短28〖絵里加の本音〗第5話
短28〖絵里加の本音〗第5話
僕(加藤栄一)は自分のことをサド気味の性格だと思っていたが、実はマゾだったのかも
知れない。妻の絵里加(えりか)の裏切りを察知してショックを受けながらも興奮している自分を不思議に思っていたが、妻の口から出た現実が想像以上のものだったことに、今まで感じたことのない感覚に囚(とら)われてしまった。いわゆる〖寝取られマゾ〗だったようだ。
絵里加が不倫ゴルフから戻ったのは日曜日の深夜だった。僕がホテルに電話したことで、妻は浮気の発覚を感じていたようだ。絵里加の方から、『話があるんでしょ・・・。』と切り出してくる。僕が、「船井祥平って誰だ?」と単刀直入に切り出した。妻の絵里加は観念したように話し始める。
彼と知り合ったのは3年前。お客さんとして店に来たのがキッカケだった。時々、店が終わってから食事に誘われていたが、《家族の待つ家に帰らないといけない》という意識があり、いつも断っていたそうだ。そんな時に僕が単身赴任をしたため、週末だけ子供たちを実家に預け、《これも仕事のうち》とアフターに付き合うようになったようだ。
船井は幼稚園から大学までエスカレーターで過ごし、今は父親の会社で役員を務め、[ライオンズクラブ]のメンバーでもある上流階級の男。都立高校から大学に進んだ一般人の僕とは育ちが違っていた。
一介のサラリーマンである僕が都会の好立地のマンションを購入した時点で、僕たちの生活は“倹約精神”の上に成り立つようになってしまった。家族で食事に出かけるのはファミリーレストラン。ドリンクバー(セルフサービスで飲み放題のドリンクを選択するメニュー。)も子供の分だけしかオーダーをしない。そんな生活が僕も妻も、当たり前だと思っていた。
高級車を乗り回し、高級なレストランで値段を気にせず好きなものをオーダーする船井の生活に、妻の絵里加が羨望の眼差しを向けたのも無理はない。そして船井から常に〔素敵だ!〕、〔君と一緒に過ごす時間は夢のようだ!〕なんて甘い言葉を投げかけられると、絵里加はまるで催眠術にでもかけられたように夢の世界に身を置いてしまったらしい。
やがて学校が夏休みになると、店を休む月曜日や木曜日も『仕事』と偽って、船井との時間を過ごすようになる。そして当然のように男と女の性的関係に発展していったようだ。
それは8月に入ったある休みの夜、二人は恵比寿のレストランで食事をした後、赤坂の一流ホテルのバーに席を移して飲んだそうだ。レストランでワインを1本空け、バーで更にカクテルを飲んだ妻は珍しく酔いが回ってしまったらしい。バーを出た後、エレベーターに乗り、降りたところは客室のフロアー。船井は黙って絵里加の手を引き部屋の中に入った。
その時、絵里加は《今日はセックスしちゃうのかな?》と漠然と感じたという。一瞬、《主人(僕)や子供たちのことが脳裏をよぎった》が、その後の事は酔いすぎて良く覚えていないそうだ。
気がつくと下着姿で男のキスを受けていた。絵里加は“ハッ!”と我に返り、船井をはね退けようとしたが、甘いキスに抵抗力を奪われて、絵里加の弱点を知り尽くしたかのような船井の愛撫に身を委ねていった。そしてついに船井の一物を初めて受け入れてしまう。そのとき妻は『感じてしまった・・・。』そうだ。(わたしはこれにかなり嫉妬を覚えたが、それ以上に異常な興奮に包まれる。)
妻の絵里加は2人の子供を出産しているにも関わらず、あそこがかなりきつい。そして指を入れるとざらざらとしたものが絡み付いてくる。学生時代から相当遊んでいた僕の経験の中でもダントツの“名器の持ち主”だ。船井もかなり〔感じた〕に違いない。それで〔君(絵里加)と一体になるために中に出してもいいかい?〕と訊いてきたそうだ。絵里加は『絶対にダメ!』と抵抗して、腹の上に出したらしいが・・・。(中出しされずに僕は、ほっとしたが、反面絵里加が最初から生(なま)を許したことには、ショックだったと同時に興奮もした。)
2015/06/28
