長U〖綾乃の想い〗第4章その4 23
長U〖綾乃の想い〗第4章その4 23
『ハァ・・・良一・・・早く・・・ハァ・・・。』殆(ほとん)ど愛撫の必要がない程に濡れていた妻(藤澤綾乃:あやの:30歳)の秘部は、すでに夫の藤澤良一(りょういち:37歳)のペニスを欲していた。良一もいつもとは違う、綾乃の火照った表情になぜかしら興奮を掻き立てられる。《綾乃の潤んだ目が自分を欲してくれている・・・こんなに欲情している綾乃を見るのは初めてかもしれない。》
「綾乃・・・ハァ・・・入れるぞ?」
『・・・ウン・・・。』
ストレスの多い最近の生活の中ではなかったくらいに固く勃起した良一のペニス、その先端が綾乃の濡れた秘裂に当てられる。そして良一はゆっくりと腰を前に進めた。
『・・・ン・・・ァァ・・・。』
自分の身体の中に良一が入ってくるのを感じると同時に、綾乃は良一の愛に身体が満たされていくような幸せを感じたのであった。
夫の良一は隣でグッスリと眠りについている。やはり仕事で疲れが溜まっているのか少し
イビキも掻いているようだ。
『・・・。』
もう時計が0時を回ってから大分経っていて、すっかり真夜中だ。綾乃もいつもなら疾(と)うに寝ている時間帯である。
《・・・どうしよう・・・寝れないわ・・・》
綾乃は子供の頃から大人になるまで、両親の教育のお陰か至って健康的な生活を送ってきていた。夜更かしなどはなるべくしないようにしていたし、規則正しい生活で夜眠れなくなる事なんて殆ど無かった。
それが昨日に引き続き今日もこんなに眠れなくなってしまうなんて、綾乃にとっては珍しい事である。そうだ・・・綾乃は昨日も同じように寝られなかったのだ。身体の中に溜まっていたモヤモヤとしたモノがどうしても解消できなくて・・・。そして今綾乃が眠れない原因も、実は昨日と同じであった。
『・・・はァ・・・。』
ため息をつき、隣で良一が眠るベッドを抜け出した綾乃は、リビングで温かいお茶を入れて口に含んだ。
《・・・どうしてなの?・・・》
綾乃は寝間着の上から自分の下腹部にそっと手を当てる。自分自身の身体に戸惑いを感じていた。
《・・・さっき良一としたばかりなのに・・・?》
そう、先程夫の良一と性的交わりを終えたばかりだというのに、未だに綾乃の身体にはモヤモヤとしたモノが残っている。
いや、今やモヤモヤなんて生易しいモノではない。それは昨日よりも、そして今日良一と交わる前よりも酷くなっていたのだ。どうしようもなく身体が疼(うず)いて疼いてたまらない。綾乃は思わずテーブルの下で腿と腿をすり合わせてしまう。
《・・・イヤ・・・どうして?・・・》
良一とのSEXに幸せを感じていたのに、満足感を感じていたはずなのに、綾乃の身体はまだまだ足りないと言わんばかりに疼いている。
『・・・ハァ・・・。』
又、ため息を吐き、《どうして?》と、心の中で自問する綾乃であったが、それは決して綾乃の本心ではなかった。本当は心の奥にある気持ち、綾乃の本心はその答えを何の疑いもなく知っている。
そう綾乃は・・・もっと多くの性的快感を欲していたのだ。そして綾乃は今、逃れようのない
現実にぶつかっている。《自分は、いや、自分の身体は良一とのSEXに満足していない》
綾乃は今、女性の身体に生まれて初めて感じているのであった。性的な欲求不満というものを・・・。
『・・・ダメ・・・』
綾乃は思わず首を横に振る。認めたくなかったのだ、そんな風に夫のSEXに不満を抱き、
身体を発情させている自分を。そして今心の中で闘っていた。どうしようもない程に自身の股間に手を伸ばしたくなっている自分と。
『・・・ァァ・・・』
自分の意思とは関係なく、頭の中に淫らな妄想が勝手に拡がっていく。
《・・・イヤ・・・ダメよ・・・ダメ・・・》
でも拒否すればする程、駄目だ駄目だと自分に言い聞かせる程、なぜかそれはエスカレートしていってしまう。
藤澤綾乃(あやの:30歳)の脳内に拡がっていく妄想は徐々に鮮明な映像に変わっていく。
そしてその映像の中に今ハッキリと1人の男の姿が現れたのであった。
2016/02/12
第1章その1 01 から読みたい方は ⇒ こちら
