長Ⅱ2【エッチな悪魔が囁く】第1章③
長Ⅱ2【エッチな悪魔が囁く】第1章③
前回(第1章②)
私(宇佐美栄治:36歳)は事務所で日中の業務(税理士)をこなしていました。そして遅い昼食で愛妻弁当を食べ終わり、コーヒーとともにタバコを一服していた午後1時半・・・事務所内に聞きなれない電話の着信音が鳴り始めました・・・。
私はドキッ!!としました・・・確かに電話が鳴っている・・・私は電話のディスプレーを確認した・・・“非通知”でした。受話器を取るとフリーダイヤルの案内ガイダンス(フリーダイヤル0120-△△△△△△へおつなぎいたします。)が流れます。電話会社や営業の電話ではない。このフリーダイヤルを知っているのは・・・妻だけです・・・。
そしてガイダンスが終わる。
「もしもし、こんにちは。」(ボイスチェンジャーアプリを使用して声色は変えてあります)
『あ、もしもし・・・。』(何か余所行きの声・・・)
「今どこから? 仕事はお休み?」
『いえ、あの・・・主婦なんです・・・。』
間違いなく妻(宇佐美彩乃:あやの:34歳)の声でした・・・。彩乃は私の策とはいえ、テレクラに電話してきたのです・・・あの2日間の焦らしが効いたのでしょうか・・・(^^:)
「今日はどういう目的でかけてきたの?」
『いえ・・・ちょっと暇だったから・・・。』
私は焦っていたために、とんでもないことを口走ってしまいます。
「今日会える人を探しているんだけど、会えるの?」
『ええ・・? 今日ですか?』
「そのつもりで電話してきたんじゃないの?」
『・・・。』
確かに最終的には聞きたい内容だったのですが、あまりに焦りすぎました・・・。
『はい・・・今日、会える人を探していました』
《なんて妻に言われたら、ショックが大きいではないか!(^^;)》と思いつつ、《言ってしまったものは仕方ない・・・》と後悔の念に駆られながら更に言いました。
「どうなの? 会えるの?」
『・・・ごめんなさい・・・あの・・失礼します。』
ガチャ・・・ツー・ツー・ツー・・
《ありゃ・・・切れちゃった・・・当たり前か・・・》
でも、ちょっと安心した私でした。
《しかし、何てことを口走ったものか・・・これではもうかかってこないだろうなぁ・・・
惜しいことをした・・・折角のチャンスだったのに・・・》
と、肩を落としている私の携帯に着信がありました。妻の彩乃からです・・・《何事かな・・・?もしかしてさっきのが私だとバレた?(^^;)》それでも私は思いっきり爽やかな声で電話に出ました。
「もしもし。」
『ああ、パパ・・・お疲れさま~。』
「どうした? 何か急用? 変わったことでもあった?」
『ううん、別にないよ。お弁当少なくなかった?』
たわいのない話をしていましたが、何かよそよそしい感じの妻です。おそらく先ほどテレクラに電話してしまった自分を私に詫びたいと思ったのでしょうか?・・・私は妻が愛しくなり、《自分を責めるんじゃないよ! 悪いのはオレだよ~》それで話の方向を変えました。
「昨夜までゴメンな~!でも、お前感じまくっていたなぁ?」
『もう、何であんなことするのよ~今夜も帰り遅いんでしょう? 私に火をつけておいて・・・。』
「でも、お前はそうやった方がエッチになって面白いもん!」
『もう! 浮気してやる!』
「ははは~、1人エッチして我慢しときなさいね!」
そんな感じで電話を切りました。私はまた妻(宇佐美彩乃:あやの:34歳)がテレクラに電話してくる機会を作ってみたのです。《今度は失敗しないぞ》と思いながら・・・《でも、仮に彩乃が浮気等していても、ただの軽い火遊びならマンネリした夫婦生活のカンフル剤になるかな》と思っていました。
2016/03/12
長Ⅱ2【エッチな悪魔が囁く】第1章① 01を読む方は ⇒ こちら
