中I 『許された性癖』 vol.20
中I 『許された性癖』 vol.20
vol.19 2017/12/04
〖寝取られマゾ〗の世界にどっぷり嵌まった時から、いつかは来ると覚悟していた申し出だった。行き着く果ては、第三者の精液によって妻(和田久美:わだ・くみ:36歳)の子宮まで征服され、孕まされることだ。強度の〖寝取られマゾ〗性癖の持ち主なら、一度は夢想してみるシチュエーションだろう。インターネットのサイトでも、妻が他人に妊娠させられ、出産までしたという体験談が散見される。
私(和田隆雄:わだ・たかお:48歳)もその手の話には興奮を禁じ得ない。《もし久美が不倫相手に孕まされたら・・。》と想像しただけで勃起してきた。お腹がせり出してきたりしたら、今以上にオナニーに狂ってしまいそうで、他人の胤による妊娠という、いわば究極の寝取られは、比類なき官能をもたらすことだろう。
が、実際に妊娠プレイに踏み切るとなると、事はそう簡単にはいかない。夫婦だけのことでは済まなくなるし、生まれてくる子供を、親の身勝手な性癖の犠牲に供することは、倫理上も許されない。私自身が全く素性を知らない不倫相手の子供を妻が産むのも、あまりにリスクが高すぎた。かといって、中絶を前提に妊娠させるなど生命に対する冒涜そのもので、余計に気が引ける。第一、そのような形でのプレイは久美が承知すまい。もし妊娠したら絶対に産みたがる筈だ。
どのような形にせよ、妊娠プレイにはとてつもない危険が伴う。禁断の領域に踏み込むか否か、私はその岐路に立ち、激しく煩悶した。何はともあれ、今のところ久美の妊娠は回避されている。しかし、妻は変わらず妊娠願望を抱き続けていた。不倫相手が久美を妊娠させたがっている可能性もある。いつ何どき、妊娠という事実を突き付けられるか分からない。その恐怖(期待?)が新たな官能の扉を開けた。夫婦でのプレイ中、久美は妊娠願望を口にすることで私の興奮を煽るようになっている。
さすがに“他人の胤による妊娠”を性的興奮の材料にすることは、照れや背徳感が付きまとうらしく、冷静な精神状態でパンチラ・プレイを行う時はあまり口にしない。妻が妊娠願望を織り込んでの言葉責めがもっとも激しくなるのは、私の顔に股間を押し付ける一番ハードな形のパンチラ・プレイの際だ。久美も興奮と快感とで理性が飛んでしまっているので、心置きなく秘めた本音を口にできるようである。
『彼の、彼の赤ちゃんが欲しい! 彼のザーメンで妊娠したいの!』
『彼がね、ピストンしながら何度も耳元で囁くの・・久美を孕ませたい・・久美を孕ませたいって!』
『私もね、お願い、孕ませてぇ! って叫んでしまうの・・。』
『彼が逝った瞬間ね、子宮も彼のチンポに吸い付くのよ! 私の子宮も妊娠したがってるの!』
『妊娠したら産んでいいでしょ? あなたも大きくなっていくお腹見ながらオナニーしたいでしょ? ああっ!』
『あなたが嫌がってもダメよ・・そのうち強制的に種付けされちゃうわ! ああん、ああん!』
久美の股間で口を塞がれた私は、一言も答えられない。強烈な圧迫感と淫臭、湿り気の下で呻き、更に刺激を増した言葉責めに意識を撹乱されながら、ただオナニーに狂うだけだ。
これほど刺激的な言葉責めを連発した久美も、顔面騎乗オナニーで逝ったあとは、たちどころに素の状態に戻る。やはり驚くほどの変わり身の早さだ。性的なプレイを離れると、久美は妊娠のことについて何も口にしない。重大なことだから、素の状態できちんと話し合うべきなのだろうが、私も妻も意識的に避けている感じだった。 vol.21に続く
2018/07/19
vol.19 2017/12/04
〖寝取られマゾ〗の世界にどっぷり嵌まった時から、いつかは来ると覚悟していた申し出だった。行き着く果ては、第三者の精液によって妻(和田久美:わだ・くみ:36歳)の子宮まで征服され、孕まされることだ。強度の〖寝取られマゾ〗性癖の持ち主なら、一度は夢想してみるシチュエーションだろう。インターネットのサイトでも、妻が他人に妊娠させられ、出産までしたという体験談が散見される。
