壊れかけた二人 第1章①
壊れかけた二人
(「達也と美咲」より改訂)
(「会社の同僚にスワッピングを持ちかけられたんだけど」より改訂)
注意事項 20歳未満の方は内容にアダルトな部分があるのでご遠慮ください。
≪第1章 初夏 ≫
夏果(6月~7月)の無花果(いちじく)の原産地は西アジア、アラビア南部で、原産地に近いメソポタミアでは6千年以上前から栽培されていた。アダムとイブの話の中で出てくる“禁断の果実(不法・不道徳・有害な快楽や耽溺を表す隠喩)”とはいちじくとも言われている。
プロローグ(文章や物語の導入部)
俺は29歳で名前は拓海です。中堅商社の会社員で、身長は178センチ。昔は痩せ型だったけど最近ちょっと腹が出てきたかな。
嫁の名前は詩織。年齢は27歳です。性格ですが気は強いけれど、男を立ててくれる大和撫子タイプ。夫の俺が言うのもなんだけど、かなり自慢の嫁さんです。俺としては、詩織の顔は惚れた弱みかも知れないが美人としか言いようがないのだ。
ただ、親友からは酔った勢いで「詩織はお前が思っているほど美人じゃないぞ」(「ただしボディは合格だけどな」)と言われたことがある。しかし、客観的にみても詩織は中の上だろうと思っている。
詩織の身長は161センチ、胸はEカップ(超柔らかい)で美乳。でも本人はこの巨乳がコンプレックスだったらしい。普段会社ではそれを隠すような服装をしていた。それで、俺も付き合うまで全く気づかなかった。
同じ会社にいた俺と詩織が、付き合い始めたのは詩織が入社して2年目からだった。詩織はいわゆる「ツンデレ(普段はツンと澄ました態度を取るが、ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつく)」タイプの娘(こ)だった。だから可愛い割には彼氏がいなかった。
俺がプロポーズをしたのは彼女の部屋だった。結婚式のTVCMを2人で観ていたら、詩織から「私達もそろそろじゃない?」って尋ねてきたので、俺が思わず「そうだね」って感じで答えてあっさりと決まった。
そして今、結婚をして2年目、もう新婚じゃないし夜のほうは前からマンネリ気味になっていた。セックスが全くなくなったわけではないけれど週に1回あったのが月に2回と半減をしている。
詩織はそれほど性欲があるほうじゃないと思う。だから今の状態に不満を言ったことがない。それに子供を作るのはもう少し後にしようって話し合っている。
ただ、マンネリ解消のためにセックスの工夫もしてみた。ソフトSMみたいなもので目隠しプレーには案外詩織は興奮していた。少しMの傾向があるのかもしれない。SMプレイはその1度きりだったが、興奮をしている嫁(詩織)の姿に俺は思わず勃起した。
そんなときに親友が、〖スワッピング(複数のカップルがお互いのパートナーを取り替え、同室もしくは別室で行う性行為。自分の本来のパートナーが別の異性と性行為を行っているという屈辱感や嫉妬などが相乗効果となり、性行為の興奮度を高める)〗の話を持ち込んできた。
ちなみにそいつが前述した〖それほど美人じゃない。〗発言の親友だ。わが家にも定期的に遊びに来ている。名前は翔太。同期入社で年齢も同じ、俺とすごく仲良かったから結婚前から詩織とも面識がある。今は定期的に我が家にやって来る。詩織とも友達になっている。
翔太は、顔や体格とかは俺とそんなに変わらない。ただし性格が全然違っていて、どちらかというと内向的な俺と違って社交的でいかにも二枚目半の営業マンという感じの男だ。
それで翔太はまだ結婚をしてはいないが、彼女は居る。その彼女とは長く交際をしていた。ある日、飲んでいる時にセックスライフについて話し込んだ。それで翔太が「お互いにマンネリだからどう?」ってスワッピングを俺に持ちかけてきた。
ただし、その提案をしている時は既にぐでんぐでんに酔っていた訳で、酒の勢いから「いいね」「それグッド」って二人で言い合ってかなり盛り上がった。
帰宅したその晩に俺は、酔った勢いのまま詩織に思い切って提案をしてみたら、『馬鹿じゃないの。』と速攻で拒否されてしまった。それでも粘って「ほら俺たち近頃マンネリになってるじゃん」って言ったら詩織にも思い当たる節があるみたいで、ちょっと考え込んでいた。
