名M 『先生が喜ぶことなら』 第4回
名M 『先生が喜ぶことなら』 第4回
「良いよ、俺が子供見るから、美咲が練習してあげてよ!」
俺(浅野幸也:あさの・ゆきや:37歳)は、深く考えずにそう言った。
『え!? それは・・さすがに・・恥ずかしいな・・・。』
妻(浅野美咲:みさき:28歳)が急に照れだす・・・。美咲は、偉そうなことを言っても、俺としかデートをしたことがない(笑)。それだから、ちょっとしたイジワルと、水口陵介(みずぐち・りょうすけ:39歳)さんへの優越感もあったと思う。
「美咲が照れてどーすんの(笑)。言いだした責任を果たせよな(笑)。」
『うぅ・・・ 私なんかで良いですか?』
妻が水口さんに聞く。
〔イヤ、こちらが頭を下げてお願いしたいくらいだよ!〕
これで決まった。
その後も、水口さんがいつものようにスィーツを作ってくれて、子供達(4歳の息子と2歳の娘)は大はしゃぎでそれを食べていたけど、なぜか妻も水口さんも妙に無口になっていた。練習とはいえ、明日二人でデートをすることになったので、意識してしまっているのだと思う。それから、水口さんは、〔じゃあ、明日、よろしくお願いします。〕と、緊張した顔でそう言うと、帰って行った。
『ねぇねぇ、本当に良いの? 二人でだよ? 心配じゃないの?』
美咲が、戸惑いながら聞いてきた。
「水口さんの事も、美咲のことも100パー信じているし、水口さんだったら、ちょっとぐらい良いかなって思っているけどね(笑)。」
『ひどーーい! そんな事言うと、ホントになんかしちゃうよっ!!』
頬を膨らませながらいう妻。その、昭和風のリアクションも可愛い。
「やれるものなら、やってみな(笑)。」
大和田常務っぽく言ってみた。
『後悔しても知らないからね〜(笑)。』
と、妻の美咲も強がった。軽い気持ちで決めてしまったが、俺はだんだんと心の内では後悔してくる。妻の俺に対する気持ちを過信していたのだと思う。もちろん愛していると信じてはいたが・・・。
それから俺は子供達を風呂に入れて、風呂で大騒ぎして遊んだ後、寝室で子供達を寝かしつけ始めた。入れ替わりに風呂に入る妻が、『先生(笑)。後で勉強教えてね(笑)。』って言って風呂に入る。これは、我が家での“イエスノーまくら”みたいなもので、要は夜のお誘いだ。俺は、ドキドキワクワクしながら、子供達に絵本を読み聞かせて、寝かし始める。
やがて子供達が寝入ると、そっと寝室を出て、隣の部屋に行く。一応、俺の部屋と言う事になっているが、夫婦共用のなんでも部屋みたいな感じだ。ドアを軽くノックすると、『は〜い(笑)。どうぞ(笑)。』妻の可愛い声がする。
ドアを開けると、机の前の椅子に座った妻が、『先生、遅いよ〜!』って、これまた可愛い顔で、少しすねた感じで言った。美咲は、高校時代の制服を着ている。赤いチェックのスカートが可愛いブレザーの制服は、今の水準で見ても可愛いデザインだと思う。「ゴメン、ちょっと授業が長引いてさ・・じゃあ、始めようか?」俺も、ストーリーに入った。
本当に家庭教師をしていたとき、西島美咲とは、一切エロいことはしなかった。そもそも、俺が家庭教師をしていたときはまだ付き合ってもいなかったし、告白もまだだったのである。だけど、お互いにかなり意識していたと思う。俺は、嫌われたくない一心で、必死で気持ちを抑えていた。
想像すればわかると思うけど、あまりにも可愛い、美少女が近くにいたら、彼女にしようとは思わないと思う。どうせ無理だし、下手なことをして近くにいられなくなるくらいなら、無理せずただそばにいられるだけで幸運だと思おう。そう思うはずだ。少なくとも、俺はそうだった。
だけど、今目の前に、当時そのままの彼女(西島美咲)がいる。もちろん、当時のみずみずしさはないかも知れない。だけど、俺の目には何一つ変わらず、彼女は今もキラキラ光り輝いている。
「勉強を始めよう」と言いながら、椅子に座っている妻に、そのまま後ろから抱きついてしまった。『あっ! 先生、どうしたんですか?』って大げさに驚く妻。「美咲ちゃん、ゴメン・・俺、気持ち抑えられなくて・・・ 好きだ・・。」と俺は、当時勇気がなくて実際には出来なかった事、言えなかった事を言っている。
『先生・・・嬉しい・・・私も先生が、大好きです・・。』
妻も、本気にしか見えない言い方でそう言うと、振り返って俺に抱きついてきた。
「あぁ、美咲ちゃん・・ずっと好きだった・・・。」
『先生・・私も、小学生の頃からずっと好きでした・・。』
このシチュエーションプレイも、これまで数え切れない位したが、毎回本気でドキドキして、少し涙目になる。 第5回へ続く
2016/10/05
