長G〖救いの手を〗第4回
長G〖救いの手を〗第4回
彩矢のTバックのクロッチ部分には女が発情し、牝と化した証が白濁色の染みとなり付着しています 。凄まじいまでの【女の印し】が付着したTバック…。私は驚きと困惑と、忘れかけていた性的な興奮の中で、そのTバックに包まれていた肉体の残像や念に引き込まれるようにそこに鼻を押し当てていました。
激しい動悸を感じながら深く息を吸い込む私。【むわんッ…ガツン!】 甘酸っぱい挑発的な香り、これは私の知る彩矢の匂いでは無い? 瞬時に私の股間は熱を帯び固くなってしまいました。【何なんだこの匂いは?】 異様な興奮の中、虜にされてしまいそうな不思議な匂い。あまりに強烈でイヤらしいフェロモン臭でした。しかし、その匂いには、不思議な違和感もあったのです。
何か…そう何か覚えのある匂いが混ざり合ったような香りだ。私は熱く固くなった自身のペニスの先から透明の液が滴るのを感じながら、憑かれたように、この部屋に隠されているであろう【何か】を探す為に妻のクロゼットを開けました。
しかし彩矢の下着類が収められている引き出しには、私が知りうる大人しい色めの保守的なデザインの下着しかありませんでした。クロゼットの隅々まで調べても何も出てきません。困惑の中で妻の彩矢の寝室を見回す私。
背中や脇から驚く程大量の汗が溢れ出て来ていました。ふと視線を落とすと彩矢のベッドのフレームに内蔵された収納引き出しが目に入りました。私は左側の引き出しをゆっくりと引き、中を確認しました。しかし、そこには妻のブラウスやTシャツが綺麗に折り畳まれ収納されていただけでした。
【何か絶対にある筈だ】牝の印しで汚れたTバックの疑念が私を突き動かしていました。でも何一つ疑惑の種は見つける事が出来ない。諦めかけた私は彩矢のベッドのもう一方の収納、右側の引き出しを開けました。そこには妻のラベンダー色のストール(肩にかける衣類の一種)と思われる物が不自然に広げられていました。
【んっ?何だこれは?】ストールの陰に箱らしき物が見えました。私はストールを除けて、その箱を確認しました。その箱は縦50センチ、横70センチ、高さ18センチ程の木製の化粧箱でした。そして何より驚かされたのは大きな化粧箱には南京錠が付けられ、鍵によって固く閉ざされていたのです。
【間違い無い…この中に彩矢の秘密が隠されている】そう感じた私は、何とかその南京錠を開けようとしましたが、当然の事ながらびくともしません。 私の背中は、焦りから着ていた服が張り付く程に汗でビッショリでした。これ以上無理矢理に開けようとすれば、箱も錠も壊す事になってしまう。
もし、壊してでも錠を開けてみて、中に疑惑の物が無ければ、それはそれで私が妻の寝室で家捜しした事が明らかになってしまう。苛立ちとジレンマを感じながら途方に暮れる私でした。その時、リビングから大きな電話の呼び出し音が鳴り響きました。
私はその音に驚き、慌てて洗濯ネットの中に【疑惑の下着】を戻し、妻の掛け布団の中に押し込み、リビングに向かいました。息をきらせながら、けたたましく鳴り響く受話器を取ると、それは妻の彩矢からの電話でした。
2015/02/27
彩矢のTバックのクロッチ部分には女が発情し、牝と化した証が白濁色の染みとなり付着しています 。凄まじいまでの【女の印し】が付着したTバック…。私は驚きと困惑と、忘れかけていた性的な興奮の中で、そのTバックに包まれていた肉体の残像や念に引き込まれるようにそこに鼻を押し当てていました。
激しい動悸を感じながら深く息を吸い込む私。【むわんッ…ガツン!】 甘酸っぱい挑発的な香り、これは私の知る彩矢の匂いでは無い? 瞬時に私の股間は熱を帯び固くなってしまいました。【何なんだこの匂いは?】 異様な興奮の中、虜にされてしまいそうな不思議な匂い。あまりに強烈でイヤらしいフェロモン臭でした。しかし、その匂いには、不思議な違和感もあったのです。
何か…そう何か覚えのある匂いが混ざり合ったような香りだ。私は熱く固くなった自身のペニスの先から透明の液が滴るのを感じながら、憑かれたように、この部屋に隠されているであろう【何か】を探す為に妻のクロゼットを開けました。
しかし彩矢の下着類が収められている引き出しには、私が知りうる大人しい色めの保守的なデザインの下着しかありませんでした。クロゼットの隅々まで調べても何も出てきません。困惑の中で妻の彩矢の寝室を見回す私。
背中や脇から驚く程大量の汗が溢れ出て来ていました。ふと視線を落とすと彩矢のベッドのフレームに内蔵された収納引き出しが目に入りました。私は左側の引き出しをゆっくりと引き、中を確認しました。しかし、そこには妻のブラウスやTシャツが綺麗に折り畳まれ収納されていただけでした。
【何か絶対にある筈だ】牝の印しで汚れたTバックの疑念が私を突き動かしていました。でも何一つ疑惑の種は見つける事が出来ない。諦めかけた私は彩矢のベッドのもう一方の収納、右側の引き出しを開けました。そこには妻のラベンダー色のストール(肩にかける衣類の一種)と思われる物が不自然に広げられていました。
【んっ?何だこれは?】ストールの陰に箱らしき物が見えました。私はストールを除けて、その箱を確認しました。その箱は縦50センチ、横70センチ、高さ18センチ程の木製の化粧箱でした。そして何より驚かされたのは大きな化粧箱には南京錠が付けられ、鍵によって固く閉ざされていたのです。
【間違い無い…この中に彩矢の秘密が隠されている】そう感じた私は、何とかその南京錠を開けようとしましたが、当然の事ながらびくともしません。 私の背中は、焦りから着ていた服が張り付く程に汗でビッショリでした。これ以上無理矢理に開けようとすれば、箱も錠も壊す事になってしまう。
もし、壊してでも錠を開けてみて、中に疑惑の物が無ければ、それはそれで私が妻の寝室で家捜しした事が明らかになってしまう。苛立ちとジレンマを感じながら途方に暮れる私でした。その時、リビングから大きな電話の呼び出し音が鳴り響きました。
私はその音に驚き、慌てて洗濯ネットの中に【疑惑の下着】を戻し、妻の掛け布団の中に押し込み、リビングに向かいました。息をきらせながら、けたたましく鳴り響く受話器を取ると、それは妻の彩矢からの電話でした。
2015/02/27
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