僕(加藤栄一)は自分のことをサド気味の性格だと思っていたが、実はマゾだったのかも
知れない。妻の絵里加(えりか)の裏切りを察知してショックを受けながらも興奮している自分を不思議に思っていたが、妻の口から出た現実が想像以上のものだったことに、今まで感じたことのない感覚に囚(とら)われてしまった。いわゆる〖寝取られマゾ〗だったようだ。
絵里加が不倫ゴルフから戻ったのは日曜日の深夜だった。僕がホテルに電話したことで、妻は浮気の発覚を感じていたようだ。絵里加の方から、『話があるんでしょ・・・。』と切り出してくる。僕が、「船井祥平って誰だ?」と単刀直入に切り出した。妻の絵里加は観念したように話し始める。
彼と知り合ったのは3年前。お客さんとして店に来たのがキッカケだった。時々、店が終わってから食事に誘われていたが、《家族の待つ家に帰らないといけない》という意識があり、いつも断っていたそうだ。そんな時に僕が単身赴任をしたため、週末だけ子供たちを実家に預け、《これも仕事のうち》とアフターに付き合うようになったようだ。
船井は幼稚園から大学までエスカレーターで過ごし、今は父親の会社で役員を務め、[ライオンズクラブ]のメンバーでもある上流階級の男。都立高校から大学に進んだ一般人の僕とは育ちが違っていた。
一介のサラリーマンである僕が都会の好立地のマンションを購入した時点で、僕たちの生活は“倹約精神”の上に成り立つようになってしまった。家族で食事に出かけるのはファミリーレストラン。ドリンクバー(セルフサービスで飲み放題のドリンクを選択するメニュー。)も子供の分だけしかオーダーをしない。そんな生活が僕も妻も、当たり前だと思っていた。
高級車を乗り回し、高級なレストランで値段を気にせず好きなものをオーダーする船井の生活に、妻の絵里加が羨望の眼差しを向けたのも無理はない。そして船井から常に〔素敵だ!〕、〔君と一緒に過ごす時間は夢のようだ!〕なんて甘い言葉を投げかけられると、絵里加はまるで催眠術にでもかけられたように夢の世界に身を置いてしまったらしい。
やがて学校が夏休みになると、店を休む月曜日や木曜日も『仕事』と偽って、船井との時間を過ごすようになる。そして当然のように男と女の性的関係に発展していったようだ。
それは8月に入ったある休みの夜、二人は恵比寿のレストランで食事をした後、赤坂の一流ホテルのバーに席を移して飲んだそうだ。レストランでワインを1本空け、バーで更にカクテルを飲んだ妻は珍しく酔いが回ってしまったらしい。バーを出た後、エレベーターに乗り、降りたところは客室のフロアー。船井は黙って絵里加の手を引き部屋の中に入った。
その時、絵里加は《今日はセックスしちゃうのかな?》と漠然と感じたという。一瞬、《主人(僕)や子供たちのことが脳裏をよぎった》が、その後の事は酔いすぎて良く覚えていないそうだ。
気がつくと下着姿で男のキスを受けていた。絵里加は“ハッ!”と我に返り、船井をはね退けようとしたが、甘いキスに抵抗力を奪われて、絵里加の弱点を知り尽くしたかのような船井の愛撫に身を委ねていった。そしてついに船井の一物を初めて受け入れてしまう。そのとき妻は『感じてしまった・・・。』そうだ。(わたしはこれにかなり嫉妬を覚えたが、それ以上に異常な興奮に包まれる。)
妻の絵里加は2人の子供を出産しているにも関わらず、あそこがかなりきつい。そして指を入れるとざらざらとしたものが絡み付いてくる。学生時代から相当遊んでいた僕の経験の中でもダントツの“名器の持ち主”だ。船井もかなり〔感じた〕に違いない。それで〔君(絵里加)と一体になるために中に出してもいいかい?〕と訊いてきたそうだ。絵里加は『絶対にダメ!』と抵抗して、腹の上に出したらしいが・・・。(中出しされずに僕は、ほっとしたが、反面絵里加が最初から生(なま)を許したことには、ショックだったと同時に興奮もした。)
2015/06/28
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