〔トライアングル〕 第4章の3〖エピソードⅡ-3〗
中Aトライアングル 第4-3〖エピソードⅡ-3〗
俺は寝室に入った。額の汗を拭いながら、申し訳なさそうに笑いながら俺を見る英人。二人はやはりバックでセックスしていた。翠は顔を枕に押し付けて目を瞑っていた。
〔ほら、翠ちゃん、智浩が戻ってきたよ。〕
薄っすらと目を開ける翠。俺と目が合ったが・・・・無反応。俺の方が動揺していた。「何故驚?かないのか?」以前なら悲鳴を上げて英人から必死で離れようとしていたのに?俺が戻っていたのを知っていたのか?それとも・・・・。
〔ははは、智浩さ、翠ちゃん反応する余裕すら全くないみたい。〕
そう言うと、英人は翠の腰を両手でグッと掴み、腰を奥へ押し込む様に密着させた。
『うぁぁぁ、そんなぁ・・・・。もぅ・・・やだぁぁ・・・・。あっ、くっ・・・・。んん・・・・。』
英人は一切ピストンをしていない。ただ奥に押し付けるように力を入れているだけなのに・・・その内に翠の身体が小刻みに震え出す。こんな翠を見たことがない・・・・。
『だめ!・・い、イクッ!イグゥッ!・・・・。あっ・・・・。ぐ・・・・。』
顔を突っ伏して高く上げたお尻をガクガクと震わせ始める翠。すると猛烈にピストンさせ始める英人。バチンバチンという肌を叩く激しい音。
『ヒッ!・・・・。あっ、あぁっ!・・・・。それ・・ダメッ!だ、ダメダメダメッダメッ!』
〔もういくよ!このままおれも!〕
『ダメッ!ともひ・・・・あ・・・見な・・・い、で・・・・。また・・・・。イクッ!・・・・。』
あまりの激しさに、翠の頭が壁の方までずり上がり、首が曲がる程になって、やっと英人は射精したようだ。硬直したように四つん這いのまま動かない翠の腰の上にうなだれる英人。俺は興奮どころか、完全に圧倒されていた。英人の激しさに、そして今まで見た事もない翠の感じ方に。
英人がズルっとペニスを引き抜く。抜けた瞬間、パチンと下腹部を叩くくらい、まだ硬いままのようだったが、驚いたのはその長さ。細めだが、翠の内臓を突き破るのではと思える程長かった。そして、恐らく普通サイズじゃないコンドームの先には大量の精液が見て取れた。〔智浩、あんまり見るなよ(笑)〕笑いながらコンドームの処理をする英人。
翠の方は四つん這いの状態で荒い呼吸を続けている。呼吸の度に翠のお腹が、醜く大きく膨らんだり萎んだりする様は生々しく、恐ろしいくらいに卑猥だった。英人が翠のお尻を軽く抱いて仰向けにした。翠は両手で顔を覆ったまま、相変わらず腹を波打たせる。チュッと、英人が翠の胸にキスをすると、『あんっ!』と身体を大きくビクつかせていた。タオルケットを翠にかけた英人は、俺に目配せしてリビングへ移動をする。その後を俺も追った。
英人はパンツ一丁のまま、二人で烏龍茶を飲みながら話しをした。
「お前ら・・・・。いつもあんなエッチしていたの?」
〔うん、まぁ・・・・。あんな感じかな。〕
「・・・・・・・・。」言葉が出なかった。とにかく、興奮というよりも、圧倒。翠の今まで見た事もない喘ぎ方もショックだった。俺が暗い顔をしていたのだろうか、英人が気を利かせて訊いてきた。
〔もう、やめようか?やっぱこんなの・・・・。〕
俺は暫く考えた。
「いや、いいよ。続けてほしい。」
〔・・・・でも、いいのか?こんなんでお前たち大丈夫なのか?〕
「まぁ、な。・・・・俺達、信頼関係もあるから・・・・。」
〔ああ、そうだな。翠ちゃんもお前の性癖に何となく気が付いてたみたいだ。〕
「え?あいつなんか言ってた?」
〔いや特に何かって訳じゃないんだけど、『智浩が喜ぶようにしてあげたかった』って。〕
何となく意味不明な英人の言葉・・・・。
俺が微妙な表情してると英人はハッとする事を言った。
〔無責任かもしらんけど、あんまり深く考えなくてもいいんじゃないの?お互いハッピーみたいだしさ。大体おれたちって普通の出会い方じゃないだろ?〕
「えっ何が?」
〔ほら、会ったその日に四人で俺の部屋でやったじゃん!いきなり乱交みたいな事やってんだからさ。つまり、皆そういうの、割と平気な人種だったって事だよ。〕
英人の言葉にグッときた。そう自分は普通の人間だと思っていたが、そうじゃない。普通の人間ならあんな事、できるはずがない。その証拠に、俺は嫁を他人に抱かせて興奮している。翠だって同じなんだ、と・・・・少し悲しい気分になった。
〔複雑な顔するなって。少なくとも、翠ちゃんは智浩にベタ惚れだと、はっきり言える。〕
「そうか・・?・・まだ英人に対して気持ちが残っているように思う事もあるんだけど。」
〔そんな訳ないだろ。俺に抱かれながら智浩の名前言うんだよ?おれ、可哀想だろ(笑)〕
「英人は?・・・・翠の事どう思っている?なんで別れた?正直に言ってくれよ。」
〔智浩、まじしつこいね。分かった教えてやるよ。〕
英人は少しずつ過去の事を話し始めた。俺の知らない翠がどんどんあからさまになっていく。それは、もの凄い落胆と、そして興奮・・・・。
