短Ⅱ12<お願い>第5話
短Ⅱ12<お願い>第5話
〖第4話〗
妻(鶴見愛美:つるみ・めぐみ:33歳)のワンピースのチャックが、社長(江草一秀:かずひで:45歳)によって徐々に下ろされていく。それでも妻は両腕を頭上に高々とあげたままだった。〈心配しなくても大丈夫よ。あのワンピースは、横のチャック外しただけでは脱げないから。さあ、帰りましょ。子供さんも待っているのでしょう。〉ってママが諭す。それで俺(鶴見章吾:つるみ・しょうご:38歳)は「・・・はい。」と元気なく頷くだけしかできなかった。
〈元気だして! 絶対大丈夫だから! あの汐見義一(しおみ・よしかず:38歳)社長だって、まだ脱がしてないのよ。江草(一秀:えぐさ・かずひで:45歳)社長が絶対に先にやるわけないんだから。〉
「え?! 汐見もよく来ているのですか?」
ママは一瞬しまったという表情をする。そして諦めたような顔をした
〈決まっているじゃないの! 誰がこの店のオーナーだと思っているの! 愛美(マナミ:源氏名)ちゃんが働くようになってから、より頻繁に顔を出すようになったわね。汐見社長の学生時代のご友人達も、いらっしゃいますよ。〉
俺は言葉を失う。愛美(めぐみ)は・・・俺の妻は学生時代の仲間達にも・・・あのような醜態を晒していたのか・・・。
家に帰った後も妻の痴態が頭から離れなかった・・・俺(鶴見章吾)は・・・娘の寝顔を見て・・・妻のいない静かな寝室で一人横になると不安が雪崩のように押し寄せてくる。腋を全開にさせた妻とニヤついた男達の顔を追い払おうと必死になって首を振った。《愛美(めぐみ)はきっと大丈夫だ!ママも断言していたじゃないか、[ここはセクキャバみたいな下品な店じゃないから大丈夫よ!]》と・・・。
固く目をつむり、一生懸命寝ようとするが、寝れるものじゃない。少し気を緩めただけでも無防備な腋を舐められて喘ぐ妻(愛美:めぐみ)の姿が鮮烈に蘇ってくる。舐めていたのは江草社長だったはずなのに、いつのまにか、その顔が汐見に代わり、そのうち山内、石川など学生時代の友人達に代わっていく。自分がおかしくなってしまいそうで、どうにもならず、ウイスキーの瓶を掴んで一気に飲み干した。
朝、目が覚めると枕元にある目覚まし時計を見る。ウイスキーのせいだろうか、アラーム設定よりもかなり早く目が覚めていた。良く眠れたものだなと自分でも感心する。ベッドの隣にはいつのまにか妻の愛美がいた。昨夜、男に散々胸を揉まれ、腋の下まで舐めさせていた女がこうも穏やかな寝顔で良いのだろうか?と、一瞬だけ思ったが、全ては《俺のせい、俺のためか》と自嘲する。
妻の愛美(めぐみ:33歳)は掛布団にくるまり、横を向きながら眠っていた。鼻筋がスッと通り、まつ毛が長い、肌は白磁のように滑らかで、とうに30歳を超え、出産までしている女とは思えない程、全身に張りがあった。
俺は妻の掛布団を無理やり剥いで、背中から腰までの柔らかくも、優雅な体の線を眺めな
がら、妻の身体をまさぐる。愛美のふくよかな尻を撫で回し、太ももの間に手を潜り込ませて強引に股間をさすった。『え?あ、あなた、どうしたの?』妻の眠たげな表情を見た瞬間、心が冷えてくるのを感じた。
俺の頭の中で妻はバンザイをしていた。整った顔を恥ずかしげに赤らめて、“どうぞ好きにして下さい”と言わんばかりに両手を上げてワンピースのチャックを下ろされかけていた。突然吐きそうになる。一晩明けたというのに愛美の痴態は、しっかり瞼にこびり付いていた。「い、いや何でもない。起して悪かったな。」やっとの思いで言葉を絞りだして、洗面所に逃げこむ。
次の日、俺(鶴見章吾:38歳)は内定を貰う。1年以上もの間、待ち焦がれた内定だった。年収は以前より増え、しかも、無職の俺を気遣ってなのか、翌日からすぐに働いても良いという。給与は20日支払い、すぐに給与を貰うことができる。配属先は、大企業で営業をしていた知識が欲しいということで経営企画部という社長直轄の部署になる。何から何まで驚くべき好待遇だった。 第6話へ続く
2016/02/16
〖第4話〗
妻(鶴見愛美:つるみ・めぐみ:33歳)のワンピースのチャックが、社長(江草一秀:かずひで:45歳)によって徐々に下ろされていく。それでも妻は両腕を頭上に高々とあげたままだった。〈心配しなくても大丈夫よ。あのワンピースは、横のチャック外しただけでは脱げないから。さあ、帰りましょ。子供さんも待っているのでしょう。〉ってママが諭す。それで俺(鶴見章吾:つるみ・しょうご:38歳)は「・・・はい。」と元気なく頷くだけしかできなかった。