「良いよ、俺が子供見るから、美咲が練習してあげてよ!」
俺(浅野幸也:あさの・ゆきや:37歳)は、深く考えずにそう言った。
『え!? それは・・さすがに・・恥ずかしいな・・・。』
妻(浅野美咲:みさき:28歳)が急に照れだす・・・。美咲は、偉そうなことを言っても、俺としかデートをしたことがない(笑)。それだから、ちょっとしたイジワルと、水口陵介(みずぐち・りょうすけ:39歳)さんへの優越感もあったと思う。
「美咲が照れてどーすんの(笑)。言いだした責任を果たせよな(笑)。」
『うぅ・・・ 私なんかで良いですか?』
妻が水口さんに聞く。
〔イヤ、こちらが頭を下げてお願いしたいくらいだよ!〕
これで決まった。
その後も、水口さんがいつものようにスィーツを作ってくれて、子供達(4歳の息子と2歳の娘)は大はしゃぎでそれを食べていたけど、なぜか妻も水口さんも妙に無口になっていた。練習とはいえ、明日二人でデートをすることになったので、意識してしまっているのだと思う。それから、水口さんは、〔じゃあ、明日、よろしくお願いします。〕と、緊張した顔でそう言うと、帰って行った。
『ねぇねぇ、本当に良いの? 二人でだよ? 心配じゃないの?』
美咲が、戸惑いながら聞いてきた。
「水口さんの事も、美咲のことも100パー信じているし、水口さんだったら、ちょっとぐらい良いかなって思っているけどね(笑)。」
『ひどーーい! そんな事言うと、ホントになんかしちゃうよっ!!』
頬を膨らませながらいう妻。その、昭和風のリアクションも可愛い。
「やれるものなら、やってみな(笑)。」
大和田常務っぽく言ってみた。
『後悔しても知らないからね〜(笑)。』
と、妻の美咲も強がった。軽い気持ちで決めてしまったが、俺はだんだんと心の内では後悔してくる。妻の俺に対する気持ちを過信していたのだと思う。もちろん愛していると信じてはいたが・・・。
それから俺は子供達を風呂に入れて、風呂で大騒ぎして遊んだ後、寝室で子供達を寝かしつけ始めた。入れ替わりに風呂に入る妻が、『先生(笑)。後で勉強教えてね(笑)。』って言って風呂に入る。これは、我が家での“イエスノーまくら”みたいなもので、要は夜のお誘いだ。俺は、ドキドキワクワクしながら、子供達に絵本を読み聞かせて、寝かし始める。
やがて子供達が寝入ると、そっと寝室を出て、隣の部屋に行く。一応、俺の部屋と言う事になっているが、夫婦共用のなんでも部屋みたいな感じだ。ドアを軽くノックすると、『は〜い(笑)。どうぞ(笑)。』妻の可愛い声がする。
ドアを開けると、机の前の椅子に座った妻が、『先生、遅いよ〜!』って、これまた可愛い顔で、少しすねた感じで言った。美咲は、高校時代の制服を着ている。赤いチェックのスカートが可愛いブレザーの制服は、今の水準で見ても可愛いデザインだと思う。「ゴメン、ちょっと授業が長引いてさ・・じゃあ、始めようか?」俺も、ストーリーに入った。
本当に家庭教師をしていたとき、西島美咲とは、一切エロいことはしなかった。そもそも、俺が家庭教師をしていたときはまだ付き合ってもいなかったし、告白もまだだったのである。だけど、お互いにかなり意識していたと思う。俺は、嫌われたくない一心で、必死で気持ちを抑えていた。
想像すればわかると思うけど、あまりにも可愛い、美少女が近くにいたら、彼女にしようとは思わないと思う。どうせ無理だし、下手なことをして近くにいられなくなるくらいなら、無理せずただそばにいられるだけで幸運だと思おう。そう思うはずだ。少なくとも、俺はそうだった。
だけど、今目の前に、当時そのままの彼女(西島美咲)がいる。もちろん、当時のみずみずしさはないかも知れない。だけど、俺の目には何一つ変わらず、彼女は今もキラキラ光り輝いている。
「勉強を始めよう」と言いながら、椅子に座っている妻に、そのまま後ろから抱きついてしまった。『あっ! 先生、どうしたんですか?』って大げさに驚く妻。「美咲ちゃん、ゴメン・・俺、気持ち抑えられなくて・・・ 好きだ・・。」と俺は、当時勇気がなくて実際には出来なかった事、言えなかった事を言っている。
『先生・・・嬉しい・・・私も先生が、大好きです・・。』
妻も、本気にしか見えない言い方でそう言うと、振り返って俺に抱きついてきた。
「あぁ、美咲ちゃん・・ずっと好きだった・・・。」
『先生・・私も、小学生の頃からずっと好きでした・・。』
このシチュエーションプレイも、これまで数え切れない位したが、毎回本気でドキドキして、少し涙目になる。 第5回へ続く
2016/10/05
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