中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その4
中Ⅱ18 『可愛くウソをつく彼女』その4
『あ、ありがとう……雅樹もこれくらい喜んでくれたら、作りがいがあるのになぁ〜。』って真田里美(さなだ・さとみ:20歳)は、褒められて照れながら二階堂匠(にかいどう・たくみ:21歳)にお礼を言うと、僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)に軽く文句を言ってきた。確かに、作ってもらうのが当たり前みたいになっていて、美味しいとか言うのを忘れていた気がする。反省しながらも、なかなか素直になれない僕がいる。
そして、里美に食事を作ってもらっている間、僕は匠と二人でスマブラを対戦して遊んでいた。それをニコニコした顔で見ながら、嬉しそうに料理を作る里美がいる。里美は、僕と匠が楽しそうにしていると自分も楽しいようで、いつもニコニコしていた。
里美と二人きりももちろん楽しいが、この3人で遊んでいるともっと楽しい気がする。とは言っても、匠は僕と違い、就職活動が忙しくて、最近はあまり遊べていないのが残念だ。
〔美味いっ! ホント美味いよ! いつもコンビニとか弁当屋のばっかりだから、マジ嬉しい……ありがとうね。〕と匠がバクバク食べながら、感激して里美にお礼を言う。『ふふ(笑)。もっといっぱい食べてね!』って里美も、嬉しそうにどんどん匠の皿に料理を載せていく。わんこそば状態だけど、匠はどんどん胃の中に収めていった。
僕は《匠のように感情を素直に表現できたら、良いのにな》と思いながらも、多少の憎まれ口を叩き、食事を続ける。『もう! そんな事ばっかり言って! 雅樹には作ってあげないんだからね!』って頬をぷぅっと、アニメみたいに膨らませながらむくれる里美。抱きしめたくなるほど可愛いと思いながらも、また憎まれ口を叩いてしまう……。
〔まぁまぁ、じゃあ、海堂に作る代わりに、毎日僕に作ってよ(笑)。学校帰りに取りに来るからさ(笑)。〕と匠が、そんな事を言いながら、場を収める。そんな楽しい時間が過ぎていく……。
これまでも、匠が遊びに来て帰った後は、なぜか里美はメチャメチャ甘えてくる。どうやら、僕が匠と仲良くしているのを見て、多少なりとも嫉妬しているらしい(笑)。男相手に嫉妬しても(笑)。と思うのだけど、甘えモードの里美は可愛いので、そのままなにも言わずに甘えさせるのが常だ。
今日も匠が帰った後は、僕の太ももに頭を乗せてネコみたいにゴロニャンゴロニャンとしている。(マタタビでも買ってこようかな?)と思うくらいの、ネコっぷりだ。そして僕も、口にも態度にも出さないが、匠が帰った後は嫉妬のせいか、里美に異常に欲情している。里美が、親友とはいえ他の男と仲良くしている姿を見て、嫉妬してしまっているのだと思う。
太ももの上で、可愛く甘える里美の頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じた。そのまま首筋を撫でたり、耳を触ったりしながら、胸を揉み始める。『ン、あ……ん、んっ……』って里美は目を閉じたまま、軽い吐息を漏らし始める。彼女も、匠が帰った後は、甘えモードの下で密かに発情している感じだ。 その5へ続く 2017/01/09
『あ、ありがとう……雅樹もこれくらい喜んでくれたら、作りがいがあるのになぁ〜。』って真田里美(さなだ・さとみ:20歳)は、褒められて照れながら二階堂匠(にかいどう・たくみ:21歳)にお礼を言うと、僕(海堂雅樹:かいどう・まさき:21歳)に軽く文句を言ってきた。確かに、作ってもらうのが当たり前みたいになっていて、美味しいとか言うのを忘れていた気がする。反省しながらも、なかなか素直になれない僕がいる。
そして、里美に食事を作ってもらっている間、僕は匠と二人でスマブラを対戦して遊んでいた。それをニコニコした顔で見ながら、嬉しそうに料理を作る里美がいる。里美は、僕と匠が楽しそうにしていると自分も楽しいようで、いつもニコニコしていた。
里美と二人きりももちろん楽しいが、この3人で遊んでいるともっと楽しい気がする。とは言っても、匠は僕と違い、就職活動が忙しくて、最近はあまり遊べていないのが残念だ。
〔美味いっ! ホント美味いよ! いつもコンビニとか弁当屋のばっかりだから、マジ嬉しい……ありがとうね。〕と匠がバクバク食べながら、感激して里美にお礼を言う。『ふふ(笑)。もっといっぱい食べてね!』って里美も、嬉しそうにどんどん匠の皿に料理を載せていく。わんこそば状態だけど、匠はどんどん胃の中に収めていった。
僕は《匠のように感情を素直に表現できたら、良いのにな》と思いながらも、多少の憎まれ口を叩き、食事を続ける。『もう! そんな事ばっかり言って! 雅樹には作ってあげないんだからね!』って頬をぷぅっと、アニメみたいに膨らませながらむくれる里美。抱きしめたくなるほど可愛いと思いながらも、また憎まれ口を叩いてしまう……。
〔まぁまぁ、じゃあ、海堂に作る代わりに、毎日僕に作ってよ(笑)。学校帰りに取りに来るからさ(笑)。〕と匠が、そんな事を言いながら、場を収める。そんな楽しい時間が過ぎていく……。
これまでも、匠が遊びに来て帰った後は、なぜか里美はメチャメチャ甘えてくる。どうやら、僕が匠と仲良くしているのを見て、多少なりとも嫉妬しているらしい(笑)。男相手に嫉妬しても(笑)。と思うのだけど、甘えモードの里美は可愛いので、そのままなにも言わずに甘えさせるのが常だ。
今日も匠が帰った後は、僕の太ももに頭を乗せてネコみたいにゴロニャンゴロニャンとしている。(マタタビでも買ってこようかな?)と思うくらいの、ネコっぷりだ。そして僕も、口にも態度にも出さないが、匠が帰った後は嫉妬のせいか、里美に異常に欲情している。里美が、親友とはいえ他の男と仲良くしている姿を見て、嫉妬してしまっているのだと思う。
太ももの上で、可愛く甘える里美の頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じた。そのまま首筋を撫でたり、耳を触ったりしながら、胸を揉み始める。『ン、あ……ん、んっ……』って里美は目を閉じたまま、軽い吐息を漏らし始める。彼女も、匠が帰った後は、甘えモードの下で密かに発情している感じだ。 その5へ続く 2017/01/09
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