『妻の3年』 vol.7〔レズビアン〕
中D『妻の3年』 vol.7〔レズビアン〕
見ると聞くとでは大変な違いでした。恵実さんも真剣に画面を見入っていました。いつしか、雅子さんがわたしに体をピッタリと寄り添い、胸を触ったり太ももを触ったりしてきました。それは、夫が触ってくるのとは違って、軟らかくて気持ちのいいものでした。
同性だし、わたしも良く触ったり抱きついたりするほうなので、気にも掛けませんでした。でも、少し様子が違ってきました。頬をよせてきて、キスをしてきたのです。それは、ふわっとした羽毛に包まれるようなキスで、いやらしさもなく、思わず舌を絡めあっていました。そして雅子さんの唇は、首筋から乳房、脇腹、太ももと移動して、私の薄い繁みにキスをしてきたのです。
わたしは驚いたのですが、なぜか力が抜けて、抵抗ができませんでした。されるままに脚を開き、膝を曲げて濡れた花びらを雅子さんに晒していました。雅子さんの舌は小さく細く穿(うが)つように刺激してきます。生れて初めての快感でした。夫が舐めてくれるのとは全く違う快感なのです。
雅子さんも体の向きを変えて、自分の繁みをわたしの顔に寄せてきました。同じようにしなければ悪いような気がして、ワレメに沿って舌を這わせ、夫がしてくれるのを思い出しながら同じようにしました。
すぐ脇では、恵実さんが杏璃と可愛い声を出しながら抱き合っていました。レズビアンの気持ちがわかるような気がしました。男とは全く違う快感でした。でも、フワフワした悦楽のなかにいても、何か征服されるような快感が物足りないのです。雅子さんと花びらを押付け合っても挿入がありません。それでもわたしは雅子さんの舌でイってしまいました。
「今度の土曜日にパーティーするからぜひ来て……」の誘いに朦朧とした意識で頷いていました。恵実さんは、参加することに積極的でした。はっきりした意識で、レズとはいえ、少し夫に対する罪悪感もありました。
でも、何て言って夫を誘えばいいんだろう。それに、そのときに気が付いたのですが、今度は、相手が雅子さんではなく、伊藤さんだったり、杏璃の旦那の岡田さんだったり、パパの友人の國貞さんだったりするのです。男の人が相手なんだということをすっかり忘れていました。うっかり、大変なことを言ってしまった。
夫が怒り出したら、と最悪の状況も考えました。“無理だ。とてもできない”そんなわたしの気持ちを察したかのように雅子さんが「これを健ちゃんに見せて、もちろん、一緒に見るのよ。抱かれながらね!」私は言われた通りにしました。夫の謙一はやっぱり助平でした。でも、“あたし、雅子さんとレズしたのよ”とはとても言えませんでした。
見ると聞くとでは大変な違いでした。恵実さんも真剣に画面を見入っていました。いつしか、雅子さんがわたしに体をピッタリと寄り添い、胸を触ったり太ももを触ったりしてきました。それは、夫が触ってくるのとは違って、軟らかくて気持ちのいいものでした。
同性だし、わたしも良く触ったり抱きついたりするほうなので、気にも掛けませんでした。でも、少し様子が違ってきました。頬をよせてきて、キスをしてきたのです。それは、ふわっとした羽毛に包まれるようなキスで、いやらしさもなく、思わず舌を絡めあっていました。そして雅子さんの唇は、首筋から乳房、脇腹、太ももと移動して、私の薄い繁みにキスをしてきたのです。
わたしは驚いたのですが、なぜか力が抜けて、抵抗ができませんでした。されるままに脚を開き、膝を曲げて濡れた花びらを雅子さんに晒していました。雅子さんの舌は小さく細く穿(うが)つように刺激してきます。生れて初めての快感でした。夫が舐めてくれるのとは全く違う快感なのです。
雅子さんも体の向きを変えて、自分の繁みをわたしの顔に寄せてきました。同じようにしなければ悪いような気がして、ワレメに沿って舌を這わせ、夫がしてくれるのを思い出しながら同じようにしました。
すぐ脇では、恵実さんが杏璃と可愛い声を出しながら抱き合っていました。レズビアンの気持ちがわかるような気がしました。男とは全く違う快感でした。でも、フワフワした悦楽のなかにいても、何か征服されるような快感が物足りないのです。雅子さんと花びらを押付け合っても挿入がありません。それでもわたしは雅子さんの舌でイってしまいました。
「今度の土曜日にパーティーするからぜひ来て……」の誘いに朦朧とした意識で頷いていました。恵実さんは、参加することに積極的でした。はっきりした意識で、レズとはいえ、少し夫に対する罪悪感もありました。
でも、何て言って夫を誘えばいいんだろう。それに、そのときに気が付いたのですが、今度は、相手が雅子さんではなく、伊藤さんだったり、杏璃の旦那の岡田さんだったり、パパの友人の國貞さんだったりするのです。男の人が相手なんだということをすっかり忘れていました。うっかり、大変なことを言ってしまった。
夫が怒り出したら、と最悪の状況も考えました。“無理だ。とてもできない”そんなわたしの気持ちを察したかのように雅子さんが「これを健ちゃんに見せて、もちろん、一緒に見るのよ。抱かれながらね!」私は言われた通りにしました。夫の謙一はやっぱり助平でした。でも、“あたし、雅子さんとレズしたのよ”とはとても言えませんでした。
- 関連記事
-
- 『妻の3年』 vol.1 〔妻、琴美〕 (2014/08/05)
- 『妻の3年』 vol.2 〔夫、謙一〕 (2014/08/09)
- 『妻の3年』 vol.3〔妻の変化〕 (2014/08/11)
- 『妻の3年』 vol.4〔回想〕 (2014/08/19)
- 『妻の3年』 vol.5〔嫉妬〕 (2014/08/20)
- 『妻の3年』 vol.6〔断れない〕 (2014/08/22)
- 『妻の3年』 vol.7〔レズビアン〕 (2014/08/26)
- 『妻の3年』 vol.8〔パーティーへの誘い〕 (2014/08/27)
- 『妻の3年』 vol.9〔浴室で〕 (2014/08/31)
- 『妻の3年』 vol.10〔4人の美女〕 (2014/09/02)
- 『妻の3年』 vol.11〔媚薬〕 (2014/09/05)
- 『妻の3年』 vol.12〔似ている。〕 (2014/09/12)
- 『妻の3年』 vol.13〔開花〕 (2014/09/14)
- 『妻の3年』 vol.14〔極上品〕 (2014/09/16)
- 『妻の3年』 vol.15〔やっぱり、パパが〕 (2014/09/19)
コメント
コメントの投稿