しかし、結局のところ、このスワッピングの件はお流れとなってしまった。その原因は、翔太の彼女が「断固拒否」を貫き、見事に説得を失敗したからである。
お流れになったことを詩織に告げると、かなりホッとした様子だった。詩織としては、夫の提案した嗜好には戸惑うが、それよりも『妻のわたしに何か不満があるのかしら?』との気持が大きかった。ただ、夫の事を愛しているから、『本当に夫が望むのなら、夫が喜ぶのなら、嫌だけど夫の願望を叶えてもあげたいけど。』という複雑な思いもあり、夫の要求を受け入れるべきか相当に悩んでいたらしい。
俺はその事(スワッピングの提案)がきっかけで“詩織が親友とするセックスが見たい”という妄想を強く抱くようになった。〖妻の白いからだを親友の翔太が貪(むさぼ)る。ピンク色の巨乳、薄い恥毛、濡れた性器、愛し合う二人。〗俺は果てしない淫らな妄想を実現させたくて堪らない思いでいっぱいになっていった。
これを〖寝取らせ願望〗というらしいのはインターネットで知った。妻が他人(親友)と交わるのを見てみたい。他人(親友)のちんこで攻めて喘がせてみたい願望があるとともに、また、俺に見られながら他人(親友)とセックスすることで異常な興奮を妻に味わわせてみたい気持ちもあります。
詩織に惚れたこと(美人としか言いようがない)も一因かも知れない。 〖こんな可愛い嫁をもっと自慢したい。〗 から、〖他の男にも抱かせて詩織の良さを誇りたい。〗と強く思うようになっていった。
その愛する詩織が一時的にも他人(親友)に奪われるという憔悴感(嫉妬)に興奮するのですが、それは詩織に理解してもらえるとは思ってない。しかし、愛情に溢れているからこそ〖寝取らせ願望〗っていう性癖が成立しているのです。
詩織も、拓海が「私(詩織)が他の人とセックスして凄く気持ちよくなるのを見たい。」と告白した時に、そう言えば私が以前先輩にセクハラ(酔った勢いでお尻を触った程度)をされたと話したときも、「実は少し勃ってしまった。」と話していたことを思い出していた。
(「達也と美咲」より改訂)
(「会社の同僚にスワッピングを持ちかけられたんだけど」より改訂)
注意事項 20歳未満の方は内容にアダルトな部分があるのでご遠慮ください。
≪第1章 初夏 ≫
夏果(6月~7月)の無花果(いちじく)の原産地は西アジア、アラビア南部で、原産地に近いメソポタミアでは6千年以上前から栽培されていた。アダムとイブの話の中で出てくる“禁断の果実(不法・不道徳・有害な快楽や耽溺を表す隠喩)”とはいちじくとも言われている。
プロローグ(文章や物語の導入部)
俺は29歳で名前は拓海です。中堅商社の会社員で、身長は178センチ。昔は痩せ型だったけど最近ちょっと腹が出てきたかな。
嫁の名前は詩織。年齢は27歳です。性格ですが気は強いけれど、男を立ててくれる大和撫子タイプ。夫の俺が言うのもなんだけど、かなり自慢の嫁さんです。俺としては、詩織の顔は惚れた弱みかも知れないが美人としか言いようがないのだ。
ただ、親友からは酔った勢いで「詩織はお前が思っているほど美人じゃないぞ」(「ただしボディは合格だけどな」)と言われたことがある。しかし、客観的にみても詩織は中の上だろうと思っている。
詩織の身長は161センチ、胸はEカップ(超柔らかい)で美乳。でも本人はこの巨乳がコンプレックスだったらしい。普段会社ではそれを隠すような服装をしていた。それで、俺も付き合うまで全く気づかなかった。
同じ会社にいた俺と詩織が、付き合い始めたのは詩織が入社して2年目からだった。詩織はいわゆる「ツンデレ(普段はツンと澄ました態度を取るが、ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつく)」タイプの娘(こ)だった。だから可愛い割には彼氏がいなかった。
俺がプロポーズをしたのは彼女の部屋だった。結婚式のTVCMを2人で観ていたら、詩織から「私達もそろそろじゃない?」って尋ねてきたので、俺が思わず「そうだね」って感じで答えてあっさりと決まった。
そして今、結婚をして2年目、もう新婚じゃないし夜のほうは前からマンネリ気味になっていた。セックスが全くなくなったわけではないけれど週に1回あったのが月に2回と半減をしている。
