中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第2回
中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第2回
第1回
榊(さかき)南美は時間通りに、部屋を訪ねて来ました。部屋に入ってきた南美(みなみ)は、会釈した女性を見て訝しげに尋ねます。
『宗介君、この方は誰?』
それはそうでしょう。彼女にしてみれば別れたとはいえ、長年一緒にいた夫だった男のホテルの部屋を訪ねるのです。心の隅に何らかの決意があったとしてもおかしくありません。
俺(大澤宗介:そうすけ)は二人の女性を紹介しました。
「彼女が元僕の奥さんの榊南美さん。こちらは清水君の元奥さんの桐谷汐里(しおり)さん。二人とも初対面だったよね。話には出ていたと思うけど・・。」
『何で清水君の奥さんがここにいるの? 宗介君とどういう関係?』
不思議がっている南美をソファに座らせます。
「これから話すこと、南美の胸だけに収めておいて欲しいんだ。清水君には聞かせたく無い話だから。」
次に俺は汐里の目を見ながら静かに尋ねた。
「汐里はどうする? 聞きたくない話や辛い話が一杯出てくるから何なら席外していても良いよ。」
それでも汐里(しおり)は目に一杯涙を溜めながら震える声で俺に訴えます。
〚ここに居ます。一緒に居させてください。わたしもう捨てられたく有りません。〛
俺は南美の向かい、汐里の横に座りました。彼女は俺の上着の裾を掴みながら小さく震えています。俺は汐里の手を握って、諭すように言います。
「落ち着いて。俺はどこも行かないよ。」
〚本当に?〛
唖然として俺たちのやり取りを見ている南美に
「南美、すまない。彼女は清水君に捨てられてから少しナーバスになっているんだ。俺にも捨てられんじゃないかって・・。」
『清水君に捨てられるって何? 宗介君にも・・・私にも解るように説明してよ。それに汐里さん、あなた妊娠してない? まさか宗介君の子供じゃないよね。』
いつもは冷静な南美が興奮気味に質問してきます。
「南美、落ち着いてくれよ。一つ一つ説明していくから。」
俺は南美の一番知りたがっている汐里との関係から話し始めました。
昨年九月、俺が出張に行くときに南美の不倫調査を依頼していきました。六月・七月・八月に続いて四回目の調査です。出張先のホテルで、会社に出す営業報告書を書いている時、調査会社の所長の山崎さんから電話が入りました。
[奥さんと清水さんの調査は無事終わったのですが、ちょっとしたトラブルが有ったものですから、詳しいことを報告しますので明日、事務所に来て貰えませんか?]
「トラブル? 解りました、明日夕方、お伺いします。」
俺は、《トラブル? ばれたかな?》と色々な思いを巡らせながら、事務所を訪ねました。すると事務所には、山崎さんと別の調査会社の樺山さんがいます。
「合同の調査ですか? 大掛かりな話ですね。ところでアクシデントって何です?」
[実は樺山さんのところと調査対象が被ったんですわ。]
依頼主は詳しくは言えないが、現場で山崎さんの職員と樺山さんの職員が鉢合わせをし話をしてみると、調査対象者は清水と南美と解り、俺が二重に依頼したのではないか?と連絡がきたとの事である。
「樺山さん、守秘義務で依頼主が言えないのは理解できます。でも仮に依頼主が、清水さんの奥さんとかなら利害が一致します。俺の持っている資料関係は全て提供する用意が有りますので、一度相手側に確認してみてください。」
俺の名刺を渡し、山崎さんからは今回の結果報告書を貰って家に帰った。
家に帰ると、南美が食事を作って待っていた。食事を済ませ、風呂から上がると、テレビを見ている南美の横に座ります。南美の肩に手を置き、キスをしようとすると・・・。
『ごめん、今日は疲れているの。明日にして、ネッ。』
しかし俺は構わずソファに、南美を押し倒した。
『止めて! 宗介君今日変よ。どうしたの?』
