『妻の3年』 vol.32〔恐れ②〕
中D『妻の3年』 vol.32〔恐れ②〕
広い廊下を歩いていくと、時代劇に出てくる蔵のような白い壁と重そうな扉が見えてきました。伊藤さんが扉の脇の暗証番号をプッシュすると静かにその扉が、壁に吸い込まれるように開きます。中は、薄暗く妖しい雰囲気の部屋でした。微(かす)かに、声が聞こえます。伊藤さんは、3畳位の小部屋にわたしの手を引いて入りました。壁に小窓のようなものがあり、言われるままにそこから覗くと、しばらくの間、息をすることも、眼を閉じることも口を閉じることも忘れていました。
そこには7、8人の男女が絡み合っていたのです。こんな形で、セックスしているところを見たことは、もちろんありませんでした。〔よーく、見て御覧。雅子も居るから。〕呼びかけられ背後に伊藤さんが居たことさえ気がつきませんでした。伊藤さんは後ろから優しく抱きしめてきます。
〔ほら、あそこに居るのが雅子だよ。雅子の後ろから挿れているのが、さっきの藤本さんだよ。〕耳元で囁く伊藤さんの声は、悪魔の囁きのようでした。伊藤さんの手が洋服の上から乳房を掴みます。その時は、わたしは“早くセックスをして、早く帰してほしい”と思いました。
わたしの体は硬直しています。背中のファスナーが下ろされ、背中から開放感が、熱い体を癒すように拡がりました。足元にワンピースが纏(まと)わり、次いでブラジャーが外され締め付けていた胸元が自由になり、乳房が弾みました。最後の小さな布も簡単に脱がされ、伊藤さんの指がお尻の割れ目を辿(たど)り、前の蜜の湧き出す花びらを弄(いじ)ってきます。
“このまま、ここで伊藤さんに挿れてほしい! そして、早くパパのところへ帰りたい”と願いました。でも、その願いは聞いてもらえませんでした。伊藤さんは、全裸のわたしを抱えると先ほど覗いた部屋の中に入っていったのです。
恐さを感じましたが、伊藤さんに抱かれていることでどうにか落ち着いていました。伊藤さんはコンドームを着けると、わたしをうつ伏せにして、後ろから激しく突いてきました。シーツに顔を埋めて声を殺しました。周りの人に、わたしの声が聞こえると、恐ろしいことが起きるような気がしたのです。
懸命に喘ぐ声を抑えていたのですが、だんだんと思考能力が薄れていきました。伊藤さんがわたしの中でフィニッシュしたのははっきり覚えています。その後、伊藤さんは、わたしを仰向けにすると、大きく脚をひろげさせたのです。今、伊藤さんのシンボルがフィニッシュしたばかりの濡れた花びらが、他の人のほうに向いて、大きく脚をひらいているのです。そこが燃えるように熱くなるのを感じました。恥ずかしいという意識はあったのですが、体はその意思に反するように、淫乱な血が熱く燃えるのです。伊藤さんの膝の上に頭を乗せ、伊藤さんの手がわたしの膝を抱えて、大きく脚をひろげているのです。
藤本さんがこちらに来ます。でも、わたしの脚は閉じることはなく、あそこからは蜜を溢れさせています。真っ黒い巨大なものが、わたしの中に這入ってきました。体を頭の先まで貫かれたような衝撃が走りました。仰け反る体を伊藤さんが支えて、乳房を激しく揉みながら唇を重ねてきました。呻きのような声を伊藤さんが吸い取ってくれています。それから先の記憶は、朦朧としています。
たくさんの手が、わたしの体を這い回り、次々と知らない男たちに弄(もてあそ)ばれながら、体を開き、何度も貫かれる悦びに悶え、喘ぎながら蕩けていったのです。気がついたときは、雅子さんが傍にいたのです。男たちに貫かれた、あそこは痺れたような疼きがまざまざと残っていました。
2014/11/29
広い廊下を歩いていくと、時代劇に出てくる蔵のような白い壁と重そうな扉が見えてきました。伊藤さんが扉の脇の暗証番号をプッシュすると静かにその扉が、壁に吸い込まれるように開きます。中は、薄暗く妖しい雰囲気の部屋でした。微(かす)かに、声が聞こえます。伊藤さんは、3畳位の小部屋にわたしの手を引いて入りました。壁に小窓のようなものがあり、言われるままにそこから覗くと、しばらくの間、息をすることも、眼を閉じることも口を閉じることも忘れていました。
そこには7、8人の男女が絡み合っていたのです。こんな形で、セックスしているところを見たことは、もちろんありませんでした。〔よーく、見て御覧。雅子も居るから。〕呼びかけられ背後に伊藤さんが居たことさえ気がつきませんでした。伊藤さんは後ろから優しく抱きしめてきます。
〔ほら、あそこに居るのが雅子だよ。雅子の後ろから挿れているのが、さっきの藤本さんだよ。〕耳元で囁く伊藤さんの声は、悪魔の囁きのようでした。伊藤さんの手が洋服の上から乳房を掴みます。その時は、わたしは“早くセックスをして、早く帰してほしい”と思いました。
わたしの体は硬直しています。背中のファスナーが下ろされ、背中から開放感が、熱い体を癒すように拡がりました。足元にワンピースが纏(まと)わり、次いでブラジャーが外され締め付けていた胸元が自由になり、乳房が弾みました。最後の小さな布も簡単に脱がされ、伊藤さんの指がお尻の割れ目を辿(たど)り、前の蜜の湧き出す花びらを弄(いじ)ってきます。
“このまま、ここで伊藤さんに挿れてほしい! そして、早くパパのところへ帰りたい”と願いました。でも、その願いは聞いてもらえませんでした。伊藤さんは、全裸のわたしを抱えると先ほど覗いた部屋の中に入っていったのです。
恐さを感じましたが、伊藤さんに抱かれていることでどうにか落ち着いていました。伊藤さんはコンドームを着けると、わたしをうつ伏せにして、後ろから激しく突いてきました。シーツに顔を埋めて声を殺しました。周りの人に、わたしの声が聞こえると、恐ろしいことが起きるような気がしたのです。
懸命に喘ぐ声を抑えていたのですが、だんだんと思考能力が薄れていきました。伊藤さんがわたしの中でフィニッシュしたのははっきり覚えています。その後、伊藤さんは、わたしを仰向けにすると、大きく脚をひろげさせたのです。今、伊藤さんのシンボルがフィニッシュしたばかりの濡れた花びらが、他の人のほうに向いて、大きく脚をひらいているのです。そこが燃えるように熱くなるのを感じました。恥ずかしいという意識はあったのですが、体はその意思に反するように、淫乱な血が熱く燃えるのです。伊藤さんの膝の上に頭を乗せ、伊藤さんの手がわたしの膝を抱えて、大きく脚をひろげているのです。
藤本さんがこちらに来ます。でも、わたしの脚は閉じることはなく、あそこからは蜜を溢れさせています。真っ黒い巨大なものが、わたしの中に這入ってきました。体を頭の先まで貫かれたような衝撃が走りました。仰け反る体を伊藤さんが支えて、乳房を激しく揉みながら唇を重ねてきました。呻きのような声を伊藤さんが吸い取ってくれています。それから先の記憶は、朦朧としています。
たくさんの手が、わたしの体を這い回り、次々と知らない男たちに弄(もてあそ)ばれながら、体を開き、何度も貫かれる悦びに悶え、喘ぎながら蕩けていったのです。気がついたときは、雅子さんが傍にいたのです。男たちに貫かれた、あそこは痺れたような疼きがまざまざと残っていました。
2014/11/29
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