〔トライアングル〕 第3章の4〖エピソードⅠ-4〗
中Aトライアングル 第3-4〖エピソードⅠ-4〗
遅い朝食が終わった後、俺は車で英人を駅まで送る事にした。助手席の英人が昨夜の事をいろいろ話してくれた。俺が「いつ始まったんだよ?」と訊くと〔夜中に翠に起こされたのがキッカケでセックスをしてしまった。〕と言う。「そうすると翠が誘ったのか?」と少し驚く。よく聞くと〔翠に起こされた、とは言っても、『和室に布団を敷いたからパジャマに着替えて寝てくれる。』と言われた。〕って「俺は翠に起こされてないぞ。」、と言ったが、〔そんな事は知らん。〕と言われる。
しかし、そのままで英人が黙っている訳がない。〔翠ちゃんにキスをしようとしたら、何も言わずに手を引かれ、寝室へ案内された。そこで何も言わずにいきなり翠ちゃんにキスされた。〕それで、理性が無くなり俺を無視してセックスに突入・・・。英人は〔久しぶりに三回もしちゃった。ゴメン。〕三回・・・。俺が見たのは二回だったので、俺の目が覚める前に一回していたのだ。
〔翠ちゃんにさ智浩が起きてたら3Pやりたかったな。って言ったら、『>絶対無理。』と断られたよ。〕
「当たり前だよ。俺だって英人のペニスなんて見たくないよ。でもさ、出来ればセックスする時は俺を起こしてくれないか?」
〔でも翠ちゃん嫌がるんじゃない?〕
「かも知れないけど、俺が知らないところでしてたら意味ないんだよ。」
そんな話をしながら英人を駅に送り届け、自宅にもどった時に開口一番、翠に聞かれた。
『英人さん、何か言ってなかった?』
「何かって、何を?」
『もう・・・。意地悪ね・・・。』
「って言うか、俺は翠の口から聞きたいな。」
翠はモジモジしながら、『しちゃったよ・・・。英人さんと・・・。』小さな声で言った。俺はそれ以上は深く聞かなかった。それどころか正直に言ってくれたお礼を言った。翠は安堵の表情を浮かべていた。
この後、ほぼ2週に一度の割合で英人と翠は俺の家でセックスをした。ただ残念ながら、翠がセックスをしているところを見る事はなく、俺が寝てしまってから寝室でする事が前提となった。
しかし“前提”はあくまでも前提であって、英人は勿論だが翠も隣で俺が聞き耳を立てている事には気付き始めていたようだ。俺の性癖を理解してか、或いは翠自身の性癖の為なのか、翠は気付いていないふりをし続けていた。
そして俺はある日、正直に「セックスが見たい。」と二人に告げた。英人は〔問題なし。〕って応える。翠は複雑な表情を浮かべ『恥ずかしいな。』と言ったものの、明確には拒絶はしなかった。
遅い朝食が終わった後、俺は車で英人を駅まで送る事にした。助手席の英人が昨夜の事をいろいろ話してくれた。俺が「いつ始まったんだよ?」と訊くと〔夜中に翠に起こされたのがキッカケでセックスをしてしまった。〕と言う。「そうすると翠が誘ったのか?」と少し驚く。よく聞くと〔翠に起こされた、とは言っても、『和室に布団を敷いたからパジャマに着替えて寝てくれる。』と言われた。〕って「俺は翠に起こされてないぞ。」、と言ったが、〔そんな事は知らん。〕と言われる。
しかし、そのままで英人が黙っている訳がない。〔翠ちゃんにキスをしようとしたら、何も言わずに手を引かれ、寝室へ案内された。そこで何も言わずにいきなり翠ちゃんにキスされた。〕それで、理性が無くなり俺を無視してセックスに突入・・・。英人は〔久しぶりに三回もしちゃった。ゴメン。〕三回・・・。俺が見たのは二回だったので、俺の目が覚める前に一回していたのだ。
〔翠ちゃんにさ智浩が起きてたら3Pやりたかったな。って言ったら、『>絶対無理。』と断られたよ。〕
「当たり前だよ。俺だって英人のペニスなんて見たくないよ。でもさ、出来ればセックスする時は俺を起こしてくれないか?」
〔でも翠ちゃん嫌がるんじゃない?〕
「かも知れないけど、俺が知らないところでしてたら意味ないんだよ。」
そんな話をしながら英人を駅に送り届け、自宅にもどった時に開口一番、翠に聞かれた。
『英人さん、何か言ってなかった?』
「何かって、何を?」
『もう・・・。意地悪ね・・・。』
「って言うか、俺は翠の口から聞きたいな。」
翠はモジモジしながら、『しちゃったよ・・・。英人さんと・・・。』小さな声で言った。俺はそれ以上は深く聞かなかった。それどころか正直に言ってくれたお礼を言った。翠は安堵の表情を浮かべていた。
この後、ほぼ2週に一度の割合で英人と翠は俺の家でセックスをした。ただ残念ながら、翠がセックスをしているところを見る事はなく、俺が寝てしまってから寝室でする事が前提となった。
しかし“前提”はあくまでも前提であって、英人は勿論だが翠も隣で俺が聞き耳を立てている事には気付き始めていたようだ。俺の性癖を理解してか、或いは翠自身の性癖の為なのか、翠は気付いていないふりをし続けていた。
そして俺はある日、正直に「セックスが見たい。」と二人に告げた。英人は〔問題なし。〕って応える。翠は複雑な表情を浮かべ『恥ずかしいな。』と言ったものの、明確には拒絶はしなかった。
- 関連記事
-
- 〔トライアングル〕 第2章の2 (2014/08/13)
- 〔トライアングル〕 第2章の3 (2014/08/26)
- 〔トライアングル〕 第2章の4 (2014/08/29)
- 〔トライアングル〕 第2章の5 (2014/09/04)
- 〔トライアングル〕 第3章の1〖エピソードⅠ〗 (2014/09/07)
- 〔トライアングル〕 第3章の2〖エピソードⅠ-2〗 (2014/09/10)
- 〔トライアングル〕 第3章の3〖エピソードⅠ-3〗 (2014/09/13)
- 〔トライアングル〕 第3章の4〖エピソードⅠ-4〗 (2014/09/13)
- 〔トライアングル〕 第4章の1〖エピソードⅡ-1〗 (2014/09/22)
- 〔トライアングル〕第4章の2〖エピソードⅡ-2〗 (2014/09/28)
- 〔トライアングル〕 第4章の3〖エピソードⅡ-3〗 (2014/09/29)
- 〔トライアングル〕 第4章の4〖エピソードⅡ-4〗 (2014/10/01)
- 〔トライアングル〕 第4章の5〖エピソードⅡ-5〗 (2014/10/10)
- 〔トライアングル〕 第4章の6〖エピソードⅡ-6〗 (2014/10/12)
- 〔トライアングル〕 第4章の7〖エピソードⅡ-7〗 (2014/10/16)
コメント
コメントの投稿