短Ⅲ15[夫婦の絆]第1話
短Ⅲ15[夫婦の絆]第1話
(原題:遅咲きの妻 投稿者・投稿日:不明)
妻(松浦慶子:まつうら・けいこ:41歳)と私(松浦一成:まつうら・かずなり:44歳)は結婚して、まだ2年しかたっていません。私はバツイチですが、妻はキャリアウーマンで婚期が遅れたパターンです。慶子は40代が迫り、結婚を焦っていた時期に知り合ったのが、私にとっては幸運でした。
妻は宝塚の男役のような顔立ちで、第一印象では高飛車そうに感じさせます。しかも、堅い職業(国家公務員)で、出会いのチャンスが少なく、男性経験は乏しかったようです。私と付き合い始めたころ、ベッドでの態度はぎこちなく、感度もいまひとつでした。ところが、結婚してからは人が変わったように感じやすくなります。その発端は、新婚旅行で訪れたイタリアでの体験でした。
観光地の公園で、妻が白人の中年男にナンパされたのです。でも男は私の存在に気付き、すぐに立ち去りましたが、妻は珍しく赤面していました。日頃は見せることのないどぎまぎした表情に、私は猛烈に欲情します。
夜のベッドでは、ナンパの状況を思い出させながら、少し乱暴に抱いてみました。そんなセックスプレイは初めてでしたが、妻は過敏に反応し、あえぎ声を上げてイキまくりました。この体験をきっかけに、遅ればせながら性の悦びに目覚めたようです。私も言葉責めの快感を覚え、スケベな質問で妻を刺激するのが病みつきになりました。そして妻は毎回条件反射のように股間を濡らし、私はますます夢中になっていきます。
去年の暮れ、私たち夫婦は2泊3日で東京へ旅行しました。初日の夜、私は久々にナンパの体験をネタに妻の慶子を責め、思わぬ収穫に恵まれます。「他人に口説かれる場面をまた見たいんだ。」という求めを、慶子が受け入れてくれたのです。
但しそれはさんざん乱れてイク寸前のやりとりでしたが、約束には違いありません。翌日、私は妻を言いふくめ、夜のバーでしばらく1人になることを了解させました。ただ、アラフォーの妻がいきなり声を掛けられる可能性は、さすがに低いと思い、私は必死に頭をひねり、出張ホストに協力を頼むことを思い付きます。
昼間、妻が1人で買い物している間にスマホで情報を調べ、片っ端から電話をしました。
10カ所近く問い合わせ、ようやく引き受けてくれるホストが見つかります。年齢は28歳。ホームページの写真では、まずまずのイケメンでした。
夕食の後、私は妻の慶子をホテルの最上階のバーに連れていきます。夜景を見下ろす窓際のカウンター席に座り、まずは2人で飲みました。出張ホストがホテルに着くまで、しばらく時間を稼ぐ必要があり、また、妻が本当に私との約束を守ってくれるか心配で、しつこく念を押します。
妻が1人で席に座り、ナンパされないか試してみる約束でした。制限時間は30分。妻が誰かに声を掛けられ、退散させた時点で終了です。途中で席を立ったり、私に助けを求めたりするのは禁止というルールでした。心の準備を問うと、慶子は『こんなおばさん、誰も相手にしないわよ。』って言います。その投げやりな言葉とは裏腹に、好奇心と冒険心も少しはあるように聞こえました。 第2話へ続く
2017/01/19
(原題:遅咲きの妻 投稿者・投稿日:不明)
妻(松浦慶子:まつうら・けいこ:41歳)と私(松浦一成:まつうら・かずなり:44歳)は結婚して、まだ2年しかたっていません。私はバツイチですが、妻はキャリアウーマンで婚期が遅れたパターンです。慶子は40代が迫り、結婚を焦っていた時期に知り合ったのが、私にとっては幸運でした。
妻は宝塚の男役のような顔立ちで、第一印象では高飛車そうに感じさせます。しかも、堅い職業(国家公務員)で、出会いのチャンスが少なく、男性経験は乏しかったようです。私と付き合い始めたころ、ベッドでの態度はぎこちなく、感度もいまひとつでした。ところが、結婚してからは人が変わったように感じやすくなります。その発端は、新婚旅行で訪れたイタリアでの体験でした。
観光地の公園で、妻が白人の中年男にナンパされたのです。でも男は私の存在に気付き、すぐに立ち去りましたが、妻は珍しく赤面していました。日頃は見せることのないどぎまぎした表情に、私は猛烈に欲情します。
夜のベッドでは、ナンパの状況を思い出させながら、少し乱暴に抱いてみました。そんなセックスプレイは初めてでしたが、妻は過敏に反応し、あえぎ声を上げてイキまくりました。この体験をきっかけに、遅ればせながら性の悦びに目覚めたようです。私も言葉責めの快感を覚え、スケベな質問で妻を刺激するのが病みつきになりました。そして妻は毎回条件反射のように股間を濡らし、私はますます夢中になっていきます。
去年の暮れ、私たち夫婦は2泊3日で東京へ旅行しました。初日の夜、私は久々にナンパの体験をネタに妻の慶子を責め、思わぬ収穫に恵まれます。「他人に口説かれる場面をまた見たいんだ。」という求めを、慶子が受け入れてくれたのです。
但しそれはさんざん乱れてイク寸前のやりとりでしたが、約束には違いありません。翌日、私は妻を言いふくめ、夜のバーでしばらく1人になることを了解させました。ただ、アラフォーの妻がいきなり声を掛けられる可能性は、さすがに低いと思い、私は必死に頭をひねり、出張ホストに協力を頼むことを思い付きます。
昼間、妻が1人で買い物している間にスマホで情報を調べ、片っ端から電話をしました。
10カ所近く問い合わせ、ようやく引き受けてくれるホストが見つかります。年齢は28歳。ホームページの写真では、まずまずのイケメンでした。
夕食の後、私は妻の慶子をホテルの最上階のバーに連れていきます。夜景を見下ろす窓際のカウンター席に座り、まずは2人で飲みました。出張ホストがホテルに着くまで、しばらく時間を稼ぐ必要があり、また、妻が本当に私との約束を守ってくれるか心配で、しつこく念を押します。
妻が1人で席に座り、ナンパされないか試してみる約束でした。制限時間は30分。妻が誰かに声を掛けられ、退散させた時点で終了です。途中で席を立ったり、私に助けを求めたりするのは禁止というルールでした。心の準備を問うと、慶子は『こんなおばさん、誰も相手にしないわよ。』って言います。その投げやりな言葉とは裏腹に、好奇心と冒険心も少しはあるように聞こえました。 第2話へ続く
2017/01/19
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