長G〖救いの手を〗第7回
長G〖救いの手を〗第7回
私と彩矢は親類の紹介で知り合い、交際期間を経て結婚しました。私はそれなりに女性経験はありましたが、【早い、小さい、下手クソ】と見事な三拍子?いやこれは三重苦ですね…。何しろ私は日常でもスホーツ音痴の貧弱なタイプでしたから、付き合った女性達を自分とのセックスで屈服させ満足させるなど夢のまた
夢です…。
いつしか私は自分が気持ち良ければ良い…。そんな独りよがりなオナニーの延長のようなセックスが身に付いてしまっていました。彩矢との初めてのセックスは、まさに結納を入れた直後の事でした。それまで彩矢とは、かなりの回数のデートを重ねていたのですが、いつもキスかベッティング止まりだった。私は自分のセックスに自信が無かった為に自らの意思で本番行為を避けていたように思えます。
一目惚れだった彩矢に嫌われたくなかった。エキゾチックな雰囲気を持つ彩矢と結婚したかったのす。だから結納と言う儀式が終わった事で【もう大丈夫だ】と、安心したのだと思います。
初めてのセックスをした時、余りの興奮から正常位で挿入して、あっという間に射精してしまった事を鮮明に覚えています。下から私を見上げる妻の『えっ…もう?…』みたいな歪(ゆが)んで引き攣(つ)った笑顔と、射精後に力無く彩矢の膣内で私のペニスが萎んでゆくにも関わらず、腰を下から緩やかに回すようにして打ち付けて来た彼女の微妙な腰使いも…。
それ以降の妻とのセックスも多少の慣れた感がありましたが、やはり稚拙で独りよがりなセックスだったと思います。だからこそ、彩矢の子供好きに託つけ、セックスを【子作りの為の物】と位置付け、言葉でも態度でも、まるで妻を洗脳でもするが如く「セックスは俺とお前の可愛い子供を作る為の物なんだよ…。」と言い続け、自分の快楽を求める行為としての貧弱なセックスを肯定していたのです。
しかし、その子作りの為のセックスは結局一度の妊娠はありましたが、流産をしてしまい、その後も実を結ぶ事はありませんでした。そして、いつしか子供への諦めと並行して、セックスレスな二人へとなっていたのです。 今思えば妻の彩矢は、私との【子作りの為のセックス】に違和感を覚え、欲求不満が募っていたのかも知れなかったです。
時計の針が15時を指す頃に妻が帰って来ました。『ただいまぁ…貴方、お腹の具合は大丈夫なの?お薬は飲んだ?また私に隠れてジャンクフードでも食べたんじゃないの?』 と屈託ない笑顔で話す妻の彩矢。私は複雑な思いのまま、「何も変な物は食べてないよ…薬も飲んだし大丈夫だよ。」と、いつもと変わらぬ自分を作りながら答えました。
彩矢はソファに座る私に近付き、右手の掌を私の額に当てます。『熱とかは無いみたいね… でも凄い汗よ?顔色も少し…。』 私は動揺を悟られまいと大袈裟に手を振り、「トイレで頑張り過ぎたからだろ?本当に大丈夫だよ。」と額に手を当てながら「本当に汗凄いな、顔を洗って来るわ…。」と洗面所に向かいます。私は冷たい水で顔を洗い、頭を冷やしながら、努めて平常心でいなくてはと洗面台の鏡に映る自分に何度も語りかけていました。
リビングに戻ると妻の彩矢もスーツからジーンズに着替えて、この一週間で溜まった家事に取り掛かるところでした。『貴方、私はお掃除と洗濯をしてしまうから自分の部屋でゆっくりしていて…。』彩矢が優しく微笑みながら私を促す。そして、私は言われるままに自分の寝室へ向かいました。
2015/03/14
私と彩矢は親類の紹介で知り合い、交際期間を経て結婚しました。私はそれなりに女性経験はありましたが、【早い、小さい、下手クソ】と見事な三拍子?いやこれは三重苦ですね…。何しろ私は日常でもスホーツ音痴の貧弱なタイプでしたから、付き合った女性達を自分とのセックスで屈服させ満足させるなど夢のまた
夢です…。
いつしか私は自分が気持ち良ければ良い…。そんな独りよがりなオナニーの延長のようなセックスが身に付いてしまっていました。彩矢との初めてのセックスは、まさに結納を入れた直後の事でした。それまで彩矢とは、かなりの回数のデートを重ねていたのですが、いつもキスかベッティング止まりだった。私は自分のセックスに自信が無かった為に自らの意思で本番行為を避けていたように思えます。
一目惚れだった彩矢に嫌われたくなかった。エキゾチックな雰囲気を持つ彩矢と結婚したかったのす。だから結納と言う儀式が終わった事で【もう大丈夫だ】と、安心したのだと思います。
初めてのセックスをした時、余りの興奮から正常位で挿入して、あっという間に射精してしまった事を鮮明に覚えています。下から私を見上げる妻の『えっ…もう?…』みたいな歪(ゆが)んで引き攣(つ)った笑顔と、射精後に力無く彩矢の膣内で私のペニスが萎んでゆくにも関わらず、腰を下から緩やかに回すようにして打ち付けて来た彼女の微妙な腰使いも…。
それ以降の妻とのセックスも多少の慣れた感がありましたが、やはり稚拙で独りよがりなセックスだったと思います。だからこそ、彩矢の子供好きに託つけ、セックスを【子作りの為の物】と位置付け、言葉でも態度でも、まるで妻を洗脳でもするが如く「セックスは俺とお前の可愛い子供を作る為の物なんだよ…。」と言い続け、自分の快楽を求める行為としての貧弱なセックスを肯定していたのです。
しかし、その子作りの為のセックスは結局一度の妊娠はありましたが、流産をしてしまい、その後も実を結ぶ事はありませんでした。そして、いつしか子供への諦めと並行して、セックスレスな二人へとなっていたのです。 今思えば妻の彩矢は、私との【子作りの為のセックス】に違和感を覚え、欲求不満が募っていたのかも知れなかったです。
時計の針が15時を指す頃に妻が帰って来ました。『ただいまぁ…貴方、お腹の具合は大丈夫なの?お薬は飲んだ?また私に隠れてジャンクフードでも食べたんじゃないの?』 と屈託ない笑顔で話す妻の彩矢。私は複雑な思いのまま、「何も変な物は食べてないよ…薬も飲んだし大丈夫だよ。」と、いつもと変わらぬ自分を作りながら答えました。
彩矢はソファに座る私に近付き、右手の掌を私の額に当てます。『熱とかは無いみたいね… でも凄い汗よ?顔色も少し…。』 私は動揺を悟られまいと大袈裟に手を振り、「トイレで頑張り過ぎたからだろ?本当に大丈夫だよ。」と額に手を当てながら「本当に汗凄いな、顔を洗って来るわ…。」と洗面所に向かいます。私は冷たい水で顔を洗い、頭を冷やしながら、努めて平常心でいなくてはと洗面台の鏡に映る自分に何度も語りかけていました。
リビングに戻ると妻の彩矢もスーツからジーンズに着替えて、この一週間で溜まった家事に取り掛かるところでした。『貴方、私はお掃除と洗濯をしてしまうから自分の部屋でゆっくりしていて…。』彩矢が優しく微笑みながら私を促す。そして、私は言われるままに自分の寝室へ向かいました。
2015/03/14
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