短Ⅱ21〖麻美の秘密〗第1話
短Ⅱ21〖麻美の秘密〗第1話
(原題:野球拳 投稿者・投稿日:不明)
同じ会社に勤めている角倉麻美(すみくら・あさみ22歳)は、ベビーフェイスで背も小さめだけれど、意外とスタイルはよくて、なんというか男心を惹かずにはいられないという感じの魅力的なOLさんでした。性格も明るくて会社のアイドル的な存在だったように思います。
まだ学生気分がぬけないのか、会社に来るのにミニスカートだったり、ちょっと派手めで胸元が大きく開いている服を着てきたりと、少し小悪魔的な雰囲気もある女の子で、男性社員にも人気でした。
そんな麻美なので若い男性社員から誘われたりすることも少なくなかったようですが、案外、人間関係とかには如才がないようで、男性関係の浮いた噂とかはまったくありませんでした。
麻美は飲み会などでも、大人数の場だけを選んで参加しているようで、大学を卒業したての新人で、子供っぽく騙されやすそうな外見なのですが、本当のところは思ったよりしっかりしていたのかもしれません。
会社では、私の部署に所属していて、係のメンバーは麻美と私(三浦正輝まさき30歳)、それに係長と年配のパートさんが一人の四人だけでした。他の男性社員から見れば、麻美を独占できる職場環境で、羨ましすぎるという感じなのでしょうが、実際には、私も中途で入社したばかりのこともあり、毎日が業務を覚えるのに必死な状態で、余裕はまったくありませんでした。
係長とパートさんは二人ともお酒を飲まない人で、そんなこともあり職場で飲む機会など一度もなく、私の 歓迎会も、ちょっと豪華な昼食を一緒にごちそうになった程度でした。
営業などの部署の人たちは酒豪も多く、よく麻美を誘いにきていましたので、飲み会などで彼女と親しくふれあう機会は彼らのほうが、私よりもずっと多かったように思います。
仕事のほうでは8歳ほど年上の私を頼りにしているようで、彼女独特の男あしらいなのかもしれませんが 『お兄さんみたいです。』などと、なついてくるのです。可愛いい麻美に頼られれば、満更でもない気分にはなりますが、『男性としては意識していないもん』との感じは明らかで、まあ楽しくもあり、少し残念でもありという日々でもありました。
そんなある日、私は夜の10時ちかくまで残業して、帰宅するべく駅へと急いでいると、なにやら10人ほどの集団が前方にたむろしているのが見えます。どうやら飲み屋から出てきて、二次会の相談をしているようでした。
近くまで歩いていくと、見慣れた顔が並んでいて、それは、うちの会社の連中だというのがわかります。そして当然のごとく、その中には麻美がいました。私は彼女と飲んだことがないので、酔った時の麻美が普段はどんな感じなのかは知りませんが、少なくともその日はかなり酔っぱらっているように私にはみえました。
麻美は年配の辻本課長にしなだれかかるようにして、ネクタイの胸のあたりに“ちょこん”と頭を軽くふれるような感じで、『わたし~酔っぱらっちゃった~。』などと言っています。
やっぱりちょっとスキがあるかなあ、この娘は・・・まあ大人数だし変なことにはならないだろうけど・・・私は苦笑いしながら、そのまま通りすぎようかとも思いましたが、やはり、ちょっと心配にもなって声をかけました。(辻本課長に向かって)「あ、どうも。こんばんは。」そして、今気づいたふりで「あれ?麻美、大丈夫かい?」
麻美は、声をかけられて『あっ、三浦さん~~麻美ね酔っちゃったので、車で送ってくださ~いよ。』といきなりに、私の二の腕のあたりつかんで、すぐ先の大通りまで引っ張っていきます。
2015/08/10
(原題:野球拳 投稿者・投稿日:不明)
同じ会社に勤めている角倉麻美(すみくら・あさみ22歳)は、ベビーフェイスで背も小さめだけれど、意外とスタイルはよくて、なんというか男心を惹かずにはいられないという感じの魅力的なOLさんでした。性格も明るくて会社のアイドル的な存在だったように思います。
まだ学生気分がぬけないのか、会社に来るのにミニスカートだったり、ちょっと派手めで胸元が大きく開いている服を着てきたりと、少し小悪魔的な雰囲気もある女の子で、男性社員にも人気でした。
そんな麻美なので若い男性社員から誘われたりすることも少なくなかったようですが、案外、人間関係とかには如才がないようで、男性関係の浮いた噂とかはまったくありませんでした。
麻美は飲み会などでも、大人数の場だけを選んで参加しているようで、大学を卒業したての新人で、子供っぽく騙されやすそうな外見なのですが、本当のところは思ったよりしっかりしていたのかもしれません。
会社では、私の部署に所属していて、係のメンバーは麻美と私(三浦正輝まさき30歳)、それに係長と年配のパートさんが一人の四人だけでした。他の男性社員から見れば、麻美を独占できる職場環境で、羨ましすぎるという感じなのでしょうが、実際には、私も中途で入社したばかりのこともあり、毎日が業務を覚えるのに必死な状態で、余裕はまったくありませんでした。
係長とパートさんは二人ともお酒を飲まない人で、そんなこともあり職場で飲む機会など一度もなく、私の 歓迎会も、ちょっと豪華な昼食を一緒にごちそうになった程度でした。
営業などの部署の人たちは酒豪も多く、よく麻美を誘いにきていましたので、飲み会などで彼女と親しくふれあう機会は彼らのほうが、私よりもずっと多かったように思います。
仕事のほうでは8歳ほど年上の私を頼りにしているようで、彼女独特の男あしらいなのかもしれませんが 『お兄さんみたいです。』などと、なついてくるのです。可愛いい麻美に頼られれば、満更でもない気分にはなりますが、『男性としては意識していないもん』との感じは明らかで、まあ楽しくもあり、少し残念でもありという日々でもありました。
そんなある日、私は夜の10時ちかくまで残業して、帰宅するべく駅へと急いでいると、なにやら10人ほどの集団が前方にたむろしているのが見えます。どうやら飲み屋から出てきて、二次会の相談をしているようでした。
近くまで歩いていくと、見慣れた顔が並んでいて、それは、うちの会社の連中だというのがわかります。そして当然のごとく、その中には麻美がいました。私は彼女と飲んだことがないので、酔った時の麻美が普段はどんな感じなのかは知りませんが、少なくともその日はかなり酔っぱらっているように私にはみえました。
麻美は年配の辻本課長にしなだれかかるようにして、ネクタイの胸のあたりに“ちょこん”と頭を軽くふれるような感じで、『わたし~酔っぱらっちゃった~。』などと言っています。
やっぱりちょっとスキがあるかなあ、この娘は・・・まあ大人数だし変なことにはならないだろうけど・・・私は苦笑いしながら、そのまま通りすぎようかとも思いましたが、やはり、ちょっと心配にもなって声をかけました。(辻本課長に向かって)「あ、どうも。こんばんは。」そして、今気づいたふりで「あれ?麻美、大丈夫かい?」
麻美は、声をかけられて『あっ、三浦さん~~麻美ね酔っちゃったので、車で送ってくださ~いよ。』といきなりに、私の二の腕のあたりつかんで、すぐ先の大通りまで引っ張っていきます。
2015/08/10
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