短Ⅱ18【封印】第10回
短Ⅱ18【封印】第10回
返信したメールに、片岡儀一(ぎいち:48歳)さんは更に返信してきます。
≪旦那さんも同席してみてはどうでしょうか?≫
その内容に誘われて、私達夫婦は、片岡さんの部屋へ行きます。部屋に入ると、その立派さに私(朝倉省吾:しょうご:35歳)は驚きました。すこし広めの和室と隣に洋室、奥に行くと、小さめの露天風呂があったのです。
なんでも、妻と会った瞬間に、この部屋を押さえていたということでした。その先見性に驚きつつ、そのキザさ加減が嫌味でないことを感心している自分がいました。私達が中に入ってどこに座ろうかと思案していると、〔何か飲まれますか?〕と片岡さんはお酒を振舞ってきます。
私達は、差し出された琥珀色の液体を受け取り、唇に運びました。それは、今までに飲んだことの無い芳醇な香りを漂わせたウィスキーで、私達はたちどころにムーディーな雰囲気に包まれていきます。
お酒を飲みながら談笑をしてしばらくたった頃、片岡さんが切り出しました。
〔未来さん、せっかくだから、露天風呂をどうですか?景色もいいものですよ。〕
それは、暗に、これから妻との行為が始まることを告げています。私を気にしながら、妻(朝倉未来:みき:30歳)は、片岡さんの指差すほうへ向かい、露天風呂へと身体を清めに行きました。しばらくすると、パシャーンと遠くで水の撥(は)ねる音がします・・・。
その間、片岡さんが、私に話しかけました。
〔実は、朝倉さんに折り入ってお願いがあります。奥さんに中出しさせていただきたいんです。〕
それを聞いて私は言葉を詰まらせます。
「それは・・さすがに・・・。」
〔万が一でも、私の精子はそんなに元気がありませんよ。それに・・。〕
片岡さんは、私に錠剤を見せてきました。
〔モーニングアフターピルです。つまり、緊急避妊ピルと呼ばれているものです。これを終わった後に服用してもらえば大丈夫なんです。〕
どうするべきか・・・私は戸惑いました。
そして・・・私は・・・なんと答えたらいいのか分からず。
「妻に聞いてください。」
それを聞き、片岡さんはゆっくりと腰を上げます。
〔わかりました、では、今から聞いてきますよ。〕
片岡さんはそういうと、露天風呂の方へ行きました。私は、一人、取り残されてしまいます。
しばらく待ちますが・・・片岡さんは戻ってきません。私は、じれったくなって、そっと露天風呂をガラス越しに覗くと・・・。二人は浴槽の中にいました・・・。しかも、妻は、背中を片岡さんの胸にもたれた格好で、後ろから抱きしめられています。妻から片岡さんの行為を聞かされてはいましたが、裸で同じ浴槽の中にいるだけでも、かなりドキドキします。一見は百聞に如かずとはこのことです。どうやってこのような流れになったのか気になりましたが、一度は、身体を交わらせた仲・・・妻のガードを緩めていたとしても不思議ではありません。
『片岡さん、駄目っ・・・。』
妻(朝倉未来:みき:30歳)が小さく呟いて、身体がピクンと跳ねました。水面下で何が行われているのか、ここからはわかりません。性器に指を入れられているのか、太ももでも摩られているのか?・・・片岡(儀一:ぎいち:48歳)さんはそんな妻を悪戯っぽく見つめています。
やがて、片岡さんは妻の首筋にキスをしました。
〔さて、もうそろそろあがりましょう。〕
その言葉を聞いて私は、そそくさと元いた場所へ戻りました。
2016/02/29
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返信したメールに、片岡儀一(ぎいち:48歳)さんは更に返信してきます。
≪旦那さんも同席してみてはどうでしょうか?≫
その内容に誘われて、私達夫婦は、片岡さんの部屋へ行きます。部屋に入ると、その立派さに私(朝倉省吾:しょうご:35歳)は驚きました。すこし広めの和室と隣に洋室、奥に行くと、小さめの露天風呂があったのです。
なんでも、妻と会った瞬間に、この部屋を押さえていたということでした。その先見性に驚きつつ、そのキザさ加減が嫌味でないことを感心している自分がいました。私達が中に入ってどこに座ろうかと思案していると、〔何か飲まれますか?〕と片岡さんはお酒を振舞ってきます。
私達は、差し出された琥珀色の液体を受け取り、唇に運びました。それは、今までに飲んだことの無い芳醇な香りを漂わせたウィスキーで、私達はたちどころにムーディーな雰囲気に包まれていきます。
お酒を飲みながら談笑をしてしばらくたった頃、片岡さんが切り出しました。
〔未来さん、せっかくだから、露天風呂をどうですか?景色もいいものですよ。〕
それは、暗に、これから妻との行為が始まることを告げています。私を気にしながら、妻(朝倉未来:みき:30歳)は、片岡さんの指差すほうへ向かい、露天風呂へと身体を清めに行きました。しばらくすると、パシャーンと遠くで水の撥(は)ねる音がします・・・。
その間、片岡さんが、私に話しかけました。
〔実は、朝倉さんに折り入ってお願いがあります。奥さんに中出しさせていただきたいんです。〕
それを聞いて私は言葉を詰まらせます。
「それは・・さすがに・・・。」
〔万が一でも、私の精子はそんなに元気がありませんよ。それに・・。〕
片岡さんは、私に錠剤を見せてきました。
〔モーニングアフターピルです。つまり、緊急避妊ピルと呼ばれているものです。これを終わった後に服用してもらえば大丈夫なんです。〕
どうするべきか・・・私は戸惑いました。
そして・・・私は・・・なんと答えたらいいのか分からず。
「妻に聞いてください。」
それを聞き、片岡さんはゆっくりと腰を上げます。
〔わかりました、では、今から聞いてきますよ。〕
片岡さんはそういうと、露天風呂の方へ行きました。私は、一人、取り残されてしまいます。
しばらく待ちますが・・・片岡さんは戻ってきません。私は、じれったくなって、そっと露天風呂をガラス越しに覗くと・・・。二人は浴槽の中にいました・・・。しかも、妻は、背中を片岡さんの胸にもたれた格好で、後ろから抱きしめられています。妻から片岡さんの行為を聞かされてはいましたが、裸で同じ浴槽の中にいるだけでも、かなりドキドキします。一見は百聞に如かずとはこのことです。どうやってこのような流れになったのか気になりましたが、一度は、身体を交わらせた仲・・・妻のガードを緩めていたとしても不思議ではありません。
『片岡さん、駄目っ・・・。』
妻(朝倉未来:みき:30歳)が小さく呟いて、身体がピクンと跳ねました。水面下で何が行われているのか、ここからはわかりません。性器に指を入れられているのか、太ももでも摩られているのか?・・・片岡(儀一:ぎいち:48歳)さんはそんな妻を悪戯っぽく見つめています。
やがて、片岡さんは妻の首筋にキスをしました。
〔さて、もうそろそろあがりましょう。〕
その言葉を聞いて私は、そそくさと元いた場所へ戻りました。
2016/02/29
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