『10年目の愛』 VOL10
名D『10年目の愛』 VOL10
「いいや、悪いのはみんな私なんだ。私に勇気がないばかりに、愛に悲しい思いをさせて・・。」
〔古沢さん。ひとつだけ教えてください。こんなこと聞くのも悪いのですが、古沢さんのその・・。〕
英樹君は言いにくそうに訊ねていたが、私にはわかっていた。
「ここかね?」私はそういって自分の股間を指さした。「病院にリハビリに行くたびに訊いているんだが、先生はもう回復の見込みはないと・・というんだ。」
〔そうですか。言いにくいことを他人の私に・・。申し訳ありませんでした。〕
『ごめんなさい。あなたがこんな悲しい思いをしているのに、私ったら・・。』
「もういいよ、私こそすまない。愛、こっちへ来てくれないか。」
『ああ、あなた・・。』
妻の愛は英樹君から逃げるように私の布団に入ってきました。久しぶりの愛のぬくもり、もう忘れていた愛の肌のぬくもりでした。
〔愛さん、よかったですね。〕
『英樹君、ありがとう。』
愛は私と抱き合いながら、顔だけを英樹君に向け、そう言っていました。
英樹君の顔は晴れ晴れとした中にも少し悲しさが残っています。
「英樹君、よかったら日にちがある間、愛を抱いてくれないか。最初の約束通りに。愛、いいだろ。私は英樹君でよかったと思っているんだ。これが英樹君以外の男性だったら、もう愛を抱かせることはないと思う。愛が満足してくれるかわからないけれど、私はこの先、一生愛を抱くつもりだ。だから、愛・・。」私は正直に告白をする。
『わかりました。あなたがそう言うのなら。』
〔いいんですか。こんな僕が古沢さんの奥さんを抱いて・・。〕
「私のほうこそお願いするよ。」
〔分かりました。愛が好きだよ。〕
英樹君はそう言うと、愛を後ろから抱き締めた。それが私と愛と英樹君の3Pの始まりだった。
2014/11/16
「いいや、悪いのはみんな私なんだ。私に勇気がないばかりに、愛に悲しい思いをさせて・・。」
〔古沢さん。ひとつだけ教えてください。こんなこと聞くのも悪いのですが、古沢さんのその・・。〕
英樹君は言いにくそうに訊ねていたが、私にはわかっていた。
「ここかね?」私はそういって自分の股間を指さした。「病院にリハビリに行くたびに訊いているんだが、先生はもう回復の見込みはないと・・というんだ。」
〔そうですか。言いにくいことを他人の私に・・。申し訳ありませんでした。〕
『ごめんなさい。あなたがこんな悲しい思いをしているのに、私ったら・・。』
「もういいよ、私こそすまない。愛、こっちへ来てくれないか。」
『ああ、あなた・・。』
妻の愛は英樹君から逃げるように私の布団に入ってきました。久しぶりの愛のぬくもり、もう忘れていた愛の肌のぬくもりでした。
〔愛さん、よかったですね。〕
『英樹君、ありがとう。』
愛は私と抱き合いながら、顔だけを英樹君に向け、そう言っていました。
英樹君の顔は晴れ晴れとした中にも少し悲しさが残っています。
「英樹君、よかったら日にちがある間、愛を抱いてくれないか。最初の約束通りに。愛、いいだろ。私は英樹君でよかったと思っているんだ。これが英樹君以外の男性だったら、もう愛を抱かせることはないと思う。愛が満足してくれるかわからないけれど、私はこの先、一生愛を抱くつもりだ。だから、愛・・。」私は正直に告白をする。
『わかりました。あなたがそう言うのなら。』
〔いいんですか。こんな僕が古沢さんの奥さんを抱いて・・。〕
「私のほうこそお願いするよ。」
〔分かりました。愛が好きだよ。〕
英樹君はそう言うと、愛を後ろから抱き締めた。それが私と愛と英樹君の3Pの始まりだった。
2014/11/16
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