短21《妻とのリストラ》第5回
短21《妻とのリストラ》第5回
久々のセックスのお陰だろうか、妻の理香(りか:32歳)が少し嬉しそうにしている、会話もいつも以上に弾んでいた。次の日が日曜日という事もあり私(積木清人:きよと34歳)は理香と酒を飲みながら色々と夜遅くまで話をした。
私は、.《夫婦ってこんなにも良いものだったのか》そう心の中で思っていた、しかし、先ずは不倫問題を解決しなければならない。PCを起動させ、掲示板に書き込みを始めた。「妻と不倫相手が会う日がわかった、しかし興信所は利用せず自分で全てを突き止めたい。」と書き込んだ、私のレスに対する反応は大体予想した通りのものだった。
<自分でするの?興信所に依頼した方がいいって!>とか<それ絶対失敗するよ、尾行って思っている以上に難しいよ。>など否定的な意見が多かった。しかし、再度私の気持ちを書いたレスを書き込むと少しずつアドバイスを書いたレスが書き込まれた。
<本当に自分でするんだな。ならデジカメやビデオを用意した方がいい。まずは不貞の証拠を確実に掴むのが先決だ!>また、<ホテルに入る所と出て来た所をバッチリ記録するんだぞ!>って次々に親身になった助言があらわれる。
勿論面白半分でレスを書く人間もいるのは事実だ。しかし、大半のレスは本当に考え真剣にレスを返してくれる。ますます掲示板に助けられている。当日はレンタカーを借り尾行しビデオカメラで撮影することを決め、今日は寝ることにした。
日曜日の朝、私は「今日は何か用事がある?」と妻の理香にたずねる。『いいえ、別に何もないけど・・。』と答えたので、私が「ならどこか出掛けるか?」
『・・・・・』
「どうした?嫌なら別にいいけど。」
『・・・それじゃ買い物にでも・・。』
「わかった買い物に行こうか?」
『うん、じゃ着替えてくるわね。』
こんな会話も普通の夫婦ならごく全く当たり前の会話なのだろう、しかし私達夫婦がこんな会話したのはいつ以来だろうか?最近まで私は日曜日でさえも「仕事だから」や「付き合いがある」などと言い訳をして家を出ていた。
いつもは一人で歩いていた街を今日は妻と二人で歩いている。《こんなに心地いいものなのか!》そう思った。二人で店に入り、二人で選び、二人で買う、こんなごくありふれた行いが今の私には新鮮でとても楽しいものだった。
妻の理香が『ここのお店に入ってもいい?』と言えば、「いいよ。」って私は答える。その店には、いつも妻が着ている服と似た感じの服が売られていた。妻がよく服を買う店、そんな店すらも私は今日まで知らなかったのだ。
{いらっしゃいませ、今日はご主人もご一緒ですか}と店員が応対してくれる。
『はい。そうなんです。ねぇ清人さん、この服はどう?』
「うん。理香によく似合うんじゃないか、試着してみたら。」
『そうするわ。』
妻が試着室に入った。
{奥様とても嬉しそうですね!}と店員に告げられた。
「えっ、そうですか?」
{はい、いつもはお一人でご来店されていましたので。}
私は途端に悲しくなってきた。今までなんて馬鹿な事をしてきたんだろう。そんな事を考えていると“シャー”と試着室のカーテンが開く音がした。
『ねぇどう?似合っている。』
少し照れながら妻が現れた。《綺麗だ!》そう思うと同時に声に出た。
「綺麗だ!凄く似合っているよ。」
『本当に?・・・じゃこれを買ってもいい?』
「かまわないよ。」
『ありがとう。』
妻の理香が笑っている。この笑顔は本物なのだろうか?皮肉なものだ。この不倫問題がなければ私は理香のこんな顔も見れなかったのかもしれない。
2015/06/20
久々のセックスのお陰だろうか、妻の理香(りか:32歳)が少し嬉しそうにしている、会話もいつも以上に弾んでいた。次の日が日曜日という事もあり私(積木清人:きよと34歳)は理香と酒を飲みながら色々と夜遅くまで話をした。
私は、.《夫婦ってこんなにも良いものだったのか》そう心の中で思っていた、しかし、先ずは不倫問題を解決しなければならない。PCを起動させ、掲示板に書き込みを始めた。「妻と不倫相手が会う日がわかった、しかし興信所は利用せず自分で全てを突き止めたい。」と書き込んだ、私のレスに対する反応は大体予想した通りのものだった。
<自分でするの?興信所に依頼した方がいいって!>とか<それ絶対失敗するよ、尾行って思っている以上に難しいよ。>など否定的な意見が多かった。しかし、再度私の気持ちを書いたレスを書き込むと少しずつアドバイスを書いたレスが書き込まれた。
<本当に自分でするんだな。ならデジカメやビデオを用意した方がいい。まずは不貞の証拠を確実に掴むのが先決だ!>また、<ホテルに入る所と出て来た所をバッチリ記録するんだぞ!>って次々に親身になった助言があらわれる。
勿論面白半分でレスを書く人間もいるのは事実だ。しかし、大半のレスは本当に考え真剣にレスを返してくれる。ますます掲示板に助けられている。当日はレンタカーを借り尾行しビデオカメラで撮影することを決め、今日は寝ることにした。
日曜日の朝、私は「今日は何か用事がある?」と妻の理香にたずねる。『いいえ、別に何もないけど・・。』と答えたので、私が「ならどこか出掛けるか?」
『・・・・・』
「どうした?嫌なら別にいいけど。」
『・・・それじゃ買い物にでも・・。』
「わかった買い物に行こうか?」
『うん、じゃ着替えてくるわね。』
こんな会話も普通の夫婦ならごく全く当たり前の会話なのだろう、しかし私達夫婦がこんな会話したのはいつ以来だろうか?最近まで私は日曜日でさえも「仕事だから」や「付き合いがある」などと言い訳をして家を出ていた。
いつもは一人で歩いていた街を今日は妻と二人で歩いている。《こんなに心地いいものなのか!》そう思った。二人で店に入り、二人で選び、二人で買う、こんなごくありふれた行いが今の私には新鮮でとても楽しいものだった。
妻の理香が『ここのお店に入ってもいい?』と言えば、「いいよ。」って私は答える。その店には、いつも妻が着ている服と似た感じの服が売られていた。妻がよく服を買う店、そんな店すらも私は今日まで知らなかったのだ。
{いらっしゃいませ、今日はご主人もご一緒ですか}と店員が応対してくれる。
『はい。そうなんです。ねぇ清人さん、この服はどう?』
「うん。理香によく似合うんじゃないか、試着してみたら。」
『そうするわ。』
妻が試着室に入った。
{奥様とても嬉しそうですね!}と店員に告げられた。
「えっ、そうですか?」
{はい、いつもはお一人でご来店されていましたので。}
私は途端に悲しくなってきた。今までなんて馬鹿な事をしてきたんだろう。そんな事を考えていると“シャー”と試着室のカーテンが開く音がした。
『ねぇどう?似合っている。』
少し照れながら妻が現れた。《綺麗だ!》そう思うと同時に声に出た。
「綺麗だ!凄く似合っているよ。」
『本当に?・・・じゃこれを買ってもいい?』
「かまわないよ。」
『ありがとう。』
妻の理香が笑っている。この笑顔は本物なのだろうか?皮肉なものだ。この不倫問題がなければ私は理香のこんな顔も見れなかったのかもしれない。
2015/06/20
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