前回(第1章②)
私(宇佐美栄治:36歳)は事務所で日中の業務(税理士)をこなしていました。そして遅い昼食で愛妻弁当を食べ終わり、コーヒーとともにタバコを一服していた午後1時半・・・事務所内に聞きなれない電話の着信音が鳴り始めました・・・。
私はドキッ!!としました・・・確かに電話が鳴っている・・・私は電話のディスプレーを確認した・・・“非通知”でした。受話器を取るとフリーダイヤルの案内ガイダンス(フリーダイヤル0120-△△△△△△へおつなぎいたします。)が流れます。電話会社や営業の電話ではない。このフリーダイヤルを知っているのは・・・妻だけです・・・。
そしてガイダンスが終わる。
「もしもし、こんにちは。」(ボイスチェンジャーアプリを使用して声色は変えてあります)
『あ、もしもし・・・。』(何か余所行きの声・・・)
「今どこから? 仕事はお休み?」
『いえ、あの・・・主婦なんです・・・。』
間違いなく妻(宇佐美彩乃:あやの:34歳)の声でした・・・。彩乃は私の策とはいえ、テレクラに電話してきたのです・・・あの2日間の焦らしが効いたのでしょうか・・・(^^:)
「今日はどういう目的でかけてきたの?」
『いえ・・・ちょっと暇だったから・・・。』
私は焦っていたために、とんでもないことを口走ってしまいます。
「今日会える人を探しているんだけど、会えるの?」
『ええ・・? 今日ですか?』
「そのつもりで電話してきたんじゃないの?」
『・・・。』
確かに最終的には聞きたい内容だったのですが、あまりに焦りすぎました・・・。
『はい・・・今日、会える人を探していました』
《なんて妻に言われたら、ショックが大きいではないか!(^^;)》と思いつつ、《言ってしまったものは仕方ない・・・》と後悔の念に駆られながら更に言いました。
「どうなの? 会えるの?」
『・・・ごめんなさい・・・あの・・失礼します。』
ガチャ・・・ツー・ツー・ツー・・
《ありゃ・・・切れちゃった・・・当たり前か・・・》
でも、ちょっと安心した私でした。
《しかし、何てことを口走ったものか・・・これではもうかかってこないだろうなぁ・・・
惜しいことをした・・・折角のチャンスだったのに・・・》
と、肩を落としている私の携帯に着信がありました。妻の彩乃からです・・・《何事かな・・・?もしかしてさっきのが私だとバレた?(^^;)》それでも私は思いっきり爽やかな声で電話に出ました。
「もしもし。」
『ああ、パパ・・・お疲れさま~。』
「どうした? 何か急用? 変わったことでもあった?」
『ううん、別にないよ。お弁当少なくなかった?』
たわいのない話をしていましたが、何かよそよそしい感じの妻です。おそらく先ほどテレクラに電話してしまった自分を私に詫びたいと思ったのでしょうか?・・・私は妻が愛しくなり、《自分を責めるんじゃないよ! 悪いのはオレだよ~》それで話の方向を変えました。
「昨夜までゴメンな~!でも、お前感じまくっていたなぁ?」
『もう、何であんなことするのよ~今夜も帰り遅いんでしょう? 私に火をつけておいて・・・。』
「でも、お前はそうやった方がエッチになって面白いもん!」
『もう! 浮気してやる!』
「ははは~、1人エッチして我慢しときなさいね!」
そんな感じで電話を切りました。私はまた妻(宇佐美彩乃:あやの:34歳)がテレクラに電話してくる機会を作ってみたのです。《今度は失敗しないぞ》と思いながら・・・《でも、仮に彩乃が浮気等していても、ただの軽い火遊びならマンネリした夫婦生活のカンフル剤になるかな》と思っていました。
2016/03/12
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