中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その6
中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その6
その5
瀬戸口真帆(まほ:28歳)さんは『ねぇねぇ、880円分を体で払うとどのくらいなの?』って顔を覗き込んできます。けれど俺(平河宏太:こうた:20歳)はなにも答えられませんでした。ふと目に入った真帆さんの胸の谷間に釘付けです。ワザと見せ付けて挑発しているとか、そういうわけではなかったのですが、その無防備さがときに暴力的なほどにエッチなのでした。
『宏太君、風俗とかいったことあるの? アレって50分8000円とかじゃない? ということは880円だと約5分かなぁ・・・。』
「は、はぁ・・・。」
俺は風俗へ行ったことなかったので空返事でしたが、割り算をして5分30秒だということは頭の中で計算できます(笑)。そして、最後の一枚の皿を洗い終わりました。
『じゃぁ、5分間キスしてもらおうかなぁ‥。』
(イットケ! イットケ! イットケーーーーー! キスーーイットケーーーーー!)
俺はもう無我夢中で真帆さんの柔らかな唇を吸いまくります。おっぱいに手を伸ばそうか迷いましたが、洗い物をした手はビショ濡れだったので思いとどまり、軽く真帆さんの腰に回し、支える程度にしておきました。真帆さんは俺の首に腕を回し、少し背伸びをするようにしてしがみついてきます。正確に5分間だったのかどうかはわかりませんが、非常に長いあいだ舌を絡ませていた。
二人は一度離れては見つめ合い、見つめ合っては再び唇を重ね、そんなことを何度か繰り返したときに、真帆さんの携帯が鳴ります。お互いメロディ音の鳴るほうに目を向けましたが、『大丈夫、目覚ましのアラームよ。お昼寝をしている時間なの(笑)。』そう言って真帆さんは微笑みました。そして、抱き合っていた二人は、何事もなかったかのように帰る準備をし始めます。
「じゃ、送っていくよ」俺がこのセリフを言ってしまえば、俺達二人はまた元通りの生活に戻っていったことでしょう。昼食をともにし、ちょっとした遊び心でディープキスをした。ただそれだけの仲。暇を持て余している主婦と、年上の女性に憧れを抱く俺の、ちょっぴり大胆な冒険。非常識であり、モラルに反することではありますが、だからこそ燃えてしまう二人だったのかもしれません。なによりも、二人で秘密を共有するということがたまらなく萌えでした。
「やっぱし、ハヤシライスセットで4000円だったかも!」 自分でもなかなか洒落たセリフだと思いながら、俺は真帆さんを押し倒します。そして思いっきり真帆さんを抱きしめていました。『あははは、セットだったのぉ? それでも4000円は高いよー(笑)。』そっと顔を近付け、唇が触れるか触れないかの微妙な距離で、「だって“Hセット”だもん・・・。」
と俺は囁きました。もしOKならば、真帆さんの方から唇を重ねてくるのではないかと期待をしながら・・・。
しかし俺(平河宏太:こうた:20歳)の思惑は見事にはずれ、真帆さんは、『どうせ私は半額(4000円)の女ですよ・・・。』と、顔を背(そむ)けました。その仕草の可愛らしいこと、俺は思わず耳元で「好きだ・・・。」って口走り、さらに強く真帆さんを抱きしめます。そして首すじに軽くくちびるを押し当てながら、真帆さんのおっぱいへと片手を伸ばしました。服の上からではありません。生で触ろうと思って・・・服の下へと侵入したのです。
2016/05/14
その5
瀬戸口真帆(まほ:28歳)さんは『ねぇねぇ、880円分を体で払うとどのくらいなの?』って顔を覗き込んできます。けれど俺(平河宏太:こうた:20歳)はなにも答えられませんでした。ふと目に入った真帆さんの胸の谷間に釘付けです。ワザと見せ付けて挑発しているとか、そういうわけではなかったのですが、その無防備さがときに暴力的なほどにエッチなのでした。
『宏太君、風俗とかいったことあるの? アレって50分8000円とかじゃない? ということは880円だと約5分かなぁ・・・。』
「は、はぁ・・・。」
俺は風俗へ行ったことなかったので空返事でしたが、割り算をして5分30秒だということは頭の中で計算できます(笑)。そして、最後の一枚の皿を洗い終わりました。
『じゃぁ、5分間キスしてもらおうかなぁ‥。』
(イットケ! イットケ! イットケーーーーー! キスーーイットケーーーーー!)
