短Ⅱ18【封印】第15回(最終回)
短Ⅱ18【封印】第15回(最終回)
日が経てば経つほど、私(朝倉省吾:しょうご:35歳)の中で、あの淫靡な妻(朝倉未来:みき:30歳)と片岡(儀一:ぎいち:48歳)さんの行為が大きくなっていくのです。しかし、片岡さんに連絡を取る方法がありません。あの時、別れ際に、私達は互いにメールアドレスを破棄していたからです。
このような状況で、他人とのSEXをいかに調達するか、それが私の課題でした・・・。片岡さんのように事が運ぶことは、他の男性でもあるのだろうか・・・。いい形を知ってしまっただけに、私は変に躊躇していました。
そんな時、地方都市へ出張する機会がありました。そして、よかったのかわるかったのか・・・、なんと、帰路の新幹線の中で、片岡さんと再会してしたのです。話しかけてきたのは向こうでした。彼は営業マンで、湯治で怪我を治してからは、また忙しく働き出していました。
片岡さんが、あのときの話について話をしだします。〔私達夫婦を見たとき、寝取られ嗜好のある感じだとピンと来た。〕といいました。しかも、〔旦那さんはその気なのに、奥さんは・・・というよくあるパターンだ。〕と・・・。〔そんな関係の夫婦と何度か相手をしたことがあったので、そういう感じだろうとあてをつけた。〕と言うのです。
私が「人妻をよく口説くのか?」と訊くと、〔手癖はそんなに悪いわけではなくて、魔がさした時に何度かだけ。〕と答えました。「では、中出しは?」との質問には・・・。口調の軽い片岡さんには珍しく慎重に間を取って、〔実は、初めてでした。〕と言われました。
緊急避妊ピルは持ち歩いているけれど、手渡したのは初めてだし、中出しを片岡さん自身から切り出したのは、もちろんはじめてだと・・・。それで「何故、妻に中出しをしたのですか?」と尋ねると・・・・答えを聞いてから後悔しましたが・・・〔亡くなった奥さんに似ているから。〕だったのです。本当かどうかわかりませんが、少なくとも彼の口調に嘘はなかったような気がしました。
それから「本気で妻を寝取るつもりだったのですか?」と私はポロリと口に出してしまいます。しかし、〔確かに妻と奥さんが似ていました。それで中出しまでに及んだことも事実だけれど、ある程度、年をとると割り切れるようになって、それほど自分を見失うことはない。〕と言いました。〔ましてや、数をこなした今では、手を出して火傷をするかどうかの判断にも自信があって、あなた達夫婦は大丈夫だと思った。〕と・・・。
別れ際・・・片岡さんは、〔今度は、ご主人から連絡をいただきたいと・・・。それで、もし、あるのであれば、私と、あなた達ご夫婦とで、お付き合いさせて頂きたい。〕という言葉を残して・・・私の心を見透かすかのように、連絡先のメモをくれました。 〖終〗
2016/07/16
第1回から
日が経てば経つほど、私(朝倉省吾:しょうご:35歳)の中で、あの淫靡な妻(朝倉未来:みき:30歳)と片岡(儀一:ぎいち:48歳)さんの行為が大きくなっていくのです。しかし、片岡さんに連絡を取る方法がありません。あの時、別れ際に、私達は互いにメールアドレスを破棄していたからです。
このような状況で、他人とのSEXをいかに調達するか、それが私の課題でした・・・。片岡さんのように事が運ぶことは、他の男性でもあるのだろうか・・・。いい形を知ってしまっただけに、私は変に躊躇していました。
そんな時、地方都市へ出張する機会がありました。そして、よかったのかわるかったのか・・・、なんと、帰路の新幹線の中で、片岡さんと再会してしたのです。話しかけてきたのは向こうでした。彼は営業マンで、湯治で怪我を治してからは、また忙しく働き出していました。
片岡さんが、あのときの話について話をしだします。〔私達夫婦を見たとき、寝取られ嗜好のある感じだとピンと来た。〕といいました。しかも、〔旦那さんはその気なのに、奥さんは・・・というよくあるパターンだ。〕と・・・。〔そんな関係の夫婦と何度か相手をしたことがあったので、そういう感じだろうとあてをつけた。〕と言うのです。
私が「人妻をよく口説くのか?」と訊くと、〔手癖はそんなに悪いわけではなくて、魔がさした時に何度かだけ。〕と答えました。「では、中出しは?」との質問には・・・。口調の軽い片岡さんには珍しく慎重に間を取って、〔実は、初めてでした。〕と言われました。
緊急避妊ピルは持ち歩いているけれど、手渡したのは初めてだし、中出しを片岡さん自身から切り出したのは、もちろんはじめてだと・・・。それで「何故、妻に中出しをしたのですか?」と尋ねると・・・・答えを聞いてから後悔しましたが・・・〔亡くなった奥さんに似ているから。〕だったのです。本当かどうかわかりませんが、少なくとも彼の口調に嘘はなかったような気がしました。
それから「本気で妻を寝取るつもりだったのですか?」と私はポロリと口に出してしまいます。しかし、〔確かに妻と奥さんが似ていました。それで中出しまでに及んだことも事実だけれど、ある程度、年をとると割り切れるようになって、それほど自分を見失うことはない。〕と言いました。〔ましてや、数をこなした今では、手を出して火傷をするかどうかの判断にも自信があって、あなた達夫婦は大丈夫だと思った。〕と・・・。
別れ際・・・片岡さんは、〔今度は、ご主人から連絡をいただきたいと・・・。それで、もし、あるのであれば、私と、あなた達ご夫婦とで、お付き合いさせて頂きたい。〕という言葉を残して・・・私の心を見透かすかのように、連絡先のメモをくれました。 〖終〗
2016/07/16
第1回から
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