『10年目の愛』 VOL9
名D『10年目の愛』 VOL9
『ああ、ダメ、お願い、ここじゃいや。英樹君2階に行きましょ。お願い、2階で・・・ああ・・。』愛が裸にされるのにそんなに時間がかからなかった。愛は私のほうを向き、股間を片手で隠しもう片方の手で口を押さえていた。今までの2階の部屋や浴室から聞こえてくる喘ぎ声と違いやはり生々しい。徐々に目が慣れてきて、全貌が見えるようになってきた。まぶたを大きく広げてみたいような、それでもそんな勇気はなかった。
愛の背中から英樹君の顔が見えてきた。英樹君は愛の首筋にキスをしながら、だんだん体を持ち上げてきた。そして、英樹君は愛の後ろですでに裸になっていた。
〔愛、どうだ、古沢さんの前で俺に抱かれる気分は・・。〕
英樹君は愛の後ろから囁きながら、愛の股間をまさぐっている。
『ああ、やっぱりいや、お願いこのまま2階へ行きましょ。ここじゃ・・。』
〔何言っているんだ、あれだけ話し合ってこうしようと決めたんじゃないか。愛も賛成したんだろ。〕
『だって、やっぱり怖いわ。いくら主人に刺激だからといっても・・。』
(えっ、刺激って・・、何?この二人何言っているの?愛、何の話なんだ?)
〔もう遅いよ、古沢さんの前でもう僕たち裸なのだから。それにもう何度もセックスしているし。愛も何度も逝ったじゃないか。〕
『でも、ここじゃ、いや。この前も主人の目の前で英樹君のものを咥えているのを見せたときも死ぬほど恥ずかしかったもの。』
(えっ、あれも芝居、でも、でもどうして・・)
〔あの時も古沢さんのためだって愛も賛成したんだから。ただ僕が緊張して愛の口の中に出してしまったけど。さあ、足を開いて。〕
英樹君はそう言って強引に愛の片足を大きく上に上げると、愛の後ろから自分のペニスをあてがい入れ始めたのです。
『ああ、だめ、だめって言っているのに、ああ・・。』
〔何言っているの、こんなに濡れているのに。それにもう遅いよ。〕
『ああ、だめ。そんなの恥ずかしい。お願い2階で・・まだ遅くないから・・。』
愛は指を噛み、声を抑えようと必死になっている。
〔もう遅いよ。だって、古沢さん、さっきから僕たちのこと聞いているんだから。ねえ、古沢さん!〕
『えっ、主人が?ああ、だめ、だめ、お願い英樹君離れて・・。』
愛が大きく暴れ、その動きを英樹君が後ろから裸でがっしり押さえられている。
『ああ、英樹君、お願い離して!ねえ、お願い、英樹君。』
〔いいじゃないか、僕たちは古沢さんが認めた夫婦なんだから。そうでしょ、古沢さん。もう目を大きく開けてもいいですよ。〕
「ごめん、そんな気じゃなかったんだが、目が覚めたら君たちが・・。」
(何で、何で俺は謝っているのだ。俺はただ目を覚ましただけ、英樹君たちが勝手に・・)
〔・・古沢さん、悪いですが枕もとの電気、点けてくれませんか?〕
『いやよ、あなた!点けないで、いや!』
愛がまたもや暴れだした。よほど、私に裸を見られるのがいやなのだ。
〔古沢さん、早く電気を点けてください・・。〕
私は仕方なく、枕もとの電気を点けた。
『いやあ、あなた、どうして・・。』
〔愛、もういいじゃないか。そんなに暴れなくても。古沢さん、どうです、愛の裸は?〕
電気の光に映し出される愛の裸。それは久しぶり、いや、何年ぶりかに見る眩しいものだった。私が事故でこんな体になってしまってもう8年、それ以来かもしれない。そんな愛の裸を英樹君が後ろから手を回し、愛の胸と股間をまさぐり、愛の動きを封じている。
〔愛の裸なんてもう忘れてしまったんじゃないですか?それとも、もう興味がないですか?それとも、愛にもう魅力がないのかな?〕
「いや、そんなことはない。」
〔それじゃ、どうして何年も愛を、奥さんをほったらかすのですか?奥さんはそれが悲しいと言っていましたよ。〕
「だって、もうこの体じゃ、私はどうすることも・・。」
〔何を言っているんですか?その体でも、ちゃんと奥さんを抱けるじゃないですか?抱き締められるじゃないですか?何もセックスだけが夫婦じゃないんですから。奥さんはただ抱き締めてほしかった。あなたの温もりで眠りたかった。セックスなんて二の次でよかったんですよ。そうでしょ、奥さん。〕
『あなた、ごめんなさい。私が・・私がちゃんと話をしないから・・・。』
〔愛さんは古沢さんが結婚10周年にこの話を持ってきたのは、もう私に魅力がないから、もう、どうなってもいいと思い、いやいや承諾したそうです。そんな愛さんの話を聞いて、僕なりにいろいろ作戦を練ってやって来たつもりなんですが、古沢さんの反応がいまひとつだったもので、悪いと思ったんですがこんな過激なものになってしまって・・。〕
『あなた。英樹君は何も悪くないの。悪いのは私、私がみんな悪いの。』
愛は涙を流し、私に謝ってきた。
2014/11/14
『ああ、ダメ、お願い、ここじゃいや。英樹君2階に行きましょ。お願い、2階で・・・ああ・・。』愛が裸にされるのにそんなに時間がかからなかった。愛は私のほうを向き、股間を片手で隠しもう片方の手で口を押さえていた。今までの2階の部屋や浴室から聞こえてくる喘ぎ声と違いやはり生々しい。徐々に目が慣れてきて、全貌が見えるようになってきた。まぶたを大きく広げてみたいような、それでもそんな勇気はなかった。
愛の背中から英樹君の顔が見えてきた。英樹君は愛の首筋にキスをしながら、だんだん体を持ち上げてきた。そして、英樹君は愛の後ろですでに裸になっていた。
〔愛、どうだ、古沢さんの前で俺に抱かれる気分は・・。〕
英樹君は愛の後ろから囁きながら、愛の股間をまさぐっている。
『ああ、やっぱりいや、お願いこのまま2階へ行きましょ。ここじゃ・・。』
〔何言っているんだ、あれだけ話し合ってこうしようと決めたんじゃないか。愛も賛成したんだろ。〕
『だって、やっぱり怖いわ。いくら主人に刺激だからといっても・・。』
(えっ、刺激って・・、何?この二人何言っているの?愛、何の話なんだ?)
〔もう遅いよ、古沢さんの前でもう僕たち裸なのだから。それにもう何度もセックスしているし。愛も何度も逝ったじゃないか。〕
『でも、ここじゃ、いや。この前も主人の目の前で英樹君のものを咥えているのを見せたときも死ぬほど恥ずかしかったもの。』
(えっ、あれも芝居、でも、でもどうして・・)
〔あの時も古沢さんのためだって愛も賛成したんだから。ただ僕が緊張して愛の口の中に出してしまったけど。さあ、足を開いて。〕
英樹君はそう言って強引に愛の片足を大きく上に上げると、愛の後ろから自分のペニスをあてがい入れ始めたのです。
『ああ、だめ、だめって言っているのに、ああ・・。』
〔何言っているの、こんなに濡れているのに。それにもう遅いよ。〕
『ああ、だめ。そんなの恥ずかしい。お願い2階で・・まだ遅くないから・・。』
愛は指を噛み、声を抑えようと必死になっている。
〔もう遅いよ。だって、古沢さん、さっきから僕たちのこと聞いているんだから。ねえ、古沢さん!〕
『えっ、主人が?ああ、だめ、だめ、お願い英樹君離れて・・。』
愛が大きく暴れ、その動きを英樹君が後ろから裸でがっしり押さえられている。
『ああ、英樹君、お願い離して!ねえ、お願い、英樹君。』
〔いいじゃないか、僕たちは古沢さんが認めた夫婦なんだから。そうでしょ、古沢さん。もう目を大きく開けてもいいですよ。〕
「ごめん、そんな気じゃなかったんだが、目が覚めたら君たちが・・。」
(何で、何で俺は謝っているのだ。俺はただ目を覚ましただけ、英樹君たちが勝手に・・)
〔・・古沢さん、悪いですが枕もとの電気、点けてくれませんか?〕
『いやよ、あなた!点けないで、いや!』
愛がまたもや暴れだした。よほど、私に裸を見られるのがいやなのだ。
〔古沢さん、早く電気を点けてください・・。〕
私は仕方なく、枕もとの電気を点けた。
『いやあ、あなた、どうして・・。』
〔愛、もういいじゃないか。そんなに暴れなくても。古沢さん、どうです、愛の裸は?〕
電気の光に映し出される愛の裸。それは久しぶり、いや、何年ぶりかに見る眩しいものだった。私が事故でこんな体になってしまってもう8年、それ以来かもしれない。そんな愛の裸を英樹君が後ろから手を回し、愛の胸と股間をまさぐり、愛の動きを封じている。
〔愛の裸なんてもう忘れてしまったんじゃないですか?それとも、もう興味がないですか?それとも、愛にもう魅力がないのかな?〕
「いや、そんなことはない。」
〔それじゃ、どうして何年も愛を、奥さんをほったらかすのですか?奥さんはそれが悲しいと言っていましたよ。〕
「だって、もうこの体じゃ、私はどうすることも・・。」
〔何を言っているんですか?その体でも、ちゃんと奥さんを抱けるじゃないですか?抱き締められるじゃないですか?何もセックスだけが夫婦じゃないんですから。奥さんはただ抱き締めてほしかった。あなたの温もりで眠りたかった。セックスなんて二の次でよかったんですよ。そうでしょ、奥さん。〕
『あなた、ごめんなさい。私が・・私がちゃんと話をしないから・・・。』
〔愛さんは古沢さんが結婚10周年にこの話を持ってきたのは、もう私に魅力がないから、もう、どうなってもいいと思い、いやいや承諾したそうです。そんな愛さんの話を聞いて、僕なりにいろいろ作戦を練ってやって来たつもりなんですが、古沢さんの反応がいまひとつだったもので、悪いと思ったんですがこんな過激なものになってしまって・・。〕
『あなた。英樹君は何も悪くないの。悪いのは私、私がみんな悪いの。』
愛は涙を流し、私に謝ってきた。
2014/11/14
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