俺はもう無我夢中で真帆さんの柔らかな唇を吸いまくります。おっぱいに手を伸ばそうか迷いましたが、洗い物をした手はビショ濡れだったので思いとどまり、軽く真帆さんの腰に回し、支える程度にしておきました。真帆さんは俺の首に腕を回し、少し背伸びをするようにしてしがみついてきます。正確に5分間だったのかどうかはわかりませんが、非常に長いあいだ舌を絡ませていた。
二人は一度離れては見つめ合い、見つめ合っては再び唇を重ね、そんなことを何度か繰り返したときに、真帆さんの携帯が鳴ります。お互いメロディ音の鳴るほうに目を向けましたが、『大丈夫、目覚ましのアラームよ。お昼寝をしている時間なの(笑)。』そう言って真帆さんは微笑みました。そして、抱き合っていた二人は、何事もなかったかのように帰る準備をし始めます。
「じゃ、送っていくよ」俺がこのセリフを言ってしまえば、俺達二人はまた元通りの生活に戻っていったことでしょう。昼食をともにし、ちょっとした遊び心でディープキスをした。ただそれだけの仲。暇を持て余している主婦と、年上の女性に憧れを抱く俺の、ちょっぴり大胆な冒険。非常識であり、モラルに反することではありますが、だからこそ燃えてしまう二人だったのかもしれません。なによりも、二人で秘密を共有するということがたまらなく萌えでした。
「やっぱし、ハヤシライスセットで4000円だったかも!」 自分でもなかなか洒落たセリフだと思いながら、俺は真帆さんを押し倒します。そして思いっきり真帆さんを抱きしめていました。『あははは、セットだったのぉ? それでも4000円は高いよー(笑)。』そっと顔を近付け、唇が触れるか触れないかの微妙な距離で、「だって“Hセット”だもん・・・。」
と俺は囁きました。もしOKならば、真帆さんの方から唇を重ねてくるのではないかと期待をしながら・・・。
しかし俺(平河宏太:こうた:20歳)の思惑は見事にはずれ、真帆さんは、『どうせ私は半額(4000円)の女ですよ・・・。』と、顔を背(そむ)けました。その仕草の可愛らしいこと、俺は思わず耳元で「好きだ・・・。」って口走り、さらに強く真帆さんを抱きしめます。そして首すじに軽くくちびるを押し当てながら、真帆さんのおっぱいへと片手を伸ばしました。服の上からではありません。生で触ろうと思って・・・服の下へと侵入したのです。
2016/05/14
- 関連記事
-
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その2 (2016/04/14)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その3 (2016/04/23)
- 中Ⅱ8〖溺れる〗第5話 (2016/04/25)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その4 (2016/04/29)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第1回 (2016/04/29)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第2回 (2016/05/08)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その5 (2016/05/09)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その6 (2016/05/14)
- 中Ⅱ11『涼花(すずか)の性春』パート1 (2016/05/14)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その7 (2016/05/19)
- 中Ⅱ8〖溺れる〗第6話 (2016/05/20)
- 中Ⅱ10〖離婚の理由〗 第3回 (2016/05/21)
- 中Ⅱ9〖戻るべき場所〗その8 (2016/05/28)
- 中Ⅱ12 一輪草~追憶~ 第1回 (2016/05/31)
- 中Ⅱ12 一輪草~追憶~ 第2回 (2016/06/03)
コメント
コメントの投稿