長G〖救いの手を〗第6回
長G〖救いの手を〗第6回
目の当たりにした妻の疑惑。清楚で保守的な下着しか身に着けなかった妻の彩矢(あや)が隠すようにしていた黒い官能的なランジェリー。私の目に焼き付いて離れないTバックのクロッチ部分にこびり付いた強烈な牝の印し… そして脳を激しく揺らすようなTバックに染み付いた淫靡な牝の発情臭。
彩矢に限って不倫とは無縁であると考えていた私は、あまりに根拠の無い自分の自信と驕りに気付かされ、焦りと不安から来る恐怖感で背中から流れる汗は乾く事は無くベタついたままでした。
混乱し困惑する中で私は時計を見ます。彩矢の電話からすでに30分の時が過ぎていました。一体何から調べれば良いのだろう…?何に手を付ければ良いのか?漠然とした思いの私はリビングのテーブルの上に無造作に置かれたCDを見ました。
【これが妻の寝室から無くなっている事に妻が気付けば、アイツは私が何かを見た事に感づくかも知れない…。浮気に対する確証の無い今、下手に警戒され証拠の隠滅を謀られてしまえば元も子も無いではないか…】
私は妻の寝室から持って来たCDを何事も無かったように寝室に戻しておく事にしました。寝室に戻った私は、妻に悟られぬよう慎重にCDを元の位置に戻し、牝の発情臭の残り香が漂っているように感じるこの部屋に私が侵入した痕跡を残さぬように一通りのチェックをしてから寝室を後にしました。
しかし一体いつあの下着を身に着けていたのだろうか?私は記憶を辿りながら、先週の妻の行動に思いを馳せていました。妻の帰宅時間はランダムなのですが大体遅くとも21時には帰宅しています。この数日で不自然な日が無かっただろうか?
私は、妻の彩矢が来週のエリア会議に備えて本部から来た統括マネージャーを含めた数名のメンバーで会議のテーマの内容を詰める作業をし、仕事の後で会食し帰宅した夜を思い出していました。
【あぁっ!あの夜なのか?!…火曜日だ!?】私の脳裏に彩矢がほろ酔い気味で、その色白な顔を薄桃色に染めて帰宅した夜を思い出しました。あの帰宅した時に感じた、生めかしい熱を帯びた瞳と『着替えて来るわ…。』とタイトスカートに包まれた引き締まったヒップを左右に揺らしながら寝室に向かった後ろ姿です…。
何も知らない私は【酔いの為だろう…。】と、発情して交尾を愉しんだ牝の余韻を振り撒く妻の姿を見ても深く気に留める事は無かったのです。彩矢の相手はあの夜に一緒に居た本部の統括マネージャーなのだろうか?
私も幾度か面識のある本部統括マネージャーの望月氏は40歳前半で長身、色黒、見るからにエネルギッシュな感じの二枚目でした。望月氏が彩矢に目をかけてくれて、パートから正社員へ、そしてエリアマネージャーへと引き上げてくれた。それは妻の仕事での資質もさる事ながら本部統括マネージャーである望月氏の尽力があった事も確かなのでした。
しかし現実問題、私は彩矢の浮気現場を押さえた訳でも無く、当然妻の浮気相手を望月氏と特定出来た訳でも無いのです。そう…これはあくまでも私の推測に過ぎないのです。この僅か数時間の間に降って湧いたような疑念なのです。
寝室に隠されていた妻の愛液塗れのTバック。あれを見つけたばかりに始まった事なのです。私は、誰も居ないリビングのソファにもたれ掛かり思案を巡らせていました。そう…決定的な証拠を押さえるしかない…。しかし、今は見て見ぬふりをして問答無用な証拠を積み上げて行くしかない…。
何故、妻の彩矢があのような淫靡な牝のフェロモン臭を放つ女になっていたのか? 彩矢はまた浮気相手とセックスをした時に身に着けていた下着を、妻の寝室にあったように私に気付かれぬように隠し、人知れず洗濯するのでしょうか?そして、あの南京鍵で閉ざされた木製の化粧箱の中には、私の知らない彼女の決定的な証拠が納められているに違いありません。
何としてでもそれらを押さえ、暴いてやらねば!私はこの時、彩矢の浮気疑惑に対する不安や怒りで憤る気持ちとは裏腹に、私の知らない妻の淫靡な姿を知りたい…発情した牝になって乱れる彩矢を見て見たい…。そんな複雑な感情も芽生え始めていました。
2015/03/07
目の当たりにした妻の疑惑。清楚で保守的な下着しか身に着けなかった妻の彩矢(あや)が隠すようにしていた黒い官能的なランジェリー。私の目に焼き付いて離れないTバックのクロッチ部分にこびり付いた強烈な牝の印し… そして脳を激しく揺らすようなTバックに染み付いた淫靡な牝の発情臭。
彩矢に限って不倫とは無縁であると考えていた私は、あまりに根拠の無い自分の自信と驕りに気付かされ、焦りと不安から来る恐怖感で背中から流れる汗は乾く事は無くベタついたままでした。
混乱し困惑する中で私は時計を見ます。彩矢の電話からすでに30分の時が過ぎていました。一体何から調べれば良いのだろう…?何に手を付ければ良いのか?漠然とした思いの私はリビングのテーブルの上に無造作に置かれたCDを見ました。
【これが妻の寝室から無くなっている事に妻が気付けば、アイツは私が何かを見た事に感づくかも知れない…。浮気に対する確証の無い今、下手に警戒され証拠の隠滅を謀られてしまえば元も子も無いではないか…】
私は妻の寝室から持って来たCDを何事も無かったように寝室に戻しておく事にしました。寝室に戻った私は、妻に悟られぬよう慎重にCDを元の位置に戻し、牝の発情臭の残り香が漂っているように感じるこの部屋に私が侵入した痕跡を残さぬように一通りのチェックをしてから寝室を後にしました。
しかし一体いつあの下着を身に着けていたのだろうか?私は記憶を辿りながら、先週の妻の行動に思いを馳せていました。妻の帰宅時間はランダムなのですが大体遅くとも21時には帰宅しています。この数日で不自然な日が無かっただろうか?
私は、妻の彩矢が来週のエリア会議に備えて本部から来た統括マネージャーを含めた数名のメンバーで会議のテーマの内容を詰める作業をし、仕事の後で会食し帰宅した夜を思い出していました。
【あぁっ!あの夜なのか?!…火曜日だ!?】私の脳裏に彩矢がほろ酔い気味で、その色白な顔を薄桃色に染めて帰宅した夜を思い出しました。あの帰宅した時に感じた、生めかしい熱を帯びた瞳と『着替えて来るわ…。』とタイトスカートに包まれた引き締まったヒップを左右に揺らしながら寝室に向かった後ろ姿です…。
何も知らない私は【酔いの為だろう…。】と、発情して交尾を愉しんだ牝の余韻を振り撒く妻の姿を見ても深く気に留める事は無かったのです。彩矢の相手はあの夜に一緒に居た本部の統括マネージャーなのだろうか?
私も幾度か面識のある本部統括マネージャーの望月氏は40歳前半で長身、色黒、見るからにエネルギッシュな感じの二枚目でした。望月氏が彩矢に目をかけてくれて、パートから正社員へ、そしてエリアマネージャーへと引き上げてくれた。それは妻の仕事での資質もさる事ながら本部統括マネージャーである望月氏の尽力があった事も確かなのでした。
しかし現実問題、私は彩矢の浮気現場を押さえた訳でも無く、当然妻の浮気相手を望月氏と特定出来た訳でも無いのです。そう…これはあくまでも私の推測に過ぎないのです。この僅か数時間の間に降って湧いたような疑念なのです。
寝室に隠されていた妻の愛液塗れのTバック。あれを見つけたばかりに始まった事なのです。私は、誰も居ないリビングのソファにもたれ掛かり思案を巡らせていました。そう…決定的な証拠を押さえるしかない…。しかし、今は見て見ぬふりをして問答無用な証拠を積み上げて行くしかない…。
何故、妻の彩矢があのような淫靡な牝のフェロモン臭を放つ女になっていたのか? 彩矢はまた浮気相手とセックスをした時に身に着けていた下着を、妻の寝室にあったように私に気付かれぬように隠し、人知れず洗濯するのでしょうか?そして、あの南京鍵で閉ざされた木製の化粧箱の中には、私の知らない彼女の決定的な証拠が納められているに違いありません。
何としてでもそれらを押さえ、暴いてやらねば!私はこの時、彩矢の浮気疑惑に対する不安や怒りで憤る気持ちとは裏腹に、私の知らない妻の淫靡な姿を知りたい…発情した牝になって乱れる彩矢を見て見たい…。そんな複雑な感情も芽生え始めていました。
2015/03/07
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