「南美が欲しい! 抱きたい!」
そして俺は強引にキスをする。舌を絡めながら、南美の乳首を右手で摘んだ。最初は抵抗
していた南美も徐々に感じ始め、舌を絡めてくる。下着の上からアソコを触ると、グッシ
ョリと濡れて下着に染みを作っていた。それから乳房にキスをし、キスマークを付け、舌を脇腹からお尻に這わせます。下着をずらすと股を広げ、一瞬の隙を付き、アソコに吸い付いた。
『いやぁ~駄目! 宗介君嫌ァ~~~!』
俺はアソコの中身を全部吸い出すつもりで舌を使います。南美は身を仰け反らせていった。
太腿にキスマークを付けながら、アソコから流れた愛液を見ると、何か白いものが混じっている。《多分精液であろう。》そんな気がした。
衣服を全部剥ぐと、南美のアソコに何もつけずに入れようとすると、南美は抵抗をする。
『お願い。コンドームを使って・・今日は危ない日なの。』
俺は南美がピルか何かの避妊をしていると思ったので無視をして挿入をしました。南美は
ものすごく抵抗をする。足を目一杯に広げ奥まで突いてから、その状態で止めます。
「危ない日だったら出来るかも知れないよ。もう抜こうか?」
そこから動いては止め、突いては抜きかけをしているうちに・・・。
『お願い、一緒にイって! 中に一杯出して! 大丈夫だから。』
ついに南美は陥落をした。それを見て南美の中に出した。
『イクッ! あああぁぁぁ~~~凄い!』
暫らくして南美は俺の腕枕の中で呟くように独り言を言います。
『ごめんね、宗介君。愛しているのは宗介君だけだよ・・・。』
2016/05/08
第1回
榊(さかき)南美は時間通りに、部屋を訪ねて来ました。部屋に入ってきた南美(みなみ)は、会釈した女性を見て訝しげに尋ねます。
『宗介君、この方は誰?』
それはそうでしょう。彼女にしてみれば別れたとはいえ、長年一緒にいた夫だった男のホテルの部屋を訪ねるのです。心の隅に何らかの決意があったとしてもおかしくありません。
俺(大澤宗介:そうすけ)は二人の女性を紹介しました。
「彼女が元僕の奥さんの榊南美さん。こちらは清水君の元奥さんの桐谷汐里(しおり)さん。二人とも初対面だったよね。話には出ていたと思うけど・・。」
『何で清水君の奥さんがここにいるの? 宗介君とどういう関係?』
不思議がっている南美をソファに座らせます。
「これから話すこと、南美の胸だけに収めておいて欲しいんだ。清水君には聞かせたく無い話だから。」
次に俺は汐里の目を見ながら静かに尋ねた。
「汐里はどうする? 聞きたくない話や辛い話が一杯出てくるから何なら席外していても良いよ。」
それでも汐里(しおり)は目に一杯涙を溜めながら震える声で俺に訴えます。
〚ここに居ます。一緒に居させてください。わたしもう捨てられたく有りません。〛
俺は南美の向かい、汐里の横に座りました。彼女は俺の上着の裾を掴みながら小さく震えています。俺は汐里の手を握って、諭すように言います。
「落ち着いて。俺はどこも行かないよ。」
〚本当に?〛
唖然として俺たちのやり取りを見ている南美に
「南美、すまない。彼女は清水君に捨てられてから少しナーバスになっているんだ。俺にも捨てられんじゃないかって・・。」
『清水君に捨てられるって何? 宗介君にも・・・私にも解るように説明してよ。それに汐里さん、あなた妊娠してない? まさか宗介君の子供じゃないよね。』
いつもは冷静な南美が興奮気味に質問してきます。
「南美、落ち着いてくれよ。一つ一つ説明していくから。」
俺は南美の一番知りたがっている汐里との関係から話し始めました。
昨年九月、俺が出張に行くときに南美の不倫調査を依頼していきました。六月・七月・八月に続いて四回目の調査です。出張先のホテルで、会社に出す営業報告書を書いている時、調査会社の所長の山崎さんから電話が入りました。
[奥さんと清水さんの調査は無事終わったのですが、ちょっとしたトラブルが有ったものですから、詳しいことを報告しますので明日、事務所に来て貰えませんか?]