私(和田隆雄:わだ・たかお:48歳)もその手の話には興奮を禁じ得ない。《もし久美が不倫相手に孕まされたら・・。》と想像しただけで勃起してきた。お腹がせり出してきたりしたら、今以上にオナニーに狂ってしまいそうで、他人の胤による妊娠という、いわば究極の寝取られは、比類なき官能をもたらすことだろう。
が、実際に妊娠プレイに踏み切るとなると、事はそう簡単にはいかない。夫婦だけのことでは済まなくなるし、生まれてくる子供を、親の身勝手な性癖の犠牲に供することは、倫理上も許されない。私自身が全く素性を知らない不倫相手の子供を妻が産むのも、あまりにリスクが高すぎた。かといって、中絶を前提に妊娠させるなど生命に対する冒涜そのもので、余計に気が引ける。第一、そのような形でのプレイは久美が承知すまい。もし妊娠したら絶対に産みたがる筈だ。
どのような形にせよ、妊娠プレイにはとてつもない危険が伴う。禁断の領域に踏み込むか否か、私はその岐路に立ち、激しく煩悶した。何はともあれ、今のところ久美の妊娠は回避されている。しかし、妻は変わらず妊娠願望を抱き続けていた。不倫相手が久美を妊娠させたがっている可能性もある。いつ何どき、妊娠という事実を突き付けられるか分からない。その恐怖(期待?)が新たな官能の扉を開けた。夫婦でのプレイ中、久美は妊娠願望を口にすることで私の興奮を煽るようになっている。
さすがに“他人の胤による妊娠”を性的興奮の材料にすることは、照れや背徳感が付きまとうらしく、冷静な精神状態でパンチラ・プレイを行う時はあまり口にしない。妻が妊娠願望を織り込んでの言葉責めがもっとも激しくなるのは、私の顔に股間を押し付ける一番ハードな形のパンチラ・プレイの際だ。久美も興奮と快感とで理性が飛んでしまっているので、心置きなく秘めた本音を口にできるようである。
『彼の、彼の赤ちゃんが欲しい! 彼のザーメンで妊娠したいの!』
『彼がね、ピストンしながら何度も耳元で囁くの・・久美を孕ませたい・・久美を孕ませたいって!』
『私もね、お願い、孕ませてぇ! って叫んでしまうの・・。』
『彼が逝った瞬間ね、子宮も彼のチンポに吸い付くのよ! 私の子宮も妊娠したがってるの!』
『妊娠したら産んでいいでしょ? あなたも大きくなっていくお腹見ながらオナニーしたいでしょ? ああっ!』
『あなたが嫌がってもダメよ・・そのうち強制的に種付けされちゃうわ! ああん、ああん!』
久美の股間で口を塞がれた私は、一言も答えられない。強烈な圧迫感と淫臭、湿り気の下で呻き、更に刺激を増した言葉責めに意識を撹乱されながら、ただオナニーに狂うだけだ。
これほど刺激的な言葉責めを連発した久美も、顔面騎乗オナニーで逝ったあとは、たちどころに素の状態に戻る。やはり驚くほどの変わり身の早さだ。性的なプレイを離れると、久美は妊娠のことについて何も口にしない。重大なことだから、素の状態できちんと話し合うべきなのだろうが、私も妻も意識的に避けている感じだった。 vol.21に続く
2018/07/19
- 関連記事
-
- 『許された性癖』 vol.7 (2014/10/30)
- 『許された性癖』 vol.8 (2014/10/30)
- 中I 『許された性癖』 vol.9 (2015/04/14)
- 中I 『許された性癖』 vol.10 (2015/07/23)
- 中I 『許された性癖』 vol.11 (2015/08/08)
- 中I 『許された性癖』 vol.12 (2015/10/25)
- 中I 『許された性癖』 vol.13 (2016/05/04)
- 中I 『許された性癖』 vol.14 (2016/05/11)
- 中I 『許された性癖』 vol.15 (2017/02/11)
- 中I 『許された性癖』 vol.16 (2017/07/06)
- 中I 『許された性癖』 vol.17 (2017/10/01)
- 中I 『許された性癖』 vol.18 (2017/11/11)
- 中I 『許された性癖』 vol.19 (2017/12/04)
- 中I 『許された性癖』 vol.20 (2018/07/19)
- 中I 『許された性癖』 vol.21 完 (2018/11/20)
コメント
コメントの投稿