『妻の3年』 vol.9〔浴室で〕
中D『妻の3年』 vol.9〔浴室で〕
結局、いつもの仲良し4人組の夫婦でパーティーをすることになりました。わたしは少しほっとする気持ちもありましたが、直前まで不安で、不安で、何度もやめようと思いました。それでも、実際に見てみたいという好奇心は人一倍強く〔見ているだけでもいいのよ。〕と、雅子さんに言われたことも、本当はそんなことで済むはずはないのに、少しは気分的に楽になったのだと思います。
夫は、「パーティーに出る。」と決めた日から、セックスする時に、必ず「ほら、伊藤さんに遣られて気持ちいいか……」とか、誰かの名前を言うのです。気にしないつもりでも、そのことになぜか反応してしまうのです。夫がすぐ傍で、わたしが誰かとセックスしているのを見られているような想いになり、体が熱くなるのです。でも、一番の心配は、終ったあとで、『夫がわたしを嫌いにならないだろうか?』ということでした。
わたしは、夫以外の男性とは全く経験がありません。相手の人と、夫と同じようにセックスができるかどうかも分かりません。どうしていいのか分からないのです。雅子さんは、〔心配しなくても、女は受け身だから大丈夫なのよ。〕といいます。相手の人に任せておけばいいのでしょうが、全く見当がつきませんでした。
でも、そのあと雅子さんの言葉に少し安心できました。〔始めは、スポーツかダンスをするようなつもりでいればいいのよ。〕って雅子さんも最初は、そう自分に言い聞かせたのだそうです。杏璃もやっぱり緊張したらしく、伊藤さんが初めに相手をしたそうです。伊藤さんはかなりの経験があるということでした。とにかく、“不安と期待?”とが、複雑に混ざり合ったような精神状態のまま当日を迎えたのです。
マンションの集合時間は夕方の5時、それから夕食をゆっくりとってお酒も呑みます。あまり呑み過ぎないようにと、伊藤さんから注意がありました。「男は勃起しなくなることがある。」ということでした。夫は、國貞さんとは学生時代からの付き合いがあるので親しいのですが、伊藤さんや岡田さんとは面識がある程度です。それでも男性陣だけで集まって呑み会が始まっていました。
わたしたちも、雅子さんを中心にして少しの間おしゃべりをしていましたが、恵実さんもわたしと同じで、初体験なのでちょっと不安そうな感じです。「それじゃあ、そろそろ始めますか……」伊藤さんが仕切り役です。まず、それぞれのカップルでお風呂にはいることになりました。広いお風呂なので、多分みんなで入っても大丈夫だと思いますが、特にわたしたちと恵実さんたちは、初体験なので、直前に夫婦の愛を確かめ合うようにという伊藤さんの配慮でした。
わたしたちが最初に入りました。夫と一緒にお風呂に入る機会はあまりないので、久しぶりに嬉しくなりました。家に居ると、どうしても子どもが中心になりますので、新婚当時のような気分が少し味わうことができました。
お風呂の中で夫に抱きしめられてキスをしたのがすごく新鮮でした。お互いに体を洗い合っているうちに、どうしても、してほしくなり、湯船の縁に手を着いて、立ったまま後ろからしてもらいました。普段と違う昂ぶりがあり、すぐに頂点に昇りつめてしまいました。大きな声が出たので、もしかして聞こえてしまったかもしれません。このとき、夫にしてもらったことで、ちょっと気持ちに余裕ができた様な気がしました。
結局、いつもの仲良し4人組の夫婦でパーティーをすることになりました。わたしは少しほっとする気持ちもありましたが、直前まで不安で、不安で、何度もやめようと思いました。それでも、実際に見てみたいという好奇心は人一倍強く〔見ているだけでもいいのよ。〕と、雅子さんに言われたことも、本当はそんなことで済むはずはないのに、少しは気分的に楽になったのだと思います。
夫は、「パーティーに出る。」と決めた日から、セックスする時に、必ず「ほら、伊藤さんに遣られて気持ちいいか……」とか、誰かの名前を言うのです。気にしないつもりでも、そのことになぜか反応してしまうのです。夫がすぐ傍で、わたしが誰かとセックスしているのを見られているような想いになり、体が熱くなるのです。でも、一番の心配は、終ったあとで、『夫がわたしを嫌いにならないだろうか?』ということでした。
わたしは、夫以外の男性とは全く経験がありません。相手の人と、夫と同じようにセックスができるかどうかも分かりません。どうしていいのか分からないのです。雅子さんは、〔心配しなくても、女は受け身だから大丈夫なのよ。〕といいます。相手の人に任せておけばいいのでしょうが、全く見当がつきませんでした。
でも、そのあと雅子さんの言葉に少し安心できました。〔始めは、スポーツかダンスをするようなつもりでいればいいのよ。〕って雅子さんも最初は、そう自分に言い聞かせたのだそうです。杏璃もやっぱり緊張したらしく、伊藤さんが初めに相手をしたそうです。伊藤さんはかなりの経験があるということでした。とにかく、“不安と期待?”とが、複雑に混ざり合ったような精神状態のまま当日を迎えたのです。
マンションの集合時間は夕方の5時、それから夕食をゆっくりとってお酒も呑みます。あまり呑み過ぎないようにと、伊藤さんから注意がありました。「男は勃起しなくなることがある。」ということでした。夫は、國貞さんとは学生時代からの付き合いがあるので親しいのですが、伊藤さんや岡田さんとは面識がある程度です。それでも男性陣だけで集まって呑み会が始まっていました。
わたしたちも、雅子さんを中心にして少しの間おしゃべりをしていましたが、恵実さんもわたしと同じで、初体験なのでちょっと不安そうな感じです。「それじゃあ、そろそろ始めますか……」伊藤さんが仕切り役です。まず、それぞれのカップルでお風呂にはいることになりました。広いお風呂なので、多分みんなで入っても大丈夫だと思いますが、特にわたしたちと恵実さんたちは、初体験なので、直前に夫婦の愛を確かめ合うようにという伊藤さんの配慮でした。
わたしたちが最初に入りました。夫と一緒にお風呂に入る機会はあまりないので、久しぶりに嬉しくなりました。家に居ると、どうしても子どもが中心になりますので、新婚当時のような気分が少し味わうことができました。
お風呂の中で夫に抱きしめられてキスをしたのがすごく新鮮でした。お互いに体を洗い合っているうちに、どうしても、してほしくなり、湯船の縁に手を着いて、立ったまま後ろからしてもらいました。普段と違う昂ぶりがあり、すぐに頂点に昇りつめてしまいました。大きな声が出たので、もしかして聞こえてしまったかもしれません。このとき、夫にしてもらったことで、ちょっと気持ちに余裕ができた様な気がしました。
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