「トラブル? 解りました、明日夕方、お伺いします。」
俺は、《トラブル? ばれたかな?》と色々な思いを巡らせながら、事務所を訪ねました。すると事務所には、山崎さんと別の調査会社の樺山さんがいます。
「合同の調査ですか? 大掛かりな話ですね。ところでアクシデントって何です?」
[実は樺山さんのところと調査対象が被ったんですわ。]
依頼主は詳しくは言えないが、現場で山崎さんの職員と樺山さんの職員が鉢合わせをし話をしてみると、調査対象者は清水と南美と解り、俺が二重に依頼したのではないか?と連絡がきたとの事である。
「樺山さん、守秘義務で依頼主が言えないのは理解できます。でも仮に依頼主が、清水さんの奥さんとかなら利害が一致します。俺の持っている資料関係は全て提供する用意が有りますので、一度相手側に確認してみてください。」
俺の名刺を渡し、山崎さんからは今回の結果報告書を貰って家に帰った。
家に帰ると、南美が食事を作って待っていた。食事を済ませ、風呂から上がると、テレビを見ている南美の横に座ります。南美の肩に手を置き、キスをしようとすると・・・。
『ごめん、今日は疲れているの。明日にして、ネッ。』
しかし俺は構わずソファに、南美を押し倒した。
『止めて! 宗介君今日変よ。どうしたの?』
「南美が欲しい! 抱きたい!」
そして俺は強引にキスをする。舌を絡めながら、南美の乳首を右手で摘んだ。最初は抵抗
していた南美も徐々に感じ始め、舌を絡めてくる。下着の上からアソコを触ると、グッシ
ョリと濡れて下着に染みを作っていた。それから乳房にキスをし、キスマークを付け、舌を脇腹からお尻に這わせます。下着をずらすと股を広げ、一瞬の隙を付き、アソコに吸い付いた。
『いやぁ~駄目! 宗介君嫌ァ~~~!』
俺はアソコの中身を全部吸い出すつもりで舌を使います。南美は身を仰け反らせていった。
太腿にキスマークを付けながら、アソコから流れた愛液を見ると、何か白いものが混じっている。《多分精液であろう。》そんな気がした。
衣服を全部剥ぐと、南美のアソコに何もつけずに入れようとすると、南美は抵抗をする。
『お願い。コンドームを使って・・今日は危ない日なの。』
俺は南美がピルか何かの避妊をしていると思ったので無視をして挿入をしました。南美は
ものすごく抵抗をする。足を目一杯に広げ奥まで突いてから、その状態で止めます。
「危ない日だったら出来るかも知れないよ。もう抜こうか?」
そこから動いては止め、突いては抜きかけをしているうちに・・・。
『お願い、一緒にイって! 中に一杯出して! 大丈夫だから。』
ついに南美は陥落をした。それを見て南美の中に出した。
『イクッ! あああぁぁぁ~~~凄い!』
暫らくして南美は俺の腕枕の中で呟くように独り言を言います。
『ごめんね、宗介君。愛しているのは宗介君だけだよ・・・。』
2016/05/08
- 関連記事
-
- 中Ⅱ7〖妻と恋人〗 03 (2016/04/09)
- 中Ⅱ8〖溺れる〗第4話 (2016/04/11)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その2 (2016/04/14)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その3 (2016/04/23)
- 中Ⅱ8〖溺れる〗第5話 (2016/04/25)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その4 (2016/04/29)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第1回 (2016/04/29)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第2回 (2016/05/08)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その5 (2016/05/09)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その6 (2016/05/14)
- 中Ⅱ11『涼花(すずか)の性春』パート1 (2016/05/14)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その7 (2016/05/19)
- 中Ⅱ8〖溺れる〗第6話 (2016/05/20)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第3回 (2016/05/21)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その8 (2016/05/28)
コメント
コメントの投稿