『ハァ・・・良一・・・早く・・・ハァ・・・。』殆(ほとん)ど愛撫の必要がない程に濡れていた妻(藤澤綾乃:あやの:30歳)の秘部は、すでに夫の藤澤良一(りょういち:37歳)のペニスを欲していた。良一もいつもとは違う、綾乃の火照った表情になぜかしら興奮を掻き立てられる。《綾乃の潤んだ目が自分を欲してくれている・・・こんなに欲情している綾乃を見るのは初めてかもしれない。》
「綾乃・・・ハァ・・・入れるぞ?」
『・・・ウン・・・。』
ストレスの多い最近の生活の中ではなかったくらいに固く勃起した良一のペニス、その先端が綾乃の濡れた秘裂に当てられる。そして良一はゆっくりと腰を前に進めた。
『・・・ン・・・ァァ・・・。』
自分の身体の中に良一が入ってくるのを感じると同時に、綾乃は良一の愛に身体が満たされていくような幸せを感じたのであった。
夫の良一は隣でグッスリと眠りについている。やはり仕事で疲れが溜まっているのか少し
イビキも掻いているようだ。
『・・・。』
もう時計が0時を回ってから大分経っていて、すっかり真夜中だ。綾乃もいつもなら疾(と)うに寝ている時間帯である。
《・・・どうしよう・・・寝れないわ・・・》
綾乃は子供の頃から大人になるまで、両親の教育のお陰か至って健康的な生活を送ってきていた。夜更かしなどはなるべくしないようにしていたし、規則正しい生活で夜眠れなくなる事なんて殆ど無かった。
それが昨日に引き続き今日もこんなに眠れなくなってしまうなんて、綾乃にとっては珍しい事である。そうだ・・・綾乃は昨日も同じように寝られなかったのだ。身体の中に溜まっていたモヤモヤとしたモノがどうしても解消できなくて・・・。そして今綾乃が眠れない原因も、実は昨日と同じであった。
『・・・はァ・・・。』
ため息をつき、隣で良一が眠るベッドを抜け出した綾乃は、リビングで温かいお茶を入れて口に含んだ。
《・・・どうしてなの?・・・》
綾乃は寝間着の上から自分の下腹部にそっと手を当てる。自分自身の身体に戸惑いを感じていた。
《・・・さっき良一としたばかりなのに・・・?》
そう、先程夫の良一と性的交わりを終えたばかりだというのに、未だに綾乃の身体にはモヤモヤとしたモノが残っている。
いや、今やモヤモヤなんて生易しいモノではない。それは昨日よりも、そして今日良一と交わる前よりも酷くなっていたのだ。どうしようもなく身体が疼(うず)いて疼いてたまらない。綾乃は思わずテーブルの下で腿と腿をすり合わせてしまう。
《・・・イヤ・・・どうして?・・・》
良一とのSEXに幸せを感じていたのに、満足感を感じていたはずなのに、綾乃の身体はまだまだ足りないと言わんばかりに疼いている。
『・・・ハァ・・・。』
又、ため息を吐き、《どうして?》と、心の中で自問する綾乃であったが、それは決して綾乃の本心ではなかった。本当は心の奥にある気持ち、綾乃の本心はその答えを何の疑いもなく知っている。
そう綾乃は・・・もっと多くの性的快感を欲していたのだ。そして綾乃は今、逃れようのない
現実にぶつかっている。《自分は、いや、自分の身体は良一とのSEXに満足していない》
綾乃は今、女性の身体に生まれて初めて感じているのであった。性的な欲求不満というものを・・・。
『・・・ダメ・・・』
綾乃は思わず首を横に振る。認めたくなかったのだ、そんな風に夫のSEXに不満を抱き、
身体を発情させている自分を。そして今心の中で闘っていた。どうしようもない程に自身の股間に手を伸ばしたくなっている自分と。
『・・・ァァ・・・』
自分の意思とは関係なく、頭の中に淫らな妄想が勝手に拡がっていく。
《・・・イヤ・・・ダメよ・・・ダメ・・・》
でも拒否すればする程、駄目だ駄目だと自分に言い聞かせる程、なぜかそれはエスカレートしていってしまう。
藤澤綾乃(あやの:30歳)の脳内に拡がっていく妄想は徐々に鮮明な映像に変わっていく。
そしてその映像の中に今ハッキリと1人の男の姿が現れたのであった。
2016/02/12
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