壊れかけた二人 第20章⑧
名A壊れかけた二人 第20章⑧
詩織は『はぁ・・・あーもう・・・最悪ーだよ。』と、さっきまでの可愛い声とはうってかわって、げんなりするような声を出すと、のろのろと億劫そうに腰を上げて新しいーツと交換をしだした。
詩織の独白:わたしって気持ちよさにすぐ流されてしまう。それに〖生〗でしてしまった。強制されたとはいえ淫らな言葉も発してしまった・・・思ってもいない言葉も言った。
窓を開け放ち、散乱したティッシュを片付けた。その後で、全裸のまま寝室を出て行く詩織がしばらくしても戻ってこないから、忍び足で下を伺うと、詩織はシャワーを浴びているようだったので俺はそのまま家を出た。俺は近くの公園で、両手で顔を覆いながら座っていた。
さっきまでの光景と会話を反芻して、心とは別に勃起しながら泣いてしまった。特に、詩織が生挿入を翔太に許したことが言うまでもなく、今までで一番ショックだった。
それは流石にないだろうなと心のどこかでタカを括ってしまっていた。でも、逆に今までで一番興奮もした。『翔太君の・・・おちんちん・・・詩織の・・お、おまんこに・・・ください。』この言葉に俺は一番衝撃を受けた。心がまじで折れかかった。
頭の中で、思い出の中の詩織の笑顔がちらちらと浮かんだり消えたりした。「なんで俺はこんな馬鹿なプレイをしているのだろう?」と自問を繰り返す。なぜこれほどに嫉妬の炎でこの身を焦がすのか、だがこれも所詮は自業自得なのだ。
どれだけ時間が経ったのかわからないが、まず翔太から電話が来た。何があったかを、〔詩織が生を許したことや失神した。〕ことなどを淡々と事細やかに事実を教えてくれた。翔太が大胆かつSになってきているのは俺の性癖を理解したからで、それにこのプレイに積極的に協力をしてくれている感じがする。
その直後、詩織からはメールがきた。
≪たっくん まだお仕事なの?≫
俺は≪もうすぐ帰れるよ≫と返信をした。
詩織からも≪わかった。待ってるね。≫とメールを送ってきた。暫くして俺はドキドキしながら家に帰ると、玄関の扉を開けた瞬間に突然抱きつかれた。当たり前だけど服を着た詩織が出迎えてくれた。 石鹸の香りがした。化粧もばっちり直っていた。
詩織は俺の表情を伺うように上目遣いで『お疲れ様。』と言ってくれた。その詩織の行動の愛らしさに安心して顔が綻(ほころ)んでしまうと詩織もほっとしたように、にこっと微笑んだ。
当然だが詩織は、翔太との生挿入のことを黙っていた。俺からも何も聞かなかった。(無理矢理に詩織を責めてしまいそうだったので問い詰めることはしたくなかった。今の微妙な関係を崩したくはなかった。と言うより本当は詩織が翔太に心も体も持ち去られるのが怖かったのが正直なところだった。)
その後、俺たちはセックスをしたが詩織からは『優しくしてほしい。』と要求された。
ゆっくりと、頭を撫でたり、身体を摩ったりと愛情込めて労(いた)わるようなセックスをした。
詩織は心底リラックスしたような緩みきった表情と声で、『あぁ・・・気持ち良い・・・。』と何度も呟いていた。それは決して演技では無かったと思う。
しかし、詩織の膣内が、他の男の生の性器を挿入されたかと思うと、俺はどう表現すればいいのかわからないけど、すごく奇異な感じがした。中出ししながら、心の中で詩織に謝りながら嫉妬が過ぎてイッた。
《もう自分だけの詩織じゃないのだな。》と思う不安な気持ちと同時に一段と激しく興奮をした。そして次のステップに進みたい自分がいた。翔太以外の完全な貸し出しや3Pへの道もありかなと考える反面で、《つくづくこんな変態な旦那で申し訳ない。》と、本気で思った。
2014/10/23
詩織は『はぁ・・・あーもう・・・最悪ーだよ。』と、さっきまでの可愛い声とはうってかわって、げんなりするような声を出すと、のろのろと億劫そうに腰を上げて新しいーツと交換をしだした。
詩織の独白:わたしって気持ちよさにすぐ流されてしまう。それに〖生〗でしてしまった。強制されたとはいえ淫らな言葉も発してしまった・・・思ってもいない言葉も言った。
窓を開け放ち、散乱したティッシュを片付けた。その後で、全裸のまま寝室を出て行く詩織がしばらくしても戻ってこないから、忍び足で下を伺うと、詩織はシャワーを浴びているようだったので俺はそのまま家を出た。俺は近くの公園で、両手で顔を覆いながら座っていた。
さっきまでの光景と会話を反芻して、心とは別に勃起しながら泣いてしまった。特に、詩織が生挿入を翔太に許したことが言うまでもなく、今までで一番ショックだった。
それは流石にないだろうなと心のどこかでタカを括ってしまっていた。でも、逆に今までで一番興奮もした。『翔太君の・・・おちんちん・・・詩織の・・お、おまんこに・・・ください。』この言葉に俺は一番衝撃を受けた。心がまじで折れかかった。
頭の中で、思い出の中の詩織の笑顔がちらちらと浮かんだり消えたりした。「なんで俺はこんな馬鹿なプレイをしているのだろう?」と自問を繰り返す。なぜこれほどに嫉妬の炎でこの身を焦がすのか、だがこれも所詮は自業自得なのだ。
どれだけ時間が経ったのかわからないが、まず翔太から電話が来た。何があったかを、〔詩織が生を許したことや失神した。〕ことなどを淡々と事細やかに事実を教えてくれた。翔太が大胆かつSになってきているのは俺の性癖を理解したからで、それにこのプレイに積極的に協力をしてくれている感じがする。
その直後、詩織からはメールがきた。
≪たっくん まだお仕事なの?≫
俺は≪もうすぐ帰れるよ≫と返信をした。
詩織からも≪わかった。待ってるね。≫とメールを送ってきた。暫くして俺はドキドキしながら家に帰ると、玄関の扉を開けた瞬間に突然抱きつかれた。当たり前だけど服を着た詩織が出迎えてくれた。 石鹸の香りがした。化粧もばっちり直っていた。
詩織は俺の表情を伺うように上目遣いで『お疲れ様。』と言ってくれた。その詩織の行動の愛らしさに安心して顔が綻(ほころ)んでしまうと詩織もほっとしたように、にこっと微笑んだ。
当然だが詩織は、翔太との生挿入のことを黙っていた。俺からも何も聞かなかった。(無理矢理に詩織を責めてしまいそうだったので問い詰めることはしたくなかった。今の微妙な関係を崩したくはなかった。と言うより本当は詩織が翔太に心も体も持ち去られるのが怖かったのが正直なところだった。)
その後、俺たちはセックスをしたが詩織からは『優しくしてほしい。』と要求された。
ゆっくりと、頭を撫でたり、身体を摩ったりと愛情込めて労(いた)わるようなセックスをした。
詩織は心底リラックスしたような緩みきった表情と声で、『あぁ・・・気持ち良い・・・。』と何度も呟いていた。それは決して演技では無かったと思う。
しかし、詩織の膣内が、他の男の生の性器を挿入されたかと思うと、俺はどう表現すればいいのかわからないけど、すごく奇異な感じがした。中出ししながら、心の中で詩織に謝りながら嫉妬が過ぎてイッた。
《もう自分だけの詩織じゃないのだな。》と思う不安な気持ちと同時に一段と激しく興奮をした。そして次のステップに進みたい自分がいた。翔太以外の完全な貸し出しや3Pへの道もありかなと考える反面で、《つくづくこんな変態な旦那で申し訳ない。》と、本気で思った。
2014/10/23
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