名I〖愛する人〗第1節1章第1話 [夏1]
名I〖愛する人〗第1節1章第1話 [夏1]
(原題:とある妻の物語 原作者:とある妻の物語 投稿日:2014/03/09)
『えっ・・・そんなの無理よ。』
と妻(寺川絵里:33歳)が、信じられない、という感じで目を大きくさせて言う。
「お願い、一回だけだから。」
『ん~・・・でも、やっぱり無理よ・・。』
「なんで?」
『なんでっ?て・・・もし見られたらどうするの?』
「いや、大丈夫、以外と見えそうで見えないもんだよ。」
『もし転んじゃったら? ・・・見えちゃうよ。』
「でもさ、最近転んだことある?」
『んーっ、それは・・ないけど・・・で、も、そんなの絶対に無理よ。』
と、絵里が決して怒った風ではなく、どちらかというと呆れた感じで言った。
昨夜、夕食を食べながら妻の絵里とこんな会話をしていた。きっかけは僕(寺川匠真:36歳)が妻に、「明日さ~、一緒に出かける時にスカートで・・・下着を着けないでいて欲しいのだけど・・・ダメかなぁ?」とこんなお願いをしてみたからだ。
明日は土曜日で二人とも休日。子供は夏休みに入っていて、今日からそんなに遠くない妻の実家に泊まりにいっている。夏服のバーゲンがすでに始まっていたので少し遠い郊外の大型ショッピングモールに久しぶりに二人だけで買い物に行く話しをしていた。その時に思い切って言ってみた。これは僕の願望というか・・・色々なサイトや小説から影響を受けて前から一度やってみたいと思っていたことの一つだった。
結婚して8年。妻の絵里は美しい30代。まだまだ20代でも通用する。初対面の人に1児の母と言うと必ず驚かれる。僕は絵里に出会った時から一目惚れで、マメなアタックの末に何とか射止めた。驚いたことに処女であった。これだけの美人なので言い寄る男達は沢山いたし、実際に数人付き合ったこともあるらしい。しかしキスまではしたが身体を許してもいいと思うほどの相手がいなかった。これは妻の慎重な性格の部分によるところが大きいと思う。
僕と妻の関係は夫婦というより友達のような感じだ。お互いにその日にあったどうでもいいことなどをよく話し、よく笑う。お互いの会社の愚痴も言い合える。妻は“性”に関してどちらかというと積極的ではない。下ネタに出てくる言葉も驚くほど知らなかったので、いちいち僕が説明した。自分から求めることはしないし、セックスは週に1回で十分だと言う。『イクのは気持ちいいけどセックスのあとすぐ眠くなっちゃう。』というのが理由らしい。
確かに妻は身体がかなり敏感な方で、以前乳首への愛撫だけでかるくイッてしまうこともあった。1回のセックスで必ず1回はエクスタシーを感じる。《こんなに気持ち良さそうなのに週1回でいいなんて・・》と男の僕からみると不思議な感じがする。
その反対に僕は今でも妻を見るたびにしたいと思うし最低でも2日に一回はしたいと思っている。いつもお腹が空いた状態で美味しそうな食べ物を前にしてお預けをくっているようなものだった。特に子供が生まれてからは、なかなか二人だけの時間も取りづらいのが実情だった。しょうがないので自慰をして性欲を冷ます時もあった。
2015/11/04
(原題:とある妻の物語 原作者:とある妻の物語 投稿日:2014/03/09)
『えっ・・・そんなの無理よ。』
と妻(寺川絵里:33歳)が、信じられない、という感じで目を大きくさせて言う。
「お願い、一回だけだから。」
『ん~・・・でも、やっぱり無理よ・・。』
「なんで?」
『なんでっ?て・・・もし見られたらどうするの?』
「いや、大丈夫、以外と見えそうで見えないもんだよ。」
『もし転んじゃったら? ・・・見えちゃうよ。』
「でもさ、最近転んだことある?」
『んーっ、それは・・ないけど・・・で、も、そんなの絶対に無理よ。』
と、絵里が決して怒った風ではなく、どちらかというと呆れた感じで言った。
昨夜、夕食を食べながら妻の絵里とこんな会話をしていた。きっかけは僕(寺川匠真:36歳)が妻に、「明日さ~、一緒に出かける時にスカートで・・・下着を着けないでいて欲しいのだけど・・・ダメかなぁ?」とこんなお願いをしてみたからだ。
明日は土曜日で二人とも休日。子供は夏休みに入っていて、今日からそんなに遠くない妻の実家に泊まりにいっている。夏服のバーゲンがすでに始まっていたので少し遠い郊外の大型ショッピングモールに久しぶりに二人だけで買い物に行く話しをしていた。その時に思い切って言ってみた。これは僕の願望というか・・・色々なサイトや小説から影響を受けて前から一度やってみたいと思っていたことの一つだった。
結婚して8年。妻の絵里は美しい30代。まだまだ20代でも通用する。初対面の人に1児の母と言うと必ず驚かれる。僕は絵里に出会った時から一目惚れで、マメなアタックの末に何とか射止めた。驚いたことに処女であった。これだけの美人なので言い寄る男達は沢山いたし、実際に数人付き合ったこともあるらしい。しかしキスまではしたが身体を許してもいいと思うほどの相手がいなかった。これは妻の慎重な性格の部分によるところが大きいと思う。
僕と妻の関係は夫婦というより友達のような感じだ。お互いにその日にあったどうでもいいことなどをよく話し、よく笑う。お互いの会社の愚痴も言い合える。妻は“性”に関してどちらかというと積極的ではない。下ネタに出てくる言葉も驚くほど知らなかったので、いちいち僕が説明した。自分から求めることはしないし、セックスは週に1回で十分だと言う。『イクのは気持ちいいけどセックスのあとすぐ眠くなっちゃう。』というのが理由らしい。
確かに妻は身体がかなり敏感な方で、以前乳首への愛撫だけでかるくイッてしまうこともあった。1回のセックスで必ず1回はエクスタシーを感じる。《こんなに気持ち良さそうなのに週1回でいいなんて・・》と男の僕からみると不思議な感じがする。
その反対に僕は今でも妻を見るたびにしたいと思うし最低でも2日に一回はしたいと思っている。いつもお腹が空いた状態で美味しそうな食べ物を前にしてお預けをくっているようなものだった。特に子供が生まれてからは、なかなか二人だけの時間も取りづらいのが実情だった。しょうがないので自慰をして性欲を冷ます時もあった。
2015/11/04
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