰を動かして、それもわざと誇示するように手に力を入れて1秒で前後、次はゆっくり2秒で前後みたいにしていた。その度に葵が向井さんの顔を見つめながら顔真っ赤にしている。
俺は凄く嫉妬はしていたけれど、そうしている葵がかなり可愛かった。書くとすぐだけどこの時点で、〔大輔、今日俺、マッサージして無いんだよ。〕って向井さんが言ってから5分以上は経っていたと思う。
そうやってかなり葵が感じている気配になってから、向井さんが今度は腰を動かしながら俺に聞こえるように、〔葵ちゃんの中がほんと気持ちいいよ。4月の時もずっと挿入れてあげたもんな。〕って話し始めた。
葵が、『・・・っ・・・やだぁ。』『・・言わないで・・・。』と言っても向井さんは止めない。さらに、意地悪感を加速させて、〔大輔から聞いたよ。5日は1回だけしかセックスしなかった(第3節1章)って言ったんだって?〕って言ってから葵の腰を捏(こ)ね繰るみたいに激しく“ぐいぐい”前後をさせる。
ちょっと芝居がかっているのだけど、葵には効いたみたいだった。もちろん、俺にも効いた。葵が『あっ!』って高い声を上げた後にちょっと俯(うつむ)いて、向井さんの胸におでこを当てる。口を開けて本気の感じた声で向井さんの腕の動きにあわせて『ああっ!あっ!』って声を上げた。
なんだろう?周りとか意識して無い葵の本当の本気の声に俺もやられた。逝く直前とか本当に絶頂を迎える時に、葵が時々こうした声を出す。俺とのセックスのときは正常位で奥まで突いてもうすぐ逝くって時に出す声です。
そこで向井さんが両手の動きを止めて、
〔なんで大輔に嘘ついたんだよ!〕
『・・・嘘じゃ、あっあんっあっ!』
〔駄目だろ葵!〕
向井さんが叱るように言うと葵の顔が真っ赤になり、はぁはぁと息も絶え絶えになった。
続けて、〔ちゃんと言ってみな。何回やった?〕と詰問。
『・・・わかんない、覚えてないです・・・っあっあぁっ!』
暫く葵の腰を動かしてから、また向井さんが葵を抱えながらキスをした。
不思議なことだけど、やはり〖キス〗が一番嫉妬をするのが分かった。向井さんはキスするときに葵の乳房を揉み上げるのだけれど、その度に首筋まで真っ赤にした葵の喉が動いて、向井さんに吸われた舌を動かしているのが分かった。
「何回したっけ?」と、質問を再開した。
『・・・なんで?なんで?・・・』
〔シーツ全部取っちゃおうか?ほら取っちゃうよ。〕
『あっあん駄目・・・。』
雰囲気もそうだけど、“向井さんは押し引きが上手いなあ”と思った。これも今考えると結局それが一番恥ずかしいのかって感じだけど場の雰囲気で引き出すのが上手い。
結局は向井さんの一緒に順番に言ってみようかっていう言葉に葵が頷いて、
〔まずホテルへ着いてからだろ?〕
『うん・・・・ホテル着いてからね・・・。』と、葵は渋々答える。
〔夕食もその後だったんだよな・・・。〕
『・・・・。』
葵は都合が悪くなると黙ってしまう。それは、〖葵的に言えばかなり俺を気にしている〗のがありありと見えた。しかし、かなり向井さんに心も体も溶かされていた。〔大丈夫だよ。大輔は怒らないから。本当の事言った方がいいよ。〕との言葉に葵があっさり陥落をする。
2015/02/20
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