俺は寝室に入った。額の汗を拭いながら、申し訳なさそうに笑いながら俺を見る英人。二人はやはりバックでセックスしていた。翠は顔を枕に押し付けて目を瞑っていた。
〔ほら、翠ちゃん、智浩が戻ってきたよ。〕
薄っすらと目を開ける翠。俺と目が合ったが・・・・無反応。俺の方が動揺していた。「何故驚?かないのか?」以前なら悲鳴を上げて英人から必死で離れようとしていたのに?俺が戻っていたのを知っていたのか?それとも・・・・。
〔ははは、智浩さ、翠ちゃん反応する余裕すら全くないみたい。〕
そう言うと、英人は翠の腰を両手でグッと掴み、腰を奥へ押し込む様に密着させた。
『うぁぁぁ、そんなぁ・・・・。もぅ・・・やだぁぁ・・・・。あっ、くっ・・・・。んん・・・・。』
英人は一切ピストンをしていない。ただ奥に押し付けるように力を入れているだけなのに・・・その内に翠の身体が小刻みに震え出す。こんな翠を見たことがない・・・・。
『だめ!・・い、イクッ!イグゥッ!・・・・。あっ・・・・。ぐ・・・・。』
顔を突っ伏して高く上げたお尻をガクガクと震わせ始める翠。すると猛烈にピストンさせ始める英人。バチンバチンという肌を叩く激しい音。
『ヒッ!・・・・。あっ、あぁっ!・・・・。それ・・ダメッ!だ、ダメダメダメッダメッ!』
〔もういくよ!このままおれも!〕
『ダメッ!ともひ・・・・あ・・・見な・・・い、で・・・・。また・・・・。イクッ!・・・・。』
あまりの激しさに、翠の頭が壁の方までずり上がり、首が曲がる程になって、やっと英人は射精したようだ。硬直したように四つん這いのまま動かない翠の腰の上にうなだれる英人。俺は興奮どころか、完全に圧倒されていた。英人の激しさに、そして今まで見た事もない翠の感じ方に。
英人がズルっとペニスを引き抜く。抜けた瞬間、パチンと下腹部を叩くくらい、まだ硬いままのようだったが、驚いたのはその長さ。細めだが、翠の内臓を突き破るのではと思える程長かった。そして、恐らく普通サイズじゃないコンドームの先には大量の精液が見て取れた。〔智浩、あんまり見るなよ(笑)〕笑いながらコンドームの処理をする英人。
翠の方は四つん這いの状態で荒い呼吸を続けている。呼吸の度に翠のお腹が、醜く大きく膨らんだり萎んだりする様は生々しく、恐ろしいくらいに卑猥だった。英人が翠のお尻を軽く抱いて仰向けにした。翠は両手で顔を覆ったまま、相変わらず腹を波打たせる。チュッと、英人が翠の胸にキスをすると、『あんっ!』と身体を大きくビクつかせていた。タオルケットを翠にかけた英人は、俺に目配せしてリビングへ移動をする。その後を俺も追った。
英人はパンツ一丁のまま、二人で烏龍茶を飲みながら話しをした。
「お前ら・・・・。いつもあんなエッチしていたの?」
〔うん、まぁ・・・・。あんな感じかな。〕
「・・・・・・・・。」言葉が出なかった。とにかく、興奮というよりも、圧倒。翠の今まで見た事もない喘ぎ方もショックだった。俺が暗い顔をしていたのだろうか、英人が気を利かせて訊いてきた。
〔もう、やめようか?やっぱこんなの・・・・。〕
俺は暫く考えた。
「いや、いいよ。続けてほしい。」
〔・・・・でも、いいのか?こんなんでお前たち大丈夫なのか?〕
「まぁ、な。・・・・俺達、信頼関係もあるから・・・・。」
〔ああ、そうだな。翠ちゃんもお前の性癖に何となく気が付いてたみたいだ。〕
「え?あいつなんか言ってた?」
〔いや特に何かって訳じゃないんだけど、『智浩が喜ぶようにしてあげたかった』って。〕
何となく意味不明な英人の言葉・・・・。
俺が微妙な表情してると英人はハッとする事を言った。
〔無責任かもしらんけど、あんまり深く考えなくてもいいんじゃないの?お互いハッピーみたいだしさ。大体おれたちって普通の出会い方じゃないだろ?〕
「えっ何が?」
〔ほら、会ったその日に四人で俺の部屋でやったじゃん!いきなり乱交みたいな事やってんだからさ。つまり、皆そういうの、割と平気な人種だったって事だよ。〕
英人の言葉にグッときた。そう自分は普通の人間だと思っていたが、そうじゃない。普通の人間ならあんな事、できるはずがない。その証拠に、俺は嫁を他人に抱かせて興奮している。翠だって同じなんだ、と・・・・少し悲しい気分になった。
〔複雑な顔するなって。少なくとも、翠ちゃんは智浩にベタ惚れだと、はっきり言える。〕
「そうか・・?・・まだ英人に対して気持ちが残っているように思う事もあるんだけど。」
〔そんな訳ないだろ。俺に抱かれながら智浩の名前言うんだよ?おれ、可哀想だろ(笑)〕
「英人は?・・・・翠の事どう思っている?なんで別れた?正直に言ってくれよ。」
〔智浩、まじしつこいね。分かった教えてやるよ。〕
英人は少しずつ過去の事を話し始めた。俺の知らない翠がどんどんあからさまになっていく。それは、もの凄い落胆と、そして興奮・・・・。
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