〈元気だして! 絶対大丈夫だから! あの汐見義一(しおみ・よしかず:38歳)社長だって、まだ脱がしてないのよ。江草(一秀:えぐさ・かずひで:45歳)社長が絶対に先にやるわけないんだから。〉
「え?! 汐見もよく来ているのですか?」
ママは一瞬しまったという表情をする。そして諦めたような顔をした
〈決まっているじゃないの! 誰がこの店のオーナーだと思っているの! 愛美(マナミ:源氏名)ちゃんが働くようになってから、より頻繁に顔を出すようになったわね。汐見社長の学生時代のご友人達も、いらっしゃいますよ。〉
俺は言葉を失う。愛美(めぐみ)は・・・俺の妻は学生時代の仲間達にも・・・あのような醜態を晒していたのか・・・。
家に帰った後も妻の痴態が頭から離れなかった・・・俺(鶴見章吾)は・・・娘の寝顔を見て・・・妻のいない静かな寝室で一人横になると不安が雪崩のように押し寄せてくる。腋を全開にさせた妻とニヤついた男達の顔を追い払おうと必死になって首を振った。《愛美(めぐみ)はきっと大丈夫だ!ママも断言していたじゃないか、[ここはセクキャバみたいな下品な店じゃないから大丈夫よ!]》と・・・。
固く目をつむり、一生懸命寝ようとするが、寝れるものじゃない。少し気を緩めただけでも無防備な腋を舐められて喘ぐ妻(愛美:めぐみ)の姿が鮮烈に蘇ってくる。舐めていたのは江草社長だったはずなのに、いつのまにか、その顔が汐見に代わり、そのうち山内、石川など学生時代の友人達に代わっていく。自分がおかしくなってしまいそうで、どうにもならず、ウイスキーの瓶を掴んで一気に飲み干した。
朝、目が覚めると枕元にある目覚まし時計を見る。ウイスキーのせいだろうか、アラーム設定よりもかなり早く目が覚めていた。良く眠れたものだなと自分でも感心する。ベッドの隣にはいつのまにか妻の愛美がいた。昨夜、男に散々胸を揉まれ、腋の下まで舐めさせていた女がこうも穏やかな寝顔で良いのだろうか?と、一瞬だけ思ったが、全ては《俺のせい、俺のためか》と自嘲する。
妻の愛美(めぐみ:33歳)は掛布団にくるまり、横を向きながら眠っていた。鼻筋がスッと通り、まつ毛が長い、肌は白磁のように滑らかで、とうに30歳を超え、出産までしている女とは思えない程、全身に張りがあった。
俺は妻の掛布団を無理やり剥いで、背中から腰までの柔らかくも、優雅な体の線を眺めな
がら、妻の身体をまさぐる。愛美のふくよかな尻を撫で回し、太ももの間に手を潜り込ませて強引に股間をさすった。『え?あ、あなた、どうしたの?』妻の眠たげな表情を見た瞬間、心が冷えてくるのを感じた。
俺の頭の中で妻はバンザイをしていた。整った顔を恥ずかしげに赤らめて、“どうぞ好きにして下さい”と言わんばかりに両手を上げてワンピースのチャックを下ろされかけていた。突然吐きそうになる。一晩明けたというのに愛美の痴態は、しっかり瞼にこびり付いていた。「い、いや何でもない。起して悪かったな。」やっとの思いで言葉を絞りだして、洗面所に逃げこむ。
次の日、俺(鶴見章吾:38歳)は内定を貰う。1年以上もの間、待ち焦がれた内定だった。年収は以前より増え、しかも、無職の俺を気遣ってなのか、翌日からすぐに働いても良いという。給与は20日支払い、すぐに給与を貰うことができる。配属先は、大企業で営業をしていた知識が欲しいということで経営企画部という社長直轄の部署になる。何から何まで驚くべき好待遇だった。 第6話へ続く
2016/02/16
- 関連記事
-
- 短Ⅱ17〖淫乱な妻へ〗第8話(最終話) (2015/12/30)
- 短Ⅱ26〖心の隙〗第6話 (2016/01/05)
- 短Ⅱ26〖心の隙〗第7話 (2016/01/12)
- 短Ⅱ12<お願い>第4話 (2016/01/18)
- 短Ⅱ26〖心の隙〗第8話 (2016/01/21)
- 短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗5話 (2016/02/03)
- 短Ⅱ18【封印】第8回 (2016/02/15)
- 短Ⅱ12<お願い>第5話 (2016/02/16)
- 短Ⅱ29〖妻の様子が?〗第1話 (2016/02/21)
- 短Ⅱ30〖妻と後輩〗1回 (2016/02/22)
- 短Ⅱ18【封印】第9回 (2016/02/25)
- 短Ⅱ18【封印】第10回 (2016/02/29)
- 短Ⅱ10 ⦅年上女房⦆パート9 (2016/03/01)
- 短Ⅱ20〖わたしを抱いて〗6話 (2016/03/03)
- 短Ⅱ26〖心の隙〗第9話 (2016/03/05)
コメント
コメントの投稿