詩織はそれほど性欲があるほうじゃないと思う。だから今の状態に不満を言ったことがない。それに子供を作るのはもう少し後にしようって話し合っている。
ただ、マンネリ解消のためにセックスの工夫もしてみた。ソフトSMみたいなもので目隠しプレーには案外詩織は興奮していた。少しMの傾向があるのかもしれない。SMプレイはその1度きりだったが、興奮をしている嫁(詩織)の姿に俺は思わず勃起した。
そんなときに親友が、〖スワッピング(複数のカップルがお互いのパートナーを取り替え、同室もしくは別室で行う性行為。自分の本来のパートナーが別の異性と性行為を行っているという屈辱感や嫉妬などが相乗効果となり、性行為の興奮度を高める)〗の話を持ち込んできた。
ちなみにそいつが前述した〖それほど美人じゃない。〗発言の親友だ。わが家にも定期的に遊びに来ている。名前は翔太。同期入社で年齢も同じ、俺とすごく仲良かったから結婚前から詩織とも面識がある。今は定期的に我が家にやって来る。詩織とも友達になっている。
翔太は、顔や体格とかは俺とそんなに変わらない。ただし性格が全然違っていて、どちらかというと内向的な俺と違って社交的でいかにも二枚目半の営業マンという感じの男だ。
それで翔太はまだ結婚をしてはいないが、彼女は居る。その彼女とは長く交際をしていた。ある日、飲んでいる時にセックスライフについて話し込んだ。それで翔太が「お互いにマンネリだからどう?」ってスワッピングを俺に持ちかけてきた。
ただし、その提案をしている時は既にぐでんぐでんに酔っていた訳で、酒の勢いから「いいね」「それグッド」って二人で言い合ってかなり盛り上がった。
帰宅したその晩に俺は、酔った勢いのまま詩織に思い切って提案をしてみたら、『馬鹿じゃないの。』と速攻で拒否されてしまった。それでも粘って「ほら俺たち近頃マンネリになってるじゃん」って言ったら詩織にも思い当たる節があるみたいで、ちょっと考え込んでいた。
しかし、結局のところ、このスワッピングの件はお流れとなってしまった。その原因は、翔太の彼女が「断固拒否」を貫き、見事に説得を失敗したからである。
お流れになったことを詩織に告げると、かなりホッとした様子だった。詩織としては、夫の提案した嗜好には戸惑うが、それよりも『妻のわたしに何か不満があるのかしら?』との気持が大きかった。ただ、夫の事を愛しているから、『本当に夫が望むのなら、夫が喜ぶのなら、嫌だけど夫の願望を叶えてもあげたいけど。』という複雑な思いもあり、夫の要求を受け入れるべきか相当に悩んでいたらしい。
俺はその事(スワッピングの提案)がきっかけで“詩織が親友とするセックスが見たい”という妄想を強く抱くようになった。〖妻の白いからだを親友の翔太が貪(むさぼ)る。ピンク色の巨乳、薄い恥毛、濡れた性器、愛し合う二人。〗俺は果てしない淫らな妄想を実現させたくて堪らない思いでいっぱいになっていった。
これを〖寝取らせ願望〗というらしいのはインターネットで知った。妻が他人(親友)と交わるのを見てみたい。他人(親友)のちんこで攻めて喘がせてみたい願望があるとともに、また、俺に見られながら他人(親友)とセックスすることで異常な興奮を妻に味わわせてみたい気持ちもあります。
詩織に惚れたこと(美人としか言いようがない)も一因かも知れない。 〖こんな可愛い嫁をもっと自慢したい。〗 から、〖他の男にも抱かせて詩織の良さを誇りたい。〗と強く思うようになっていった。
その愛する詩織が一時的にも他人(親友)に奪われるという憔悴感(嫉妬)に興奮するのですが、それは詩織に理解してもらえるとは思ってない。しかし、愛情に溢れているからこそ〖寝取らせ願望〗っていう性癖が成立しているのです。
詩織も、拓海が「私(詩織)が他の人とセックスして凄く気持ちよくなるのを見たい。」と告白した時に、そう言えば私が以前先輩にセクハラ(酔った勢いでお尻を触った程度)をされたと話したときも、「実は少し勃ってしまった。」と話していたことを思い出していた。
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