長U〖綾乃の想い〗第3章その4 18
長U〖綾乃の想い〗第3章その4 18
藤澤綾乃(あやの:30歳)はベランダでしゃがみ込み、壁の一点に視線を向け、黙って盗み聞きを続けている。頭の中は軽いパニックを起こしていて何も考えられない。ただジッと身動きをしないで聞いている。
〔おい・・・早くケツこっちに向けろって。〕
《ン~・・・。》
〔恭子、早くしろよっ!〕
“バチーンッ!!!!!”
《アアッ!!》
『えっ!?』
突然鳴り響いた何かが叩かれたような大きな音。それにビックリした綾乃は思わず小さく声を上げてしまい、慌てて両手で口を塞いだ。
〔おれを待たせるなっていつも言っているだろ?おい、もっとこっちに突き出せって。〕
《ハァハァ・・・はい・・・。》
三浦智(さとし:33歳)の乱暴な物言いと、篠原恭子(きょうこ:30歳)の弱々しい返事。
(・・・暴力・・・?・・・もしかして恭子さんが、三浦さんに暴力を振るわれているの?・・・)なん
となく隣から伝わってくる様子で、綾乃はそんな事を想像してしまう。そう考えた瞬間
から、綾乃は好奇心よりもむしろ恭子の事を心配し始めていた。(・・・恭子さん、大丈夫かしら・・・?)しかしそんな綾乃の恭子を心配する気持ちはすぐに打ち消される事になる。
《アッ・・・ハァアアア・・・。》
〔恭子は好きなんだろ?これが。〕
《アアア・・・ハァァ・・・ンァ…スゴイ!・・・智もっと奥まで…アア・・・。》
(・・・恭子…さん・・・?)そして綾乃は気付く。恭子が上げていた声は、痛さや辛さから出ている声などではなく、悦びから出ている声だという事に・・・。
“ギシッギシッギシッギシッ・・・!!!”
〔お前も溜まってたんだろ!?オラァ!好きなだけイケよ!〕
《ハァアアア!!!アッアッアッアッンァ・・・!!!》
2人の行為が盛り上がり始めると、綾乃は再び胸の鼓動が速くなるのを感じ、さらに自身の身体の中心がカァっと熱くなっていくのを感じる。頭の中をグラグラと揺らされているような気分だった。
“パンッパンッパンッ・・・!”と柔らかな肌がぶつかる音と、激しくベッドが軋む音・・。
《アアアハァァン!アッアッアッンーーー・・・ァアッアッアッ!・・・》
恭子の切羽詰りながらも、どこか悦楽に浸っているかのような喘ぎ声。激しい性交音を聞く事だけに集中してしまっている綾乃は、まるで自分が身体を激しく揺らされているような感覚を覚える程に、三浦に責められる恭子にシンクロしている。
『ハア・・・・・・ゴク・・・・・・。』
半開きになった口、呼吸はいつの間にか乱れている。そんな事にも自分で気付かない程に、綾乃は他人のSEXを盗み聞きする事にのめり込んでいった。
2016/01/01
藤澤綾乃(あやの:30歳)はベランダでしゃがみ込み、壁の一点に視線を向け、黙って盗み聞きを続けている。頭の中は軽いパニックを起こしていて何も考えられない。ただジッと身動きをしないで聞いている。
〔おい・・・早くケツこっちに向けろって。〕
《ン~・・・。》
〔恭子、早くしろよっ!〕
“バチーンッ!!!!!”
《アアッ!!》
『えっ!?』
突然鳴り響いた何かが叩かれたような大きな音。それにビックリした綾乃は思わず小さく声を上げてしまい、慌てて両手で口を塞いだ。
〔おれを待たせるなっていつも言っているだろ?おい、もっとこっちに突き出せって。〕
《ハァハァ・・・はい・・・。》
三浦智(さとし:33歳)の乱暴な物言いと、篠原恭子(きょうこ:30歳)の弱々しい返事。
(・・・暴力・・・?・・・もしかして恭子さんが、三浦さんに暴力を振るわれているの?・・・)なん
となく隣から伝わってくる様子で、綾乃はそんな事を想像してしまう。そう考えた瞬間
から、綾乃は好奇心よりもむしろ恭子の事を心配し始めていた。(・・・恭子さん、大丈夫かしら・・・?)しかしそんな綾乃の恭子を心配する気持ちはすぐに打ち消される事になる。
《アッ・・・ハァアアア・・・。》
〔恭子は好きなんだろ?これが。〕
《アアア・・・ハァァ・・・ンァ…スゴイ!・・・智もっと奥まで…アア・・・。》
(・・・恭子…さん・・・?)そして綾乃は気付く。恭子が上げていた声は、痛さや辛さから出ている声などではなく、悦びから出ている声だという事に・・・。
“ギシッギシッギシッギシッ・・・!!!”
〔お前も溜まってたんだろ!?オラァ!好きなだけイケよ!〕
《ハァアアア!!!アッアッアッアッンァ・・・!!!》
2人の行為が盛り上がり始めると、綾乃は再び胸の鼓動が速くなるのを感じ、さらに自身の身体の中心がカァっと熱くなっていくのを感じる。頭の中をグラグラと揺らされているような気分だった。
“パンッパンッパンッ・・・!”と柔らかな肌がぶつかる音と、激しくベッドが軋む音・・。
《アアアハァァン!アッアッアッンーーー・・・ァアッアッアッ!・・・》
恭子の切羽詰りながらも、どこか悦楽に浸っているかのような喘ぎ声。激しい性交音を聞く事だけに集中してしまっている綾乃は、まるで自分が身体を激しく揺らされているような感覚を覚える程に、三浦に責められる恭子にシンクロしている。
『ハア・・・・・・ゴク・・・・・・。』
半開きになった口、呼吸はいつの間にか乱れている。そんな事にも自分で気付かない程に、綾乃は他人のSEXを盗み聞きする事にのめり込んでいった。
2016/01/01
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