〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗第1節4章
特名 〖興奮と嫉妬と不安の狭間で〗第1節4章
〖マッサージ(2月)②〗
向井さんが戻ってきて、《そうなるとやっぱり慣れている人は断然強い。》〔じゃ、いきます?〕とか簡単に言って部屋へ移動をする。ちなみに向井さんも部屋を取っていてそれは俺たちとは違う階の部屋。途中でこっそり向井さんが、〔鍵はここにあるから。〕と言って俺にバッグを見せた。
部屋に入ってからは、向井さんがやっぱり慣れている感じでリード。本当はマッサージも俺⇒葵の順番のつもりだったけどいつのまにか葵が先になる。万事が臨機応変。
それも上手いなと思ったのは俺が最初にマッサージやって貰うつもりで、「じゃあ頼むわ。」とベッドへ横になったら向井さんが冗談っぽい渋い顔で、〔おまえなあ、汗位は流せよ。くせーよ。マッサージは葵ちゃんからな。〕(いかにも古い友達っぽく)『あ、じゃあ私もお風呂入ったほうが・・。』、〔あ、葵ちゃんはいいから。寧ろそのままでお願いします。女の子はその匂いがいいんだよ。〕
向井さんは下ネタ混ぜつつ雰囲気を上手く切り替えてくる。しかもフォローも優しくて、〔勿論嫌だったらシャワーを浴びてもいいけど、さっきのは冗談だけど俺は全然嫌じゃないから、寧ろマッサージで汗かくから後のほうがいいよ。〕
『そうですか、じゃあ後にします。』
〔それよりさ、葵ちゃん浴衣になろうかとりあえず。大輔(俺)がシャワー浴びている間に、急いで急いで。〕と、言いながら上手く話を逸らしている。
結果、浴室で俺がシャワーを浴びる間に、葵も浴衣に着替えることにする。そのついでに汗を流すって事で、一回浴室に入ってシャワーでさっと汗だけ流して浴衣になった。
浴室で葵曰く、『向井さんって面白いねー。』との事で、酔いもあったとは思うけど基本的には何も疑ってはなかった。向井さんのこの雰囲気の持って行き方が今考えても凄いと思う。俺の友達の前で風呂に入るって事に、普段なら躊躇(ちゅうちょ)する葵が全然違和感を持ってはいなかった。
そして、葵が先に浴室を出たが、向井さんの〔葵ちゃんの浴衣凄く可愛い。〕の声が浴室のドア越しに聞こえてきた。それと共にいきなり心臓がバクバクしてきた。俺は、いてもたってもいられないっていう感じになる。
とりあえず事前の打合せでは、向井さんがマッサージの時は隣で俺がいた方が良いとの事だったから、浴室のドア越しの向井さんと葵の漏れ聞こえる会話にドキドキしながら俺は普通に身体と頭を洗って出た。
ただ、自分でもおかしいのが、凄く焦っているのだけど風呂を出るのも緊張して、いつもは使わないリンスとか使って何でか判らないけど意味無く時間を引き延ばしたりしていた。
2014/12/20
〖マッサージ(2月)②〗
向井さんが戻ってきて、《そうなるとやっぱり慣れている人は断然強い。》〔じゃ、いきます?〕とか簡単に言って部屋へ移動をする。ちなみに向井さんも部屋を取っていてそれは俺たちとは違う階の部屋。途中でこっそり向井さんが、〔鍵はここにあるから。〕と言って俺にバッグを見せた。
部屋に入ってからは、向井さんがやっぱり慣れている感じでリード。本当はマッサージも俺⇒葵の順番のつもりだったけどいつのまにか葵が先になる。万事が臨機応変。
それも上手いなと思ったのは俺が最初にマッサージやって貰うつもりで、「じゃあ頼むわ。」とベッドへ横になったら向井さんが冗談っぽい渋い顔で、〔おまえなあ、汗位は流せよ。くせーよ。マッサージは葵ちゃんからな。〕(いかにも古い友達っぽく)『あ、じゃあ私もお風呂入ったほうが・・。』、〔あ、葵ちゃんはいいから。寧ろそのままでお願いします。女の子はその匂いがいいんだよ。〕
向井さんは下ネタ混ぜつつ雰囲気を上手く切り替えてくる。しかもフォローも優しくて、〔勿論嫌だったらシャワーを浴びてもいいけど、さっきのは冗談だけど俺は全然嫌じゃないから、寧ろマッサージで汗かくから後のほうがいいよ。〕
『そうですか、じゃあ後にします。』
〔それよりさ、葵ちゃん浴衣になろうかとりあえず。大輔(俺)がシャワー浴びている間に、急いで急いで。〕と、言いながら上手く話を逸らしている。
結果、浴室で俺がシャワーを浴びる間に、葵も浴衣に着替えることにする。そのついでに汗を流すって事で、一回浴室に入ってシャワーでさっと汗だけ流して浴衣になった。
浴室で葵曰く、『向井さんって面白いねー。』との事で、酔いもあったとは思うけど基本的には何も疑ってはなかった。向井さんのこの雰囲気の持って行き方が今考えても凄いと思う。俺の友達の前で風呂に入るって事に、普段なら躊躇(ちゅうちょ)する葵が全然違和感を持ってはいなかった。
そして、葵が先に浴室を出たが、向井さんの〔葵ちゃんの浴衣凄く可愛い。〕の声が浴室のドア越しに聞こえてきた。それと共にいきなり心臓がバクバクしてきた。俺は、いてもたってもいられないっていう感じになる。
とりあえず事前の打合せでは、向井さんがマッサージの時は隣で俺がいた方が良いとの事だったから、浴室のドア越しの向井さんと葵の漏れ聞こえる会話にドキドキしながら俺は普通に身体と頭を洗って出た。
ただ、自分でもおかしいのが、凄く焦っているのだけど風呂を出るのも緊張して、いつもは使わないリンスとか使って何でか判らないけど意味無く時間を引き延ばしたりしていた。
2014/12/20
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