長J『失くしたもの』第1章①
長J『失くしたもの』第1章①
(原題:戦い 投稿者:MM 投稿日:2004/03/27)
私(平井慶介:ひらい・けいすけ:46歳)と妻(平井菜月:ひらい・なつき:43歳)は、結婚19年目を迎えた夫婦です。私は一昨年より地方の支社に単身赴任をしていますが、新幹線を利用すれば2時間程度で帰れるので、月に2度は家へ帰っていました。妻も仕事を持っているのですが、やはり土・日曜休みなので、月に1度は掃除を兼ねて赴任先へ来てくれています。
私には変な妄想癖が有り、会った事も無い菜月の会社の社長や上司、同僚などと彼女が浮気をして、私しか男を知らない妻が乱れる姿を想像しては、1人興奮していた事もありました。しかし、誠実で身持ちの固い妻に限って現実に起こる事は考えられません。また現実に起こってしまっては、興奮するどころか耐えられないと分かっていたので、あくまでも妄想だけのはずでした。しかし、また私の妄想癖が始まり、赴任先の暇な夜を埋めるために、日記の様な形式で小説風に書きながら、妻に対する嫉妬心を楽しんでいたのですが、それは妄想では無くなり、私の戦いが始まります。
2月25日(土)
妻の様子が変なので、今日からパソコンで日記を付ける事にしました。ただ、妻といる土曜、日曜は書けないので後日まとめて書く事にし、これも実際は27日に書いています。今朝、妻の菜月が朝一番の新幹線で来てくれて、掃除や溜まった洗濯物を片付けてくれました。いつもは月初めなので、今月は2回来てくれた事になります。私達は月に一度、妻が赴任先に来てくれた時にセックスをしていました。
夜、妻に迫ると。
『生理が来たから駄目なの。ごめんなさい。』
「今月初めに来た時は、急に頭が痛くなったと言って駄目で、今日は生理で駄目か?どうして生理になるのが分かっていて今日来たの? 今年になってまだ1回もしてないぞ。」
『ごめんなさい。来週は、勤め先の仲間が辞めたので、土曜日に気の合う者だけで送別会をするの。もうそんな歳でもないし我慢出来るでしょ?』
性欲も有りましたが、それよりも妻を抱いていると何とも言えない安心感が有り、この思いは単身赴任をしてから、一層強くなったような気がします。
2月26日(日)
昨夜、文句を言い過ぎたので、妻は怒って早くに帰ってしまいました。少し言い過ぎたかと思いますが、セックスが出来なかったからだけでは無いのです。今年になって、妻が何か変わったような気がしていました。何が違うのかと聞かれても答えられないのですが、長く夫婦をしている私には分かります。
妻の菜月も決してセックスが嫌いでは無く、むしろ好きな方でした。普段の清楚さからは想像が付かないほど激しく、上に跨った時の腰使いは誰が想像出来るでしょう。現に昨年末、子供がいない夜にした時は、菜月が3回目の絶頂を迎えた後に私も放出したのですが、妻はまだ許してくれず咥えてきて、もう一度させられたほどでした。
その菜月が、もう2カ月もセックスが無いのに平気な顔をしている。妻に限って浮気は考えられないと思いながらも、何か嫌な予感がして仕方が有りません。
3月4日(土)
妻の菜月は朝から、昨夜、私が持ち帰った1週間分の洗濯物を洗ってくれています。まだ先週の事を怒っているのか、昨夜帰ってから何となく不機嫌そうだったのですが、昼食を2人で食べている頃から笑顔も見せるようになり、少しほっとしました。妻の事を疑っているのに、知らぬ間に機嫌を取っている自分が情けなかった。
息子は友達と出掛けて、夕方まで帰らないので私は妻をベッドに誘いました。
『こんな昼間から何を考えているの?信じられない。』
あっさりと断られてしまいました。
夕方から妻は先週話していた送別会に出掛けて行き、一人になってしまったので暇を持て余した私は、(浮気をしていると下着が変わると聞いた事が有ったので・・)菜月の下着をチェックしようとタンスを調べます。自分の下着の入っている場所も知らないので、いくつか開けて調べていると、やっと妻の下着が入っている引き出しを見つける事が出来、もしやと思いましたが、普段見慣れた物しか無く安心しました。
まだ本気で疑っていなかった私は、探偵にでもなった気分で他のタンスの引き出しも、隅から隅まで調べる事にして、一番下の引き出しを開けると、昔着ていた衣類や普段あまり着ない物が入っています。一番奥に懐かしいセーターを見つけて出してみると、その下には隠すように綺麗な箱が有り、そこには見た事も無い下着が入っていました。
アダルトショップで売っているような物では無いのですが、ハイレグなど、色も形も普段見た事も無いような派手な物ばかりです。私は妻の菜月が本当に浮気をしているかも知れないと思い、下着の事を問い詰めたくて寝付かれなかったのですが、ベッドで横になり、色々な事を想像している内に眠ってしまいました。 第1章②へ続く
2015/03/30
(原題:戦い 投稿者:MM 投稿日:2004/03/27)
私(平井慶介:ひらい・けいすけ:46歳)と妻(平井菜月:ひらい・なつき:43歳)は、結婚19年目を迎えた夫婦です。私は一昨年より地方の支社に単身赴任をしていますが、新幹線を利用すれば2時間程度で帰れるので、月に2度は家へ帰っていました。妻も仕事を持っているのですが、やはり土・日曜休みなので、月に1度は掃除を兼ねて赴任先へ来てくれています。
私には変な妄想癖が有り、会った事も無い菜月の会社の社長や上司、同僚などと彼女が浮気をして、私しか男を知らない妻が乱れる姿を想像しては、1人興奮していた事もありました。しかし、誠実で身持ちの固い妻に限って現実に起こる事は考えられません。また現実に起こってしまっては、興奮するどころか耐えられないと分かっていたので、あくまでも妄想だけのはずでした。しかし、また私の妄想癖が始まり、赴任先の暇な夜を埋めるために、日記の様な形式で小説風に書きながら、妻に対する嫉妬心を楽しんでいたのですが、それは妄想では無くなり、私の戦いが始まります。
2月25日(土)
妻の様子が変なので、今日からパソコンで日記を付ける事にしました。ただ、妻といる土曜、日曜は書けないので後日まとめて書く事にし、これも実際は27日に書いています。今朝、妻の菜月が朝一番の新幹線で来てくれて、掃除や溜まった洗濯物を片付けてくれました。いつもは月初めなので、今月は2回来てくれた事になります。私達は月に一度、妻が赴任先に来てくれた時にセックスをしていました。
夜、妻に迫ると。
『生理が来たから駄目なの。ごめんなさい。』
「今月初めに来た時は、急に頭が痛くなったと言って駄目で、今日は生理で駄目か?どうして生理になるのが分かっていて今日来たの? 今年になってまだ1回もしてないぞ。」
『ごめんなさい。来週は、勤め先の仲間が辞めたので、土曜日に気の合う者だけで送別会をするの。もうそんな歳でもないし我慢出来るでしょ?』
性欲も有りましたが、それよりも妻を抱いていると何とも言えない安心感が有り、この思いは単身赴任をしてから、一層強くなったような気がします。
2月26日(日)
昨夜、文句を言い過ぎたので、妻は怒って早くに帰ってしまいました。少し言い過ぎたかと思いますが、セックスが出来なかったからだけでは無いのです。今年になって、妻が何か変わったような気がしていました。何が違うのかと聞かれても答えられないのですが、長く夫婦をしている私には分かります。
妻の菜月も決してセックスが嫌いでは無く、むしろ好きな方でした。普段の清楚さからは想像が付かないほど激しく、上に跨った時の腰使いは誰が想像出来るでしょう。現に昨年末、子供がいない夜にした時は、菜月が3回目の絶頂を迎えた後に私も放出したのですが、妻はまだ許してくれず咥えてきて、もう一度させられたほどでした。
その菜月が、もう2カ月もセックスが無いのに平気な顔をしている。妻に限って浮気は考えられないと思いながらも、何か嫌な予感がして仕方が有りません。
3月4日(土)
妻の菜月は朝から、昨夜、私が持ち帰った1週間分の洗濯物を洗ってくれています。まだ先週の事を怒っているのか、昨夜帰ってから何となく不機嫌そうだったのですが、昼食を2人で食べている頃から笑顔も見せるようになり、少しほっとしました。妻の事を疑っているのに、知らぬ間に機嫌を取っている自分が情けなかった。
息子は友達と出掛けて、夕方まで帰らないので私は妻をベッドに誘いました。
『こんな昼間から何を考えているの?信じられない。』
あっさりと断られてしまいました。
夕方から妻は先週話していた送別会に出掛けて行き、一人になってしまったので暇を持て余した私は、(浮気をしていると下着が変わると聞いた事が有ったので・・)菜月の下着をチェックしようとタンスを調べます。自分の下着の入っている場所も知らないので、いくつか開けて調べていると、やっと妻の下着が入っている引き出しを見つける事が出来、もしやと思いましたが、普段見慣れた物しか無く安心しました。
まだ本気で疑っていなかった私は、探偵にでもなった気分で他のタンスの引き出しも、隅から隅まで調べる事にして、一番下の引き出しを開けると、昔着ていた衣類や普段あまり着ない物が入っています。一番奥に懐かしいセーターを見つけて出してみると、その下には隠すように綺麗な箱が有り、そこには見た事も無い下着が入っていました。
アダルトショップで売っているような物では無いのですが、ハイレグなど、色も形も普段見た事も無いような派手な物ばかりです。私は妻の菜月が本当に浮気をしているかも知れないと思い、下着の事を問い詰めたくて寝付かれなかったのですが、ベッドで横になり、色々な事を想像している内に眠ってしまいました。 第1章②へ続く
2015/03/30
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