短Ⅱ22《大好きっ!》9話 完結
短Ⅱ22《大好きっ!》9話 完結
6月、千春16回目の誕生日です。俺(篠田和臣かずおみ:41歳)は仕事を早く切り上げ、ケーキを買って家に帰る。千春は笑顔で俺を迎えてくれた。『お父さん、お帰りっ!』そして、頬にキス(これって普通じゃないけど・・・)してくれる。部屋を暗くして、ロウソクに火を灯す。千春はそれを一息で消す。
灯りをつけようと立ち上がると、いつのまに側に来たか、千春が身を寄せる。『大好き・・・お父さん・・・。』と今度は口に長い長いキス(汗)です。その後、千春が作ったすき焼きを食べ、ケーキを食べて・・・千春が『一緒にお風呂に入ろうっ!』と、お決まりのあの上目遣い・・・(汗)親子で狭い風呂の浴槽に、身を寄せ合って入る。そして『また一つ、千春は大人になりました。ありがとう・・・お父さん。』千春の言葉は、何回聞いても涙が出る。
翌年の6月は、千春の為に高級ホテルを予約した。17才となった千春にドレスを着せてやり、アダルトな雰囲気で誕生日を祝う。しかし、未成年の千春に、シャンパンはまずかった・・・酔ってしまった為に、混浴と、あの感動の言葉はナシです(汗)。
翌日、千春は青い顔をしながら、『ありがとう・・・おとう・・・うぇっ・・・。』これじゃ、感動はない(笑)。そんな反省もあって、18才の誕生日は自宅で、ノンアルコールです。感動の言葉の後に、抱きついてきた千春を抱きしめ、長いキス。
布団に入ってからも、千春は何度もキスをせがんだ。「どうしたの?」と聞きたくなる位。
そして・・・俺の胸に顔を埋め、『お父さん・・・抱いて・・・。』とせがむ。「どうしたんだい?千春?」、『だって・・・好きなんだもん・・・どうしようもない位、好きで好きで・・・誰よりも、お父さんの事が・・・。』それで俺の中で、何かがはじけた。
俺は千春にキスをする。首、肩、胸へと移行した。
『お父さん・・・もう、わたし・・・イヤ・・・お父さんって呼びたくない。何でお父さんなの?』
千春はそんな事を言い続ける。
「千春・・・俺も、千春が好きだ。この世で一番、大切な女性だよ。」
そして俺は、千春の一番奥深い所に達した。
『う、嬉しい・・・お父さん・・・。』
千春が、俺に強く抱きついてきた。俺も千春の細い体を、折れんばかりに抱きしめ返す。
高校を卒業後、千春は“篠田千春”となった。それは娘としてではなく、俺の正式な妻としてだ。そして俺の強引な勧めで、大学だけは行く事を了承させた。妻と大学生の、2足のワラジは大変だろうと思うが、努力家の千春ならいけると思う。
今ではもう、すっかり縁が切れた峰岸だが、鬼畜な親かもしれないが「よくぞ千春に、生を与えてくれたと・・・。」俺は峰岸に感謝している。俺は44歳となり、千春より25歳も上なので間違いなく、千春より先に鬼籍に入るだろう。一人残った千春が困らないように、手を尽くすつもりだ。俺は、この残された人生を全力で、千春一人を愛するだろう。 完
2015/11/01
6月、千春16回目の誕生日です。俺(篠田和臣かずおみ:41歳)は仕事を早く切り上げ、ケーキを買って家に帰る。千春は笑顔で俺を迎えてくれた。『お父さん、お帰りっ!』そして、頬にキス(これって普通じゃないけど・・・)してくれる。部屋を暗くして、ロウソクに火を灯す。千春はそれを一息で消す。
灯りをつけようと立ち上がると、いつのまに側に来たか、千春が身を寄せる。『大好き・・・お父さん・・・。』と今度は口に長い長いキス(汗)です。その後、千春が作ったすき焼きを食べ、ケーキを食べて・・・千春が『一緒にお風呂に入ろうっ!』と、お決まりのあの上目遣い・・・(汗)親子で狭い風呂の浴槽に、身を寄せ合って入る。そして『また一つ、千春は大人になりました。ありがとう・・・お父さん。』千春の言葉は、何回聞いても涙が出る。
翌年の6月は、千春の為に高級ホテルを予約した。17才となった千春にドレスを着せてやり、アダルトな雰囲気で誕生日を祝う。しかし、未成年の千春に、シャンパンはまずかった・・・酔ってしまった為に、混浴と、あの感動の言葉はナシです(汗)。
翌日、千春は青い顔をしながら、『ありがとう・・・おとう・・・うぇっ・・・。』これじゃ、感動はない(笑)。そんな反省もあって、18才の誕生日は自宅で、ノンアルコールです。感動の言葉の後に、抱きついてきた千春を抱きしめ、長いキス。
布団に入ってからも、千春は何度もキスをせがんだ。「どうしたの?」と聞きたくなる位。
そして・・・俺の胸に顔を埋め、『お父さん・・・抱いて・・・。』とせがむ。「どうしたんだい?千春?」、『だって・・・好きなんだもん・・・どうしようもない位、好きで好きで・・・誰よりも、お父さんの事が・・・。』それで俺の中で、何かがはじけた。
俺は千春にキスをする。首、肩、胸へと移行した。
『お父さん・・・もう、わたし・・・イヤ・・・お父さんって呼びたくない。何でお父さんなの?』
千春はそんな事を言い続ける。
「千春・・・俺も、千春が好きだ。この世で一番、大切な女性だよ。」
そして俺は、千春の一番奥深い所に達した。
『う、嬉しい・・・お父さん・・・。』
千春が、俺に強く抱きついてきた。俺も千春の細い体を、折れんばかりに抱きしめ返す。
高校を卒業後、千春は“篠田千春”となった。それは娘としてではなく、俺の正式な妻としてだ。そして俺の強引な勧めで、大学だけは行く事を了承させた。妻と大学生の、2足のワラジは大変だろうと思うが、努力家の千春ならいけると思う。
今ではもう、すっかり縁が切れた峰岸だが、鬼畜な親かもしれないが「よくぞ千春に、生を与えてくれたと・・・。」俺は峰岸に感謝している。俺は44歳となり、千春より25歳も上なので間違いなく、千春より先に鬼籍に入るだろう。一人残った千春が困らないように、手を尽くすつもりだ。俺は、この残された人生を全力で、千春一人を愛するだろう。 完
2015/11/01
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