短Ⅱ26〖心の隙〗第14話
短Ⅱ26〖心の隙〗第14話
第13話
ああ、もう、午前10時だ。今頃妻(明戸理紗:あけど・りさ:35歳)は所長(田中良明:53歳)の車に乗り、二人は新婚旅行のような気分でどこかの温泉に向かっているんだろう。《妻が愛おしい。口惜しい。二人の様子を一目見てみたい…。》私(明戸郁夫:いくお:33歳)は、妻の匂いを求めて、洗濯かごから下着を漁ります。妻が脱いだばかりのショーツの匂いを嗅ぎながら、私は自らを慰め、射精しました。
夕方帰ってきた娘たちは、私が仕事を休んで家にいるのを気遣い、優しくしてくれます。
[お父さん大丈夫? 具合が悪いの? 社員旅行に出掛けたお母さんのことを心配して、具合が悪くなったんじゃないの? お母さんは幸せだよ。お母さんのことをこんなに心配してくれるお父さんがいるんだから。]
「いや、ちょっと風邪を引いただけだ。季節はずれの風邪がはやっているようだから、お前たちも気をつけなさい。そして、夜更かしせずに早く寝なさい。」
私は、夜一人でベッドに入っていると、田中に差し出してしまった妻のことがまた気になりました。今頃は、どこかの温泉旅館の離れで田中と二人きりになり、部屋の中で、あるいは風呂で、妻の理紗は田中に巧みに執拗に愛撫されているんだろう。
そして、太く長いペニスで肉襞を突かれ、よがらされ逝かされ、秘壷に田中の子種を出されているんだろう。今晩、妻は田中に何回も犯されてしまうのだろう。私は、所長とのセックスでよがっていた理紗の表情を思い出し、再び妻の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーをし、果てました。
土曜日は休みでした。仕事をする気分にもなれなかったのですが、前日休んでしまったため、そうもいきません。職場に出て、夕方まで溜まった仕事を片付け、帰ってきました。家に帰ると、娘たちが夕飯の支度を終え、私を待ってくれていました。
[お父さん、お帰り。あ、大分元気になったようね。安心した。たくさんご飯食べてね。]
「ああ、もうすっかり元気だよ。たくさん食べさせてもらうよ。」
夕食後は娘たちとテレビを見て過ごします。娘たちと過ごしたひと時は、私の沈んだ気持ちをいくらか明るくしてくれました。娘たちは明日の日曜日、それぞれ外出し夕方過ぎに戻るとのことです。私は笑いながら留守番を引き受けることを約束します。
寝室に入ると、明日、本当に帰ってきてくれるのだろうか…。やはり男によがらされていた妻の姿が目に浮かんできます。理紗は、私や子ども達を捨て、田中と暮らしていくことを選ばないだろうか…。しかし、そのときの私に出来たことは、不安な気持ちのまま、またしても妻の下着でオナニーすることだけでした。
2016/05/25
第13話
ああ、もう、午前10時だ。今頃妻(明戸理紗:あけど・りさ:35歳)は所長(田中良明:53歳)の車に乗り、二人は新婚旅行のような気分でどこかの温泉に向かっているんだろう。《妻が愛おしい。口惜しい。二人の様子を一目見てみたい…。》私(明戸郁夫:いくお:33歳)は、妻の匂いを求めて、洗濯かごから下着を漁ります。妻が脱いだばかりのショーツの匂いを嗅ぎながら、私は自らを慰め、射精しました。
夕方帰ってきた娘たちは、私が仕事を休んで家にいるのを気遣い、優しくしてくれます。
[お父さん大丈夫? 具合が悪いの? 社員旅行に出掛けたお母さんのことを心配して、具合が悪くなったんじゃないの? お母さんは幸せだよ。お母さんのことをこんなに心配してくれるお父さんがいるんだから。]
「いや、ちょっと風邪を引いただけだ。季節はずれの風邪がはやっているようだから、お前たちも気をつけなさい。そして、夜更かしせずに早く寝なさい。」
私は、夜一人でベッドに入っていると、田中に差し出してしまった妻のことがまた気になりました。今頃は、どこかの温泉旅館の離れで田中と二人きりになり、部屋の中で、あるいは風呂で、妻の理紗は田中に巧みに執拗に愛撫されているんだろう。
そして、太く長いペニスで肉襞を突かれ、よがらされ逝かされ、秘壷に田中の子種を出されているんだろう。今晩、妻は田中に何回も犯されてしまうのだろう。私は、所長とのセックスでよがっていた理紗の表情を思い出し、再び妻の下着の匂いを嗅ぎながらオナニーをし、果てました。
土曜日は休みでした。仕事をする気分にもなれなかったのですが、前日休んでしまったため、そうもいきません。職場に出て、夕方まで溜まった仕事を片付け、帰ってきました。家に帰ると、娘たちが夕飯の支度を終え、私を待ってくれていました。
[お父さん、お帰り。あ、大分元気になったようね。安心した。たくさんご飯食べてね。]
「ああ、もうすっかり元気だよ。たくさん食べさせてもらうよ。」
夕食後は娘たちとテレビを見て過ごします。娘たちと過ごしたひと時は、私の沈んだ気持ちをいくらか明るくしてくれました。娘たちは明日の日曜日、それぞれ外出し夕方過ぎに戻るとのことです。私は笑いながら留守番を引き受けることを約束します。
寝室に入ると、明日、本当に帰ってきてくれるのだろうか…。やはり男によがらされていた妻の姿が目に浮かんできます。理紗は、私や子ども達を捨て、田中と暮らしていくことを選ばないだろうか…。しかし、そのときの私に出来たことは、不安な気持ちのまま、またしても妻の下着でオナニーすることだけでした